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実家の没落、そして婚約者フィリップの身勝手な婚約破棄。人生のどん底に叩き落とされた伯爵令嬢・ナオミが、起死回生の再就職先に選んだのは、かつて「神」と崇められた聖獣たちが集う国家管理施設『異世界動物園』の受付嬢だった。
令嬢時代に培った「完璧な受付スマイル」を仮面に、その内側に秘めた曲がったことが大嫌いな「漢気(おとこぎ)」を武器に、ナオミは持ち前の度胸で園内の猛獣たちを次々と掌握していく。
人間に絶望し、心を閉ざして暴れる巨大な虎や大鷲に対し、彼女は一歩も引かずに一喝する。
「――あんたの誇りは、そんな安っぽい暴れ方で汚していいものなの!?」
その厳しくも深い愛に触れた聖獣たちは、次第に彼女を「姐さん」と慕い、誰にも話さなかった本音を漏らし始める。
そんな「有能すぎる姐さん」の噂を聞きつけ、視察に訪れたのは、国中の女性が憧れる冷酷な獣人王・レオン。人間の姿の時はストイックで冷徹なドS美形だが、その正体は、高位の聖獣・銀狼の化身だった。
部下や動物を完璧に躾け、時には正拳突き(物理)で分からせるナオミの「漢気」に、レオンはかつてない衝撃を受ける。
(この女……もしや、俺が一生をかけて組み伏せるべき『番(つがい)』か……?)
野生の本能に火がついたレオンは、即座にナオミをカフェへと連れ出し、鉄格子のない「愛の監禁」を開始した。パニックになるナオミに対し、レオンは至って真面目な顔で、銀狼の独占欲全開な爆弾発言を放つ。
「お前の教育論は興味深い。……事情は交尾でもしながら、ゆっくり聞かせてもらおうか」
「ぶふっっっ!!!」
ナオミがコーヒーを吹き出した瞬間、前代未聞の「野生の溺愛」が幕を開ける!
文字数 6,822
最終更新日 2026.08.10
登録日 2026.08.09
"さあ、未だかつて誰も 観測《み》たことも無い 196883次元へ……!!"
え、196883次元に行くって、嘘でしょ……。
VRで飛び出す!科学部少女たちの驚きの冒険!
あらすじ:
ある日、科学部員の宙は、VRで作られた世界に一人閉じ込められてしまう。
それは、彼女が置き去りにされて、装置がゴミと間違えて焼却されると言う最悪の事故だった。
VRで作られた世界。そこは19万6883次元という想像を絶する世界だった。
科学部のリーダー真智は仲間たちと協力して、無事に宙を助け出すことができるのか!
※序盤の山場までは公開済です。
以降は毎日朝8時更新予定です。
完結まで予約投稿済です。
主な登場人物
•真智
好奇心旺盛なリケジョ中学生。
•四葉
元々真智とは科学部で一緒だったが、
クラス替えで真智と同じクラスになった。
•宙《そら》
中性的イケメン女子。
•谷先生
※自称うち 関西弁のつもり
本名 谷 恵美
真智達のクラス担任で科学部の顧問。
いい加減でズボラな性格。
•愛理栖《アリス》
5次元の力を持つ少女。
「ただいま~!」
「……」
「ねぇ、お母さんもいないの?」
(お母さんは専業主婦だから、
この時間は必ず家にいるはずなのに……)
「お父さん?」
真智は、とりあえずお父さんの書斎の戸を開けてみた。
お父さんもいなかった。
真智は仕方なく
自分の部屋に行く事にした。
「あれ?」
「あたし、疲れてるのかな?」
「あれあれ?
どうして!?」
真智は自分の部屋に……入れない。
入れないと言うより、《《無かった》》のだ。
部屋の戸を開けて部屋の中の様子はわかる……。
でも、入ると、そこは真智の部屋の外だったのだ。
「ねえ!? ちょっとこれ一体どういうこと!?」
真智は独り言をぶつぶつ言いながら、
孤独と不安を誤魔化しながら必死で家中を調べた。
「お母さん!
お父さん!
ねえ! お願い!
誰か!
何か答えてよ!」
真智はその場で泣き崩れてしまった。
「お夕飯の準備終わっているのに
真智は帰り遅いですね~!」
「俺がちょっと言い過ぎたかもしれん」
「本当ですよ~!」
「お母さん!?
お父さん!?」
すぐ近くで二人の声が聞こえ、
真智は急いでその声の方へと向かった。
「お父さん~! お母さん~!
あたし、目の前にいるよ~!」
◆とりあえず、先に食べようか?◆
◆駄目ですよ。
あなた真智に謝るんですよね?
あの娘を待ちましょう◆
◆あ、ああ……◆
真智の声は二人に届いてはいなかった。
真智が辺りを見渡すと、
食卓があるはずの部屋には……、
空間が無かった。
文字数 68,112
最終更新日 2025.07.13
登録日 2025.06.18
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