1650年、魔術師が「ウロボロスの円盤」に12個の魔性の宝石を嵌め込んだ。
欲望を叶えるはずの儀式は失敗に終わり、放たれた宝石たちは、時代や国を越えて持ち主を選びはじめる。
海賊、鉱夫、貴婦人、占い師、ギャンブラー、双子の姉妹、孤独な母、僧侶、少年兵、行政官、探偵、VRプログラマー……。
12個の宝石は、持ち主の最も深い願いを満たしていく。
完璧に、無慈悲に、制御不能に——
欲望は煌めき、歪む。
長年かけて推敲を重ねた連作です。
詩的な表現にこだわって書いています。
お気に召していただけると嬉しいです。
文字数 93,640
最終更新日 2026.02.17
登録日 2026.02.17