夢=無王吽

夢=無王吽

『むもん』と読みます。

『神銃の騎士団』第三十八話公開!!

いやー、思ったより時間かかってしまった。

途中、バンドの相棒からラインが入りまして。

今日、ライブをやるとのこと。

昔よくやっていた、
四ッ谷のライブハウスでやるらしく、
その報告がてら、連絡をくれたようでした。

ぼくは御守りとして、
壇蜜さんのヌード画像をネットで探して、
送ってあげました。

昔、戦場にいく男が、
恋人の陰毛を御守りに持っていったという話を聞いたことがあるので、
そのかわりとして、
壇蜜菩薩の美しい姿を渡しておきました。

彼は、
ぼくと一緒にやっていた時は緊張などしなかったのに、今日はなぜか緊張すると言っていました。

壇蜜さんの御利益で、なんとかなると信じます。

たぶん、もうトリのバンドまで終わり、
打ち上げに入っているころかな?

9時くらいから10時くらいまで、
バンドの精算の時間があるので、
お客さんは待たされるんですよね。

さすがにもう、
この時間なら終わっているとは思いますが。

ライブが無事に終わり、
好評を得ていることを祈ります。

ところで、ぼくは今日も、
安いスーパーまでおつかいに行ってきたのですが、
その帰り道に奇妙なことがありまして。

車も通れない、私道を通っていた時のことでした。

そこは道幅1、5メートルくらい、
長さも2メートルくらいで、
歩行者がすれ違うのにも少し避けあわないといけないくらいの細道です。

まず、細道に入る直前に女性とすれ違い、その女性が振り返りました。

女性の後方に、背の高い男性がいます。

男性はなぜか、道の出口で立ち止まっています。

ぼくはすれ違うために、
パンパンにふくれた重たいお買い物袋を、
身体の前に持ち上げました。

横にぶら下げて歩くと、
男性に当たるかもしれないからです。

すると、ぼくが細道を出る間際に、
細道の出口の角から、
小さな女の子が飛び出してきました。

お買い物袋がちょうど当たる位置に、
女の子の顔があります。

ぼくは右手で袋をもっていたので、
左手で袋の側面をぐいと押して持ち上げ、
女の子の顔の動線から外しました。

同時に地面を爪先で蹴り、
前進の勢いを急停止させます。

女の子と男性の隙間を、
半身になってすり抜けるぼく。

状況を分析します。

すれ違ったのは、母親、父親、娘か?

なぜ父親は、娘の危険な飛び出しを誘導した?


つづく。
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登録日 2019.10.20 22:56

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