200万年後　～軽トラで未来にやってきた勇者たち～　第一部が完結しました。
読んでいただきありがとうございます。
感謝です。
半田たち6人は、どこに来たのかさえわからない状況から、何とか西ユーラシアの大西洋を望む場所まで進出できました。
第二部は、大西洋東岸到達以後の物語になります。
主役は、16歳になった舞浜千早（＝ちーちゃん、当人は半田千早と名乗ります）です。
北大西洋には北極から延びる巨大な氷塊、南大西洋は南アメリカと南極が氷床で陸続きという状況です。
喜望峰沖には、巨大な氷山が多数浮いている……。
南北アメリカは、パナマ海峡で分離していますが、この地はセロという直立二足歩行が支配していて、ヒトは立ち入ることができません。
舞浜千早たちは世界を知るために、そしてドラキュロの脅威から逃れるため、ヒトが恒久的に生存していける場所を求めて探索を始めます。
ちょうど、15世紀から始まる大航海時代のような世界観です。
しかし、北アメリカ南部に生息するセロもまた、大航海時代を迎えていました。
文明を持ち生態的地位が重複する、異種の霊長類がガウゼの法則の渦に飲み込まれていきます。

舞浜千早には密かな思いがあります。
「日本はどうなったの？」「この世界の日本はどんなところなの？」

6歳で日本を去ったちーちゃんは、再び日本を見ることができるのでしょうか？