娘とはぶつかりませんでしたが、
完全にぼくが道から出るタイミングで、
ぼくの正面に突っ込むように角を曲がってきたので、
お買い物袋を動かした風が、
娘の前髪を揺らしていました。

父親が道を塞がなければ、
ぼくは娘の正面にいくルートは進みませんでした。

角ギリギリは、視界が悪いですからね。

なるべく角から離れて曲がったはずです。

なぜ父親は、
細道の出口の、角と反対側を塞いで立っていたのか？

なぜ娘が、
ぼくと正面衝突するタイミングで角から飛び出すのを、黙って見ていたのか？

考えられる可能性は、二つしかありません。

娘をまったく気にかけない、
半ネグレクトの両親だった。

または、当たり屋。


こわ。


あ、もうひとつ。

娘の面倒をみるほどに、
知能の働かない人だったという可能性もありますが、
もし、知能に障害を抱えた父親だったとしたら、
母親がかわりに娘をみると思うんですよね。

どうかんがえても、悪意がないと、
あの状況は生まれないと思うんだけどなぁ。

これは・・・被害妄想か？

でも、だとしたら、
他の可能性って、なんだろうか？

たまたまか？

んんー、
娘の飛び出すタイミングは、まぁ、
たまたまの可能性もあります。

でも、父親の立ち位置。

それを原因とする、娘とぼくの動線。

偶然にしては、
おかしな点が多すぎます。


これは・・・状況から分析すると、
当たり屋の線が濃いなぁ。

だとしたら、怖いなぁ。

まぁ、二度と、同じ手は食わないですけどね。

でも、ダメだったからって、
手口を改良されたらいやだなぁ。

たとえば、娘の進行速度をあげるとか。

ぼくに避ける隙を一瞬も与えないことは、
物理的には可能ですからね。


そもそも父親は、なんで立ち止まってた？
スマホか？
てことは、悪意がなかったとしたら
たまたま、あそこで父親がスマホに過集中した？
ええー。
そんなに急に、夢中になるかなぁ？

そのスマホで、ぶつかるところを証拠として撮影してたんじゃなくて？

だめだ！！
もっと人を信じられる人間にならないと！！

早く人間になりたーい！！


さて、今日もここに遊びに来てくださり、
ありがとうございます！！
感謝感激です！！

ぼくは、こんな妖怪人間ですが、
今後ともどうか、ヨロシクお願いいたします！


おやすみなさい。