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第8話 祖国にて(別視点)
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キアラは茶を口にしながら、満足げに微笑んだ。
(やっとあの平民を追い出すことが出来たわ)
本当に目障りだった。
聖女としての資質も能力も、風格もなかったセレスティアル。惨めに床を掃除している姿がお似合いな女だった。
なのに、高位貴族であるキアラたちに混じって、いつも守護獣シィに力を捧げる儀式――供儀に参加しては、倒れて使い物にならなかった役立たず。
聖女は貴族令嬢の中から選ばれ、聖女の儀式を受ける。
守護獣への誓いを立て、特別な赤ワインを飲むことで完了する、簡単なものだ。
キアラも儀式を受けた。
甘くまろやかで、飲んだことのない味だ。
だが口にし、身体に入っていく高揚感は忘れられない。
聖女が貴族令嬢の中から選ばれるのには、理由があった。
それは選ばれた聖女のうち一人が、伴侶をもたない国王、もしくは王太子と結婚することが決まっているからだ。だから聖女は、国王・もしくは王太子の婚約者候補でもあるのだ。
さすがに平民であるセレスティアルが選ばれることはないだろうが、儀式を受けていない彼女をずっと聖女だと主張し続けてきた前神官長ネルロのことある。
ネルロの交友関係は意外と広く、彼に助けられた貴族も多いため、セレスティアルを王家に嫁がせるべきだと主張する貴族たちも現れる可能性はゼロだともいえなかった。
念には念を。
だから同じように、セレスティアルとの結婚の可能性に戦々恐々としていたオズベルトと結託した。
セレスティアルが聖女の儀式を受けていないこと、彼女が供儀のたびに倒れることでの聖女としての資質を問い、最終的には追放した。
ここまで来れば、キアラは勝ったようなもの。
聖女たちの中で、一番キアラの地位が高いからだ。それに今回の件で、オズベルトからも非常に深く感謝されている。
セレスティアル追放後、彼はよくキアラに会いに来る。好意を寄せる言葉を囁き、美しさを賞賛する。そしてきまって、
「君のおかげで、あんな醜く痩せこけた平民と結婚しなくて済んだ。本当に感謝している。君こそが……私の聖女だ」
と言ってくれるのだ。
彼はもうすっかり、キアラの魅力に夢中になっていた。
オズベルトの蕩けた瞳を思い出し、キアラは小さく笑った。
そのとき、
「キアラ様。そろそろお時間です」
小間使いがキアラを呼びに来た。
これから供儀が始まるのだ。
「分かったわ、すぐに参ります」
キアラはそう答えると、カップをソーサーの上に戻し、優雅に立ち上がった。
そして、思う。
(守護獣がなによ。聖女なんて肩書きは、私が王太子妃になるための踏み台に過ぎないんだから)
*
供儀の間に着いたときには、すでに他の聖女たち――ロディシア、ベアトリスがすでに到着していた。
キアラの姿を見た二人が、彼女の元に駆け寄ると、キアラは申し訳なさそうに眉根を寄せながら謝罪した。
「ごめんなさい、二人とも。待たせたわね」
「いいえ、キアラ様。私たちも今着いたばかりですから」
「謝罪なんてとんでもないです!」
二人が慌てて首を横に振った。
彼女たちの反応は想定内だ。なぜなら二人とも、キアラよりも格下の貴族令嬢なのだから。空気が読めるので、セレスティアルのように苛立たせられることもない。
ロディシアがキアラのブローチを見て、わぁっと声を上げる。
「キアラ様、素敵ですね、そのブローチ」
「本当です! もしかしてそれって……」
「ええ、オズベルト殿下がくださったの」
それを聞いた二人が、歓声を上げた。だがキアラには分かってる。今、二人がどれほど嫉妬に駆られているかを。笑顔の裏では、ギリギリと奥歯をかみしめているだろうことを。
愉悦がこみ上げる。
嫉妬に駆られながらも、相手が格上だからと賞賛しなければならない二人の心境を思うと、もっともっと自慢したくなる。
だがあまり嫉妬を駆り立てても良くない。
話題を変えるように、キアラはパンッと手を叩いた。
「さあ、この国を支えてくださっている偉大なる守護獣シィ様に力を与えましょう。もう力を与えて、倒れる者もいないことですし」
それを聞いたベアトリスの表情が意地悪くゆがむ。
「あの偽物がいなくなったから、供儀が捗りそうですわ」
「ほんとほんと。何故あんな平民が聖女の役目を果たしていたのか……今思っても不思議でなりません」
ロディシアも同意する。
三人はセレスティアルの悪口を言い合うと、自身の持ち場へと着いた。
供儀の間には、中央に守護獣シィをかたどった像、それを取り囲むように、細長い台座の上に置かれた水晶玉が四つある。
三人は自分の水晶玉の前に立つと、水晶玉に手をかざした。
水晶玉が淡く輝きだし、まるで水晶玉から発生した光が移動しているかのように、台座、床が輝きだし、やがて光りは守護獣の像にまで達した。
像がまばゆい光を放つ。
しばらくして、光が消えた。
供儀が終わり、守護獣シィに聖女の力が与えられたのだ。
いつもと同じ光景だ。
いつもと変わらない儀式だ。
しかし――
動き出そうとしたキアラの膝から、力が抜けた。倒れそうになったが、寸前で水晶の台座に掴まり、転倒を逃れた。
(何? 今のは……)
心臓が激しく脈打っている。
まるで、全力で疾走したときのような……
思い浮かんだ可能性を振り払う。
(き、気のせいよ。疲れて倒れそうになったなんて……あの女と同じことが、私に起こるわけないじゃない!)
両足に力を込め、掴まっていた台座から手を離したとき、ふと自分の指先に目立ったささくれが出来ていることに気づいた。
(おかしいわね……いつもクリームを塗って手入れしているのに……)
心なしか、手の甲もかさついているように思える。不思議に思いつつも、何事もなく歩き出す。
「……お疲れ、さまでした、キアラ様……」
そう告げるロディシアとベアトリスの声も、心なしか沈んでいるように思えたが、キアラはそれ以上気に留めることはなかった。
(やっとあの平民を追い出すことが出来たわ)
本当に目障りだった。
聖女としての資質も能力も、風格もなかったセレスティアル。惨めに床を掃除している姿がお似合いな女だった。
なのに、高位貴族であるキアラたちに混じって、いつも守護獣シィに力を捧げる儀式――供儀に参加しては、倒れて使い物にならなかった役立たず。
聖女は貴族令嬢の中から選ばれ、聖女の儀式を受ける。
守護獣への誓いを立て、特別な赤ワインを飲むことで完了する、簡単なものだ。
キアラも儀式を受けた。
甘くまろやかで、飲んだことのない味だ。
だが口にし、身体に入っていく高揚感は忘れられない。
聖女が貴族令嬢の中から選ばれるのには、理由があった。
それは選ばれた聖女のうち一人が、伴侶をもたない国王、もしくは王太子と結婚することが決まっているからだ。だから聖女は、国王・もしくは王太子の婚約者候補でもあるのだ。
さすがに平民であるセレスティアルが選ばれることはないだろうが、儀式を受けていない彼女をずっと聖女だと主張し続けてきた前神官長ネルロのことある。
ネルロの交友関係は意外と広く、彼に助けられた貴族も多いため、セレスティアルを王家に嫁がせるべきだと主張する貴族たちも現れる可能性はゼロだともいえなかった。
念には念を。
だから同じように、セレスティアルとの結婚の可能性に戦々恐々としていたオズベルトと結託した。
セレスティアルが聖女の儀式を受けていないこと、彼女が供儀のたびに倒れることでの聖女としての資質を問い、最終的には追放した。
ここまで来れば、キアラは勝ったようなもの。
聖女たちの中で、一番キアラの地位が高いからだ。それに今回の件で、オズベルトからも非常に深く感謝されている。
セレスティアル追放後、彼はよくキアラに会いに来る。好意を寄せる言葉を囁き、美しさを賞賛する。そしてきまって、
「君のおかげで、あんな醜く痩せこけた平民と結婚しなくて済んだ。本当に感謝している。君こそが……私の聖女だ」
と言ってくれるのだ。
彼はもうすっかり、キアラの魅力に夢中になっていた。
オズベルトの蕩けた瞳を思い出し、キアラは小さく笑った。
そのとき、
「キアラ様。そろそろお時間です」
小間使いがキアラを呼びに来た。
これから供儀が始まるのだ。
「分かったわ、すぐに参ります」
キアラはそう答えると、カップをソーサーの上に戻し、優雅に立ち上がった。
そして、思う。
(守護獣がなによ。聖女なんて肩書きは、私が王太子妃になるための踏み台に過ぎないんだから)
*
供儀の間に着いたときには、すでに他の聖女たち――ロディシア、ベアトリスがすでに到着していた。
キアラの姿を見た二人が、彼女の元に駆け寄ると、キアラは申し訳なさそうに眉根を寄せながら謝罪した。
「ごめんなさい、二人とも。待たせたわね」
「いいえ、キアラ様。私たちも今着いたばかりですから」
「謝罪なんてとんでもないです!」
二人が慌てて首を横に振った。
彼女たちの反応は想定内だ。なぜなら二人とも、キアラよりも格下の貴族令嬢なのだから。空気が読めるので、セレスティアルのように苛立たせられることもない。
ロディシアがキアラのブローチを見て、わぁっと声を上げる。
「キアラ様、素敵ですね、そのブローチ」
「本当です! もしかしてそれって……」
「ええ、オズベルト殿下がくださったの」
それを聞いた二人が、歓声を上げた。だがキアラには分かってる。今、二人がどれほど嫉妬に駆られているかを。笑顔の裏では、ギリギリと奥歯をかみしめているだろうことを。
愉悦がこみ上げる。
嫉妬に駆られながらも、相手が格上だからと賞賛しなければならない二人の心境を思うと、もっともっと自慢したくなる。
だがあまり嫉妬を駆り立てても良くない。
話題を変えるように、キアラはパンッと手を叩いた。
「さあ、この国を支えてくださっている偉大なる守護獣シィ様に力を与えましょう。もう力を与えて、倒れる者もいないことですし」
それを聞いたベアトリスの表情が意地悪くゆがむ。
「あの偽物がいなくなったから、供儀が捗りそうですわ」
「ほんとほんと。何故あんな平民が聖女の役目を果たしていたのか……今思っても不思議でなりません」
ロディシアも同意する。
三人はセレスティアルの悪口を言い合うと、自身の持ち場へと着いた。
供儀の間には、中央に守護獣シィをかたどった像、それを取り囲むように、細長い台座の上に置かれた水晶玉が四つある。
三人は自分の水晶玉の前に立つと、水晶玉に手をかざした。
水晶玉が淡く輝きだし、まるで水晶玉から発生した光が移動しているかのように、台座、床が輝きだし、やがて光りは守護獣の像にまで達した。
像がまばゆい光を放つ。
しばらくして、光が消えた。
供儀が終わり、守護獣シィに聖女の力が与えられたのだ。
いつもと同じ光景だ。
いつもと変わらない儀式だ。
しかし――
動き出そうとしたキアラの膝から、力が抜けた。倒れそうになったが、寸前で水晶の台座に掴まり、転倒を逃れた。
(何? 今のは……)
心臓が激しく脈打っている。
まるで、全力で疾走したときのような……
思い浮かんだ可能性を振り払う。
(き、気のせいよ。疲れて倒れそうになったなんて……あの女と同じことが、私に起こるわけないじゃない!)
両足に力を込め、掴まっていた台座から手を離したとき、ふと自分の指先に目立ったささくれが出来ていることに気づいた。
(おかしいわね……いつもクリームを塗って手入れしているのに……)
心なしか、手の甲もかさついているように思える。不思議に思いつつも、何事もなく歩き出す。
「……お疲れ、さまでした、キアラ様……」
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