bow's World
デザインのお仕事の傍ら、絵を描いたり、物語を作ったりしています。
一般男性向け
連載中
お化けの群れからやっとのことで逃げることができ、祭壇の間でしばしの休憩を経て、出口を探すため先に進んだ。
しかし、行き止まりであることを知り、戻ることにした3人だが…。
登録日 2024.11.05
一般男性向け
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涼しく心地よく吹く風は、
気付けば冷たい風となり
体に吹き付ける。
辺りの野生感が静まり返り、
レクイエムを奏でるように、
草木がそよぐ。
透き通るような空間は、
星をより輝かせるが、
近くの灯りは近くにあるようで、
遠くに見せるのに、
いつもより綺麗に見せてくる。
まるで蜃気楼のように…
登録日 2024.11.16
一般男性向け
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壊しても壊しても何度も復活してくる大きな骸骨と闘うウィルとロイ。
復活しなくなるまで闘う気でいる二人だが、徐々に体力を奪われ疲れを見せる。
そんな時、ザックは妙案を閃き、ウィルとロイに託す。
さて、３人の結末やいかに…
登録日 2024.11.20
一般男性向け
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激動の時間の中を
必死になって走ってきたわけだけれど、
結局のところ自分のことなんて
これっぽちも分からなかったな。
疲れて、燃え尽きて、
真っ白になりかけたところ、
残り火がぱちりとなって、
はじけた火の中に自分の欠片を見つけたよ。
登録日 2024.11.29
一般男性向け
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一般男性向け
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作業の工程の移動のように、
ミルクを落とし、砂糖を落としかき混ぜる。
渦を巻き、ふわりと湯気が舞う。
ほんのりと舞う温かさは幾ばくかの安心感を与えてくれる。
カップから伝わってくる熱は体を温めてくれる。
ゆっくりと出来立てのミルクコーヒーをすすると、
視界の色が淡く見えるようになる。
全てを忘れ脱力するのはこの時くらいだろう。
登録日 2024.12.10
一般男性向け
連載中
一般男性向け
連載中
都市の喧騒の中、あらゆる音が早送りした時のような音で耳をかすめていき、人々が縦へ横へ高速で視界を行き交う。
そんな時の中を潜り抜け、目と耳と頭とが静かになると、辺りはいつの間にか夜になって幾ばくか静かになる。
空を見上げると無数の星が浮かび上がり、ようやく一息を入れられる時には、先ほどの喧騒が走馬灯のようにさらに倍速になってよみがえり、音や映像がノイズとなって再生される。
印象に残った出来事はノイズを背景にしながら浮かび上がり、それを振り返る。
夜空に不規則に並ぶ星の中で、強く輝く星のように。
登録日 2024.12.30
一般男性向け
完結
見たこと。
聞いたこと。
知ったこと。
分かったこと。
教えてもらったこと。
してもらったこと。
だんだんと忘却されてくもの。
でも、忘れようのないもの。
忘れたくないもの。
忘れようもないもの。
いや、忘れぬものか。
表現すること。
ここまで生きた証。
残りの道と共に
表現し続けよう。
登録日 2025.01.27
視界に入ってしまったならば、着地点をずらしてやればいいことだ。
そうすれば、足元にいる蟻の運命は変わったということだ。
無益な殺生は好まない性質でね。
子どもの頃に持つ好奇心というのは残酷でね、
遊びの中とはいえ、生き物を生き物として接することが分からない無邪気さがあった。
登録日 2025.01.29
一般男性向け
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とある一人の男の学校教師。
何の変哲もない毎日を淡々と過ごすしがない男が、一人の青年との突然の出会いによって、生活が変わっていく。
登録日 2025.01.31
行き交う人々を囲むように街宣車が走る。
車から降り、演説をはじめるが、見向きもせず幾人もの人が通り過ぎていく。
額に汗を滲ませ、顔をいがませ、立ち止まり、耳を傾けてもらえるように、行き交う人々の顔を見、声を枯らせながら演説している。
汗が垂れ、頭からは湯気が沸き立っている。
さすがの熱量に心打たれたのか、立ち止まり耳を傾ける者も現れた。
応援団も駆けつけ、彼の周りを囲い場を盛り上げた。
異様な盛り上がりに、次第に行き交う人々は立ち止まり、大きな輪を作り、盛り上がりは更に加速した。
登録日 2025.02.03
シャボン玉が空に高く舞い上がっていったのを目で追いかけていた。
大きな玉がひとつだけ、ゆっくりとどれよりも高く飛んでいったけれど、建物の二階付近でパンと弾けて割れた。
それを合図に我に帰ったら、小さな子どもの泣き声がした。
登録日 2025.02.03
へい、いらっしゃい！
どうぞどうぞ、空いてる席へ適当にお座りになってくだせえ。
さて、だんな、今日はなにさせてもらいましょ？
へい…お任せですか…そうですかあ…
そいつぁあ、難しい注文ですねえ…
登録日 2025.02.15
汚れが見当たらない清潔な空間で、人工的に清浄された空気、いくつもの部屋があって、全て真っ白なもので統一して作られ、規則正しく並べられたベッドで幾人もの人が過ごしている。
私の体はいつからか頑丈にできているようで、自分が世話になることは長い間無かった。
何より無機質であって、機械的に過ぎていくこの空間が苦手なのだ。
時が流れているようで、流れていないような。
登録日 2025.02.15
