⭐︎ プラチナ嬢のナイショのお話 ⭐︎ Part3-1
「みなさまごきげんよう。
プラチナ・フォン・ブレイズバーグ
でございます」
「やっほー!
ロロさまこと、ローゼ・ローザでーす。
こう見えて三児の母で、
侯爵夫人やってまーす!」
***
「あらロロさま、
今回はどうされたのですか?」
「どうもこうもないわよー。
あなたがPart 1で「荒技ヒャッハー」
とか言い出すから、
私の華麗な初登場、知らない読者さん
いるかもしれないじゃない?
だから慌てて、出てきた次第よ」
「そうですか?
どうせ回数回ってませんし
心配しなくても
全然大丈夫だと思いますわよ?」
「あなた……セレスとは違った意味で
怖い子ね」
「まあいいわ。とりあえず
自己紹介をさせてもらっていいかしら?」
「ロロさまは、
お父さまと従姉弟(いとこ)なのですよね」
「ええそうよ。
子供の頃は姉弟のように育ったの。
昔は可愛い子だったのに……
あんなにやさぐれちゃってまあ」
「今回、『サロンの女王』ロロさまの手を
お借りしてとても素敵にドレスアップ
していただきました。
それなのにわたくしったら——。
暴れて台無しにしてしまい
本当に申し訳なく思っております……」
「あらあらそんなに自分を責めてはダメよ。
可愛い顔が台無しじゃない」
「ところで、サロンの女王ってなんですか?
響きはとってもゴージャスですよね」
「あらそれ聞きちゃう感じ?
サロンを牛耳ってるカリスマ、
ってところかしら?
私の着ているドレスや持ち物が
社交界で流行ったりするのよ」
「なるほど。
今で言うところの『インフルエンサー』
みたいな感じなんですね」
「いきなり現代用語ぶっ込んできたわね……。
まあいいわ。大体そんな感じだから」
「現代用語と言えば、
一言で書けばすむお話なのに
世界観の関係上、表現できないものが
多くてとても困る、と仰っていましたわ」
「へぇ、例えば?」
『推しは糧キュン死尊死
尊過ぎてしんどいもう無理』(早口)
「あ——それね。
ヘリオドールの台詞とか苦労してたわね。
推しを推す時って
思わず無意識で出ちゃうものね」
続く →