『よいこのすすめ』48 アップ。
「は?」
「だーかーらっ」
耳に入ったことばがうまく理解できなくて瞬きした正志に、桃花はゆっくり繰り返した。
「三上さんに、あたしの気持ちを伝えてほしいなって...
「だーかーらっ」
耳に入ったことばがうまく理解できなくて瞬きした正志に、桃花はゆっくり繰り返した。
「三上さんに、あたしの気持ちを伝えてほしいなって...
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登録日 2018.06.16 08:56
『闇を闇から』第4章 7.四人と五人(2) 『...
「すみません、何度か呼ばれてました?」
「ううん、初めてだけど」
石塚は首を振り、これ、どう思う、とパソコン画面を指差した。
「? ウェイターの制服……?」
...
「ううん、初めてだけど」
石塚は首を振り、これ、どう思う、とパソコン画面を指差した。
「? ウェイターの制服……?」
...
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登録日 2018.06.16 08:55
『ラズーン』第四部 5.ダイン要城(11) (...
殺風景な城に不似合いな娘だった。質素な目の荒い長衣を纏っているものの、見え隠れする肌は淡い光を放つような白さ、滑らかな腕から視線を這わせれば、肩から背中へと雪...
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登録日 2018.06.16 08:55
『よいこのすすめ』47 アップ。
数日後の朝。
「う〜む……お」
焦げ始めたベーコンに気づいて、正志は慌てて卵を落とす。じゅわあっと湯気が香ばしい匂いと一緒に立ち上がって、後ろのドアが開いた。...
「う〜む……お」
焦げ始めたベーコンに気づいて、正志は慌てて卵を落とす。じゅわあっと湯気が香ばしい匂いと一緒に立ち上がって、後ろのドアが開いた。...
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登録日 2018.06.15 23:23
『闇を闇から』第4章 7.四人と五人(1) 『...
『飯島』が死体で見つかった。
最後に有沢が伝えたことばは、美並の中で二つの意味を持った。
一つはこれでまた、難波孝に辿り着く道筋が細くなったということ。...
最後に有沢が伝えたことばは、美並の中で二つの意味を持った。
一つはこれでまた、難波孝に辿り着く道筋が細くなったということ。...
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登録日 2018.06.15 23:23
『ラズーン』第四部 5.ダイン要城(10) (...
ダイン要城の手前で途切れているはずの地下道は、近くにあった隠し戸から容易に先を辿ることができた。
もっとも常人では、そこから先の『正しい道』を辿ることは困難...
もっとも常人では、そこから先の『正しい道』を辿ることは困難...
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登録日 2018.06.15 23:21
『よいこのすすめ』46 アップ。
「お邪魔しま〜す」
軽やかな声で誰もいない部屋に挨拶して、桃花は喜々として正志の後に続く。
「へえ……意外におっきいなあ」
「二人で住んでるから」
「うん、知っ...
軽やかな声で誰もいない部屋に挨拶して、桃花は喜々として正志の後に続く。
「へえ……意外におっきいなあ」
「二人で住んでるから」
「うん、知っ...
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登録日 2018.06.14 09:05
『闇を闇から』第4章 6.コーリング・ステ...
「手?」
「て…?」
大輔がぎくりとしたように力を緩めて、腕に力が戻り、指先に洗面台が触れた。
手を突く。
捉えた平面に掌を付ける。
「そのまま一気に突き...
「て…?」
大輔がぎくりとしたように力を緩めて、腕に力が戻り、指先に洗面台が触れた。
手を突く。
捉えた平面に掌を付ける。
「そのまま一気に突き...
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登録日 2018.06.14 09:04
『ラズーン』第四部 5.ダイン要城(8) (...
(なるほど、これでは攻めようがない)
ドーヤル老師の、のろのろした歩みに合わせて歩いていきながら、ユーノは思った。
城壁の裏には兵士の寝起きする建物と少しば...
ドーヤル老師の、のろのろした歩みに合わせて歩いていきながら、ユーノは思った。
城壁の裏には兵士の寝起きする建物と少しば...
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登録日 2018.06.14 09:04
『よいこのすすめ』45 アップ。
それじゃ、お花とお食事、ありがとうございました。
そう言ってさゆが、半泣きになった薄赤い目元で瞬きながら何とか笑って頭を下げ、ワンピースの裾を翻して逃げるよ...
そう言ってさゆが、半泣きになった薄赤い目元で瞬きながら何とか笑って頭を下げ、ワンピースの裾を翻して逃げるよ...
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登録日 2018.06.13 19:39
『闇を闇から』第4章 6.コーリング・ステ...
ホールでの流れをだいたい確認し終わって、一度休憩が入った。
葉延七海の小曲で会場開け、全ての部門担当が一度集まってのセレモニーで開会宣言と挨拶、ソーシャル・...
葉延七海の小曲で会場開け、全ての部門担当が一度集まってのセレモニーで開会宣言と挨拶、ソーシャル・...
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登録日 2018.06.13 19:39
『ラズーン』第四部 5.ダイン要城(3) ア...
「何っ」「この、小娘!」
「騒ぐな!」
殺気立つ兵士を、ドーヤル老師は一声で制した。じっとユーノを見据える。碧の瞳が妖しく揺らめく。
「なるほど、これはたいし...
「騒ぐな!」
殺気立つ兵士を、ドーヤル老師は一声で制した。じっとユーノを見据える。碧の瞳が妖しく揺らめく。
「なるほど、これはたいし...
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登録日 2018.06.13 19:38
『よいこのすすめ』44 アップ。
正直言って、運ばれてきた『しめじどぉんとスパゲッティ』の味なんか、正志にはほとんどわからなかった。
目の前には『ぎゅっと愛情トマトリングイネ』を俯きがちに黙...
目の前には『ぎゅっと愛情トマトリングイネ』を俯きがちに黙...
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登録日 2018.06.12 09:09
『闇を闇から』第4章 6.コーリング・ステ...
動きで空間を区切っていくという雰囲気というか、一場面一場面が絵画的におさまる鮮やかさとか。
京介の頭の中で蘇ったのは、シュレッダーの前で紙を処理していく伊吹...
京介の頭の中で蘇ったのは、シュレッダーの前で紙を処理していく伊吹...
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登録日 2018.06.12 09:09
『ラズーン』第四部 5.ダイン要城(7) (...
たとえば、最後の瞬間。
(その時、私はアシャに何も言わずに逝けるだろうか)
ユーノは、石ころだらけの、ダイン要城へ続く道を歩きながら、地下道で自問し続けた問...
(その時、私はアシャに何も言わずに逝けるだろうか)
ユーノは、石ころだらけの、ダイン要城へ続く道を歩きながら、地下道で自問し続けた問...
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登録日 2018.06.12 09:08
『よいこのすすめ』43 アップ。
「御注文お決まりですかぁ?」
「わっ」
ふいにすぐ側から声が響いて、正志は飛び上がりそうになった。浮いた手を急いで引っ込めながら振り向いて、ぽかんと口を開ける...
「わっ」
ふいにすぐ側から声が響いて、正志は飛び上がりそうになった。浮いた手を急いで引っ込めながら振り向いて、ぽかんと口を開ける...
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登録日 2018.06.11 10:04
『闇を闇から』第4章 6.コーリング・ステ...
時間だ、行くか。
先に立って小会議室の一室へ進む源内に、一緒に行くとまずいんじゃないかと考えたが、噂を気にして振る舞うのが一層まずいのは明白、ドアを開けた相...
先に立って小会議室の一室へ進む源内に、一緒に行くとまずいんじゃないかと考えたが、噂を気にして振る舞うのが一層まずいのは明白、ドアを開けた相...
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登録日 2018.06.11 10:04
『ラズーン』第四部 5.ダイン要城(6) (...
「ふ…」
差し込んだ陽に目を細める。
地下道の闇に慣れた目には、真昼の陽射しは炎の刃のようにきつかった。
「あれだ」
途中から先に立ち、一足先に外へ出てい...
差し込んだ陽に目を細める。
地下道の闇に慣れた目には、真昼の陽射しは炎の刃のようにきつかった。
「あれだ」
途中から先に立ち、一足先に外へ出てい...
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登録日 2018.06.11 10:04
『よいこのすすめ』42 アップ。
「あ」
「?」
「聞こえました?」
「は?」
唐突にさゆがまっすぐ前を向いたまま固まって、ちら、と目を上げてくる。
「お腹の音」
「…ああ、そっか、お昼食べに...
「?」
「聞こえました?」
「は?」
唐突にさゆがまっすぐ前を向いたまま固まって、ちら、と目を上げてくる。
「お腹の音」
「…ああ、そっか、お昼食べに...
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登録日 2018.06.10 18:16