夢=無王吽

夢=無王吽

『むもん』と読みます。

なろう系?

に関する記事が、毎日、毎日、
ぼくのスマホに届きます。

いわく、
どの作品も似たようなタイトルで、
似たような設定、
似たような表現方法だから、
テンプレじゃないか。と。
〝テンプレ〟って、
何のことだか、よくわかりませんので、
ちょっと調べてみますね。

ほうほう、

元々は『雛型』や『鋳型』の意味で、
この場合の意味は、
どれも似たようなものだと、
揶揄するための言葉なのですね。

ふむ。

なんか、
どっちも、かわいそうですね。

〝テンプレ〟なものしか選べない、
読者の方々も、

それを書かないとダメだと、
がんばっている、
表現者側の方々も。


日本には、
〝エージェント〟という制度がないので、
昔から、あらゆるアートや、
エンターテイメントの世界には、
この手のジレンマが存在していました。

最大公約数を狙うのがプロ意識であり、
だからこそ、
なんかつまらないと、言われてしまう。

音楽業界なんて、
その最たるものだったのですが、
最近は、けっこうバラエティーに富んでますよね。

ネット社会の恩恵なのでしょうか。

ぼくの先輩世代のバンドマンなんて、
ダイレクトメールの郵送か、
直電で集客してましたからね。

信じられます?

何百人も、
電話で誘うんですよ!?

『ライブ来ませんか?』って。

もう訪問販売か、振り込め詐欺に近いですよね。

中には、顔も思い出せない客も、
いたことでしょう。

でも、
その相手と、電話で会話して、
ライブに来てもらうわけです。

考えただけで、怖くないですか?

でも最近は、ネットで配信できてしまう。

そのぶん、
埋もれやすくもなっているみたいですが。

ぼくのスマホに届く記事の、
コメント欄での討論みたいのでも、
言われていました。

埋もれないためには、
同じにするしかないんだ、と。

うーむ。
そうなのかな?


アングラって、
そのためにあるんじゃないの?

ぼくはインディーズ歴が長かったので、
いろんなバンドや、表現者を観てきました。

目立つために、平気で全裸になるやつ。

会場を、ローションでヌメヌメにしちゃうやつ。

三十分の持ち時間、トークで通すやつ。

プロよりも、凄いやつ。

テンプレだと嘆いている方が、
喜べるものを書けるよう、努力します。

ぼくはここで、ずっと、

お待ちしています。
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登録日 2019.06.21 01:18

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