幸せホルモンをドーパミン、セロトニン、オキシトシン、β-エンドルフィンをお届けします。
幸せホルモン頌
ドーパミン
目標達成、快楽の調べ
意欲を掻き立て、未来へ駆け出す
報酬の輝き、心を躍らせ
新たな挑戦への扉を開く
セロトニン
穏やかな心、安らぎの光
心のバランス、穏やかに保ち
幸福感に包まれ、穏やかな日々を
ストレスを遠ざけ、安らぎの世界へ
オキシトシン
愛と絆、心の繋がり
信頼を深め、温かいぬくもりを
分かち合う喜び、心を満たし
孤独を癒し、愛で満たす
β-エンドルフィン
苦痛を和らげ、喜びを育む
自然の恵み、体内に満ちる
ランナーハイ、至福の時
心の傷を癒し、希望を灯す
四つの光、心照らす
それぞれの輝き、奏でるハーモニー
バランスを保ち、健やかに生きる
幸せの道を、共に歩む
文字数 64,115
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.09.27
わたしの婚約者は愚かでかわいい女がお好き
わたしの婚約者は愚かでかわいい女がお好き
微笑みひとつで心を溶かして
何も知らぬふりして甘えた目で
その手を握るだけで全てを与えてくれる
わたしの婚約者は愚かでかわいい女がお好き
時に迷子のように道を踏み外し
でもその純真さに胸を打たれて
無敵のように守られる気がして
わたしの婚約者は愚かでかわいい女がお好き
何度も繰り返す、優しい嘘を信じて
過去も未来も何もかも忘れた
ただ今を大事に感じるその瞳で
でもわたしは知っているの
その愚かさの奥に隠された強さ
誰よりも深く、誰よりも優しく
そして誰よりも愛に満ちていることを
だからわたしは誇らしく思う
愚かでかわいい女になれることを
わたしの婚約者が好きだと言ってくれる限り
永遠にその可愛さで君を照らすよ
文字数 21,129
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.11.23
細川ガラシャの物語
「細川ガラシャの詩」
暗闇の中にひとひらの光、
異国の風が吹き抜ける時、
私は知らぬ間に、この地に立っていた。
戦の声、血の匂い、
けれども心は静かに祈る、
その先にあるものを信じて。
異国の神が語る言葉、
信じる心で私の中に宿り、
名も知らぬ土地で生きることを選びし時、
愛は戦いの間に咲く花のよう。
細川忠興、
その手のひらに未来を託して、
そして私、ただひとり、
あなたのために生きる。
だが、時は流れ、
悲しみの時が来る。
戦の火が私の家にまで迫り、
命を捧げるその時、
心に誓った言葉がひとひら浮かぶ。
「我が命、この戦火の中で消えるとも、
あなたのため、私の信じる道を貫く。」
私は火の中で踊り、
この命を天に返す時が来る。
だが、心はまだあなたと共にある。
信じるものがあれば、
死さえも恐れることはない。
私の声は届くだろうか、
あなたの胸に、心に。
私の死があなたの力となり、
その先に希望を灯すことを、
ただひとつ願う。
文字数 57,792
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.11.24
ゼウスの恋
雷鳴轟く空の王、
その手に握る雷霆の槍。
天と地を統べる力、
その胸に燃ゆる愛の炎。
ゼウスの瞳に映る世界、
輝く大地、揺れる波間。
美しきもの、儚きもの、
全てが彼を惑わせる。
ヘラの怒りは嵐の如し。
嫉妬の刃が空を裂く。
それでもゼウス、追い求める。
愛の衝動、止むことなく。
白き牛となりしイオ
大地をさまようその姿。
ゼウスの想いは風となり、
彼女の苦しみを癒そうとする。
エウロパの海渡る旅
白き牡牛の背に乗せ、
ゼウスは彼女を新たな地へ。
その足跡は未来を刻む。
黄金の雨のダナエ
閉ざされた塔、孤独の中、
ゼウスは光となり降り注ぐ。
その愛が命を宿らせる。
ゼウスの恋、それは力。
時に優しく、時に激しく、
自然の調和を生む波紋。
全てを繋ぐ神の愛。
星々瞬き、海は囁き、
風が木々を歌わせるたび、
ゼウスの恋は語り継がれる。
永遠の中で、彼の愛は輝き続ける。
文字数 73,047
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.10.22
後悔の果てに
過ぎ去りし日々の影
その背に隠した言葉たち
愛すべきものを見逃して
義務だけを背負ってきた
冷たく交わされた誓い
私の胸に突き刺さり
心を閉ざしたあの日から
あなたの瞳が遠くなる
あなたの微笑みはいつも
私には向けられずに
子供たちと共に咲いた
愛の花は私の知らぬ間に
あの日の花束を思う
赤いガーベラのその色が
私が失ったすべてを
静かに教えてくれる
そして、遅すぎた気づき
後悔は、静かに心を満たし
振り返ることさえ許されず
私の手の中には何もない
帰り道を探しても
あなたの影はすでに消えて
ただ空虚な部屋の中
冷たい風が吹き抜ける
後悔の果てに残るものは
もう何も持たずに
ただあなたを想うだけ
時は静かに、私を飲み込む
文字数 10,457
最終更新日 2025.01.07
登録日 2024.11.27
マグノリアは真実の愛から逃げ出した
意味的飽和 (semantic satiation)。
「マグノリアは真実の愛から逃げ出した」
藤色の薄衣、鏡に映る
その美しさは仮面のように、
虚ろな光を宿していた。
運命の重さ、心を締め付け、
暗い深淵が心臓に沈む。
隣国の王子、エドワードの顔、
計算された冷徹な目、
愛の欠片も無く、
彼女の心は波立つ。
真実の愛を信じ、
運命に引き寄せられることを夢見たが、
現実は結びつかない。
庭園にひとり、
土にまみれた手、花を優しく包む、
彼の名はリアム、
その温かさは無邪気で、
心を解かしていった。
彼の笑顔、
素朴な言葉のひとつひとつに
深い愛を感じた。
「この花、とても美しいですね。」
彼の照れた目が心に触れ、
優しさの中に彼女は溶けていく。
リズムよく交わす言葉、
喜びを取り戻す時間、
彼女の中の希望が息づいていった。
だが、逃げられぬ運命の前、
彼女は心を決めた。
エドワードの冷徹な笑顔に背を向け、
静かに夜の王宮を抜け出す。
リアムが待つ庭園で、
涙とともに言葉を紡ぐ。
「私は逃げる、あなたと一緒に。」
彼は言葉無く、頷いた。
月明かりの下、二人の足音は
闇の中へと消えていく。
運命の檻を破り、
愛の自由へと向かう二人。
小さな村にたどり着き、
質素な暮らしの中で、
彼女は初めて知った、
穏やかな幸せの重み。
だが、追手の足音が響くとき、
リアムは剣を取る。
冷徹な男たちに立ち向かうその姿、
戦いの音が響く中、
マグノリアの心は震え、
ただ、彼を見つめていた。
リアムが無事戻り、微笑む、
「もう大丈夫、どこへでも行ける。」
星の下、二人の手は重なり、
未来へと向かう道を照らし出す。
温もりが、愛が、
勇気と共に織りなす約束。
彼女はその手をしっかりと握りしめ、
彼と共に歩む未来を信じた。
逃げ出したのは、真実の愛から、
でもその先に見つけたのは、
本当の幸せ、
彼と共に紡ぐ愛の物語。
文字数 56,844
最終更新日 2025.01.07
登録日 2025.01.05
ジュリアン・デ・デュラン公爵令嬢15歳は発達障害 ADHDを理由に婚約破棄されてしまいました。
その先の花
ジュリアン、名前の響きは美しく、
だけど心の中には、
他の誰にも見えない、
小さな迷路が広がっていた。
思うように言葉が出なくて、
落ち着かない心、手が震える。
彼女の世界は、
ひとりきりで動いていた。
婚約者の言葉が重く響く。
「君には無理だ」と、
その一言がすべてを決めた。
でもジュリアン、知っている、
誰かが決めた道だけが全てじゃない。
「私は私だ」と、心で呟く。
誰かの期待に縛られたくない。
空を見上げるその先には、
まだ見ぬ花が咲いている、
傷だらけでも、進むその先に
きっと、あなたの色があるはず。
ADHD、それが何だろう、
その特性があなたをダメにするわけじゃない。
思い通りにならないこともあるけれど、
それでも、歩みを止めないで。
ジュリアン、あなたは素晴らしい、
そのままで、ありのままで、
世界はあなたを待っている。
その小さな一歩が、きっと世界を変える。
そして、あなたが見つけるのは
他人の期待ではなく、
自分自身を愛する力、
それこそが本当の幸せ。
あなたの物語は、
きっと誰かの心に触れる、
読み終わった時に、
少しだけ、幸せを感じる物語になる。
そして、ジュリアン、あなたが咲く時、
その花はきっと、誰もが憧れる美しさを持つ。
その一歩一歩が、
あたなの未来を輝かせるから。
文字数 45,470
最終更新日 2025.01.03
登録日 2024.12.04