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この世には異能を持って生まれる者がいる。彼らは人々から羨望と畏怖を込めて天人(あまのと)と呼ばれていた。
鷹崎紘は“見たものを切り裂く”異能を持つ天人であり、その能力を買われ“傾国の一族”と名高い鳳来家に子どもたちの遊び相手として迎え入れられた。代々他者を魅了する異能の子が生まれる鳳来家では、その力を相殺できる殺傷系の天人をそばに置くしきたりがあったのだ。
鳳来の3兄弟と共に暮らすことを言いつけられた紘は、彼らの側で彼らのために生きてきた。その力が認められ、国の機関からスカウトされたことで鳳来との契約を終了しようとした矢先、自らの手で大量虐殺を起こしてしまう。
自責の念に駆られる少女を、鳳来は再び手に入れた。今度は決して離れられぬよう、その身体に幾重もの鎖を巻きつけて。
文字数 11,960
最終更新日 2026.02.22
登録日 2026.02.09
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