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太陽と月の引力が重なり合う満月の夜。
地平線まで続く長い長い月の道を水面に映した海。
私は、深い深い水の底から、その幻想的な満月の光を眺めていました。
手の中には、小さく真っ白な石のカケラがあり、うっすらと淡い輝きを放っています。
誰かの声なき声が満月に向かって語り始めました。
あなたを愛していました。ずっと一緒にいたかった。それだけでした。
けれども、私たちの運命の歯車は噛み合わないまま回り続けるのです。永遠とも感じられる長い長い時のなかで…………。
これは、あなたと私の愛と呪いをつづる物語。
太陽に何度でも何度でも願う。あなたの幸せを。
月に何度でも何度でも祈る。あなたへの想いを。
明確な主人公はおらず、すべての登場人物たちが物語をつむいでいく群像劇となっています。
文字数 19,240
最終更新日 2026.06.20
登録日 2026.06.20
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