夢=無王吽

夢=無王吽

『むもん』と読みます。

『ヒーローズ・トーナメント』最新話公開

『ヒーローズ・トーナメント』の、第六十五話を、
無事に公開できました!!

ぼくはたまに、
バンドの相棒と連絡をとっているのですが、

その時だけ、ラインを使います。

ラインなんて、使ったこともなかったですし、
必要もないと思っていたので、
なんか、変な気分になります。
(変な意味で、変なのでは、ありません。んん?)

これが、まあ、なんと言いますか、
我ながら、調子がいいときは、
めちゃ面白いんですよ。

これ〝ラインコント〟って、
成立するんじゃないの?
と思うほどの、アドリブコント感で、
あとで読み返して、笑っています。

中学生みたいな会話です。

まぁ実際、その相棒とは、
中学時代からの腐れ縁なのですが。

生まれて初めて、
誰かと曲を作ったのが、
その相棒とでした。

ぼくが、ボーカルパートを、
適当な小節分、作っていき、
彼が、打ち込みとギターで、トラックを制作し、
ぶっつけで合わせたら、
ピタリとはまりまして。

これをいつかやろうと、
二人で話したのを覚えています。

ちょうど、この世にミクスチャーの萌芽が、
現れはじめた時期でした。

アンスラックスとパブリックエネミーが、
コラボをした、あの時代です。

なんの手本もない時代に、
ラッパーを目指したぼくと、
ギターとサンプラーで、曲を作りはじめた相棒。

スラッシュメタルとヒップホップを、
合体させようぜ、と、
意気込んでいました。

でもそれは、
簡単なことでは、ありませんでした。

なかなか、うまくはまる曲が、
できませんでした。

その後、互いに別のバンドやら、なんやら、
色々と経験を積み、修行期間を経て、
十年後に、ようやく、
二人でユニットを始めたのです。

そこから二人で、十年ほどライブ活動をして、
活動休止しました。
インディーズのバンド活動は、
その八割が、飲み会やライブのはしごです。
金や時間が、飛ぶように失われていきました。

ぼくらは、ライブハウスが、
個々のバンドに営業を丸投げする、
現在の日本のシステムに疑問を感じ、
活動休止を決めました。

メジャーを目指し、
その手の活動をするバンドとは違い、
完全なアングラが活動方針でしたので、
次々と入れ替わる客層に辟易し、
十年が限界でした。

活動休止中、ぼくが病で声が出なくなり、
現在に至るという感じです。


つづく。
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登録日 2019.06.12 21:52

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