お気に入りやしおり登録、大変ありがとうございます。しおりが増えるとドキドキしたり、最新話まで見ていただけていると嬉しくなってます！

「兎を見て冬吾を放つ」現在3話「ラズミーヒンの回想」連載中ですが、今のところ朝昼晩3回更新でやっておりますが、今日はちょっと最後まで辛い感じかなあ…。明日には3話が終わります。
なかなか過去編ってシーンじゃなくて説明がまさってしまい、読んでいてつまらないものになってしまっているのではと思うのですが、力不足ですみません。
この才木の過去編がこのシリーズとしては一番最初に決まった根幹部分でして、外すわけにもいきませんでした。今後も冬吾との関係に影響を与える大きなファクターになっていきます。
このあと、SSクイズ桜という作品を読んで作者を当てるTwitterおよびFujossyさんを利用した企画の景品で書いた「人に知られぬ冬吾の葉桜の季節」という番外編が入ったあと、4話(才木視点)、貸切温泉SS(このシリーズ最後まで※なシーンないと思ってたらなんだかそうなってしまった回)、冬吾視点5話、才木視点最終話で、ふたりが付き合い出して本編は完結します。
ざっくりテーマとしては、1話出会い、2話冬吾の恋愛、3〜4話才木の愛、5話贖罪、最終話赦し、となっています。

才木の飼っていたネコの名前は、上記のSSクイズ桜という企画で、ニコさんへの景品でニコになりました。
三条が言っていた悪霊ニコライはドストエフスキーの小説「悪霊」のキャラクターですが、実はそのオマージュと思われる笠井潔さんという方のフランスを舞台にしたミステリー(創元推理文庫「バイバイ、エンジェル」他)で、探偵矢吹駆のライバルが「悪霊ニコライ」といって、才木は笠井潔さんから取っているのではないかなと思います。ミステリー好きなので。
ちなみに私はこのシリーズが好きで高校時代に全然理解しないままドストエフスキーの「悪霊」を読みました…。
だいたいなにかをもじったりしたときは本文中に説明を入れることにしてますが、笠井潔さんは現代作家さんなのではっきり書くのは遠慮しました。ドストエフスキーならいいと思うんですけど。
考えてみると才木はちょっと、矢吹駆にも似ている気がしないでもないですね。