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第一章 外れスキル
224.貴族街へ
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とりあえずキンポヨから強制進化の首輪を回収するが全ての魔力を吸収したのか小さくなることはなかった。
「とりあえずある程度の大きさに分裂して今後どうするか決めるしかないな」
「わかったー!」
キンポヨは大きさを変えて人型サイズになるとそのまま動き出した。
「ちょっと待った……形も自在に変われるのか?」
「うーん、できるみたいだね」
この技を極めれば人件費……いや人手が増えるのはいいことだ。
「じゃあ、次に行くところがあるから人間みたいになれるように練習しておいてね!」
「はーい」
キンポヨは楽しそう手を上げた。何人いるかわからない人はあまりの迫力に俺達は驚いた。
♢
その後異世界食堂から離れて貴族街に向かった。ただ、ここに来るには貴族ではない俺達が入ることはできないのだ。
「門番さんお願いします!」
「いや、流石にケントの頼みでも王族達から呼ばれたわけでもないんだろう?」
「でも早くしないと危ないんです」
「何が危ないんだ?」
「それは……」
門番の人は今の状況がわからないから俺達を通すことができないでいた。
実際に強制進化の首輪の話も知らないためどうすることもできないのだ。
「おい、今はそんな場合じゃないんだ!」
マルクスは門番に詰め寄る門番の人達は剣に手をかけた。
すると王都入り口の門番の人がこっちに向かってきた。
「伝令! 伝令!」
「どうしたんだ!?」
「全方角から魔物達が王都に向かって押し寄せています。すぐに対策を――」
「なんだって!?」
ついに魔物達が動き出したってことだろう。北側にいる魔物はすでに王都に動いていたが、南側のトライン街方面からもこっちに魔物が向かっているらしい。
「マルクスさん……」
「ああ」
「今向かっている魔物を止める手段があるんだ。だから誰でもいいから人を呼んでくれ!」
「お願いします。このままじゃ魔物が王都に押し寄せてきます」
俺達の言葉に門番は考えると貴族街に協力してくれる人を呼びに行ってくれた。
♢
「ケントくんお待たせしました。王様がお待ちしております」
「えっ!?」
俺を呼びにきたのはこの国の側近である宰相だった。
「どうして王様が――」
「魔物が大量発生しているのはすでに周知されています。今回の件は直接王に話をされた方が良いかと思いまして私が迎えに来ました」
マルヴェインとセヴィオンが討伐に向かっているため王様は把握しているのだろう。
俺達はそのまま宰相に案内されるまま貴族街を通り抜けお城に向かった。
普段と変わりなく生活をしている貴族街の貴族を見てどこか憤りを感じた。
執事やメイドを連れて買い物をしている人。
庭で優雅にお茶会をしている令嬢達。
俺は何のためにこの貴族街に来たのだろう。
今、命懸けで騎士団、魔法師団、冒険者達は戦っているのに……。
孤児院の子ども達も最前線の近くで負傷者の治療をしている。
本当にこの国はこれでいいのだろうか。
城に向かう俺の心は複雑な気持ちになっていた。
「とりあえずある程度の大きさに分裂して今後どうするか決めるしかないな」
「わかったー!」
キンポヨは大きさを変えて人型サイズになるとそのまま動き出した。
「ちょっと待った……形も自在に変われるのか?」
「うーん、できるみたいだね」
この技を極めれば人件費……いや人手が増えるのはいいことだ。
「じゃあ、次に行くところがあるから人間みたいになれるように練習しておいてね!」
「はーい」
キンポヨは楽しそう手を上げた。何人いるかわからない人はあまりの迫力に俺達は驚いた。
♢
その後異世界食堂から離れて貴族街に向かった。ただ、ここに来るには貴族ではない俺達が入ることはできないのだ。
「門番さんお願いします!」
「いや、流石にケントの頼みでも王族達から呼ばれたわけでもないんだろう?」
「でも早くしないと危ないんです」
「何が危ないんだ?」
「それは……」
門番の人は今の状況がわからないから俺達を通すことができないでいた。
実際に強制進化の首輪の話も知らないためどうすることもできないのだ。
「おい、今はそんな場合じゃないんだ!」
マルクスは門番に詰め寄る門番の人達は剣に手をかけた。
すると王都入り口の門番の人がこっちに向かってきた。
「伝令! 伝令!」
「どうしたんだ!?」
「全方角から魔物達が王都に向かって押し寄せています。すぐに対策を――」
「なんだって!?」
ついに魔物達が動き出したってことだろう。北側にいる魔物はすでに王都に動いていたが、南側のトライン街方面からもこっちに魔物が向かっているらしい。
「マルクスさん……」
「ああ」
「今向かっている魔物を止める手段があるんだ。だから誰でもいいから人を呼んでくれ!」
「お願いします。このままじゃ魔物が王都に押し寄せてきます」
俺達の言葉に門番は考えると貴族街に協力してくれる人を呼びに行ってくれた。
♢
「ケントくんお待たせしました。王様がお待ちしております」
「えっ!?」
俺を呼びにきたのはこの国の側近である宰相だった。
「どうして王様が――」
「魔物が大量発生しているのはすでに周知されています。今回の件は直接王に話をされた方が良いかと思いまして私が迎えに来ました」
マルヴェインとセヴィオンが討伐に向かっているため王様は把握しているのだろう。
俺達はそのまま宰相に案内されるまま貴族街を通り抜けお城に向かった。
普段と変わりなく生活をしている貴族街の貴族を見てどこか憤りを感じた。
執事やメイドを連れて買い物をしている人。
庭で優雅にお茶会をしている令嬢達。
俺は何のためにこの貴族街に来たのだろう。
今、命懸けで騎士団、魔法師団、冒険者達は戦っているのに……。
孤児院の子ども達も最前線の近くで負傷者の治療をしている。
本当にこの国はこれでいいのだろうか。
城に向かう俺の心は複雑な気持ちになっていた。
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