木森木林（きもりきりん）

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産婦人科専門医、生殖医療専門医、母体保護医です。
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人工子宮 第4章 第4話を書き終えて

卵子を凍結保存していても、融解したときに卵子の状態が良い割合（生存率)とは限りません。当院でも卵子当院保存を行っていますが、ほとんど融解使用された方がおられませんので明確な数字は言えませんが、当院の最近の受精卵（胚盤胞)凍結の融解時の生存率は100%近くになっています。

凍結した卵子を融解して体外受精に用いる際には、卵子細胞質ない精子を注入する顕微授精が必要になります。

顕微授精したと言っても、必ず受精するとは言えませんし、受精したからといって胚盤胞に発育するとは言えませんし、胚盤胞を移植したからといって妊娠するとは言えません。

一般的に言えば、採卵時の女性年齢が若い方の方が成績が良好と言えます。融解使用時の年齢は、あまり体外受精成績には影響ないのですが、妊娠合併症や分娩合併症の頻度を高めていくことから、制限されています。
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登録日 2019.05.04 15:00

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