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番外編
番外編1
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「シャーリー、今日も綺麗だ。やはり夜会に行くのはやめないか?」
フレッドは夜会のたびに行くのをやめようと言うのよね。ドレスアップしたわたくしを誰にも見せたくないと言うの。エリザベスの言う通り、フレッドは独占欲が強いのかしら?
「今日はエリザベスの誕生祝いだから、先生もいらっしゃるし行きたいわ。それに、フレッドはわたくしから離れないんだから、変な人なんて来ないでしょ?」
なんだかんだで、結局夜会には行く。だけどフレッドはわたくしから離れない。ご挨拶も全て夫婦で行うから辺境伯夫妻はとても仲が良いと評判なの。わたくしも、フレッドをずっと一緒にいられるから嬉しいわ。
「シャーリーから離れる訳ないだろう。変な男が寄ってくるに決まってる」
「わたくし、夜会で男性に話しかけられた事なんてないわよ?」
「シャーリーが美しすぎて話しかけられないだけだと思うぞ」
「そんな事ないわ。それに、最近はフレッドもよくお嬢様方に話しかけられてるじゃない!」
最近は若い令嬢から声をかけられる事が増えた。皆さんフレッドをうっとりと見つめてらっしゃるの。……フレッドには内緒だけど、嫉妬してしまうわ。
「今までこんな事はなかったのだが、なぜだろうな?」
「フレッドはかっこいいんだから当然でしょう」
思わず顔を背けてしまったら、フレッドからキスをされた。
「シャーリー、もしかして嫉妬してくれてるのか?」
「……そうよ。だってフレッドはわたくしの夫なのに、なんであんなにうっとり見つめるのって思ってしまうの」
「可愛いな、オレはシャーリー 一筋だぞ?」
「わたくしだってフレッド一筋よ! フレッドがお見合いを何十回もしたなんて信じられないわ。こんなに素敵な人なのに」
「だがおかげでシャーリーと会えた」
「そうね、だから他の令嬢に目移りしないでね」
もう一度キスをする。
「当然だ。シャーリーも他の男を見ないでくれ。理想の男は騎士団長なんだろう? 騎士が好きなのか?」
「え?! なにそれ?! わたくしの理想の男性はフレッドよ?」
「だが、クリストファーからそう聞いたぞ?」
「え……わたくしクリストファー様に理想の男性なんてお伝えしてないわ……あ!」
思い出した。フレッドを紹介してくれるとエリザベスが言った日、理想の男性って騎士団長様みたいなって言ったわ!
「フレッド! 違うの!」
「何が違うんだ?」
フレッドってば、ちょっとむくれてる?
「あの時はフレッドに出会ってなかったから、騎士団長様のお名前を出したけど、そもそも騎士団長様には素敵な奥様がいらっしゃるからちょっと憧れたくらいだし、逞しい男性の理想を言っただけなの! フレッドに出逢って一目惚れするまで、わたくしどなたとも恋はしてないわ!」
こんな事で嫌われたくないわ!
必死で説明していたら、フレッドは嬉しそうに笑いだした。
「シャーリー、そんなに泣きそうにならなくても分かったから。すまん、ちょっと嫉妬しただけだ」
なによ、意地悪そうに笑ってらっしゃるわ。そんなフレッドも素敵だと思うんだから、わたくしもだいぶフレッドが好きよね。
「……わたくし、フレッドしか愛していないわ。最高の男性も、フレッドだけよ」
騎士服は、好きよ。フレッドが着ていた時はかっこよすぎて気絶しそうだったわ。……でも、今は内緒。
「可愛い……オレもシャーリーを愛してる……」
フレッドに何度もキスをされて、慌ててお化粧を直して夜会に出かける事になったけど、とっても満たされた気持ちだわ。
フレッドは夜会のたびに行くのをやめようと言うのよね。ドレスアップしたわたくしを誰にも見せたくないと言うの。エリザベスの言う通り、フレッドは独占欲が強いのかしら?
「今日はエリザベスの誕生祝いだから、先生もいらっしゃるし行きたいわ。それに、フレッドはわたくしから離れないんだから、変な人なんて来ないでしょ?」
なんだかんだで、結局夜会には行く。だけどフレッドはわたくしから離れない。ご挨拶も全て夫婦で行うから辺境伯夫妻はとても仲が良いと評判なの。わたくしも、フレッドをずっと一緒にいられるから嬉しいわ。
「シャーリーから離れる訳ないだろう。変な男が寄ってくるに決まってる」
「わたくし、夜会で男性に話しかけられた事なんてないわよ?」
「シャーリーが美しすぎて話しかけられないだけだと思うぞ」
「そんな事ないわ。それに、最近はフレッドもよくお嬢様方に話しかけられてるじゃない!」
最近は若い令嬢から声をかけられる事が増えた。皆さんフレッドをうっとりと見つめてらっしゃるの。……フレッドには内緒だけど、嫉妬してしまうわ。
「今までこんな事はなかったのだが、なぜだろうな?」
「フレッドはかっこいいんだから当然でしょう」
思わず顔を背けてしまったら、フレッドからキスをされた。
「シャーリー、もしかして嫉妬してくれてるのか?」
「……そうよ。だってフレッドはわたくしの夫なのに、なんであんなにうっとり見つめるのって思ってしまうの」
「可愛いな、オレはシャーリー 一筋だぞ?」
「わたくしだってフレッド一筋よ! フレッドがお見合いを何十回もしたなんて信じられないわ。こんなに素敵な人なのに」
「だがおかげでシャーリーと会えた」
「そうね、だから他の令嬢に目移りしないでね」
もう一度キスをする。
「当然だ。シャーリーも他の男を見ないでくれ。理想の男は騎士団長なんだろう? 騎士が好きなのか?」
「え?! なにそれ?! わたくしの理想の男性はフレッドよ?」
「だが、クリストファーからそう聞いたぞ?」
「え……わたくしクリストファー様に理想の男性なんてお伝えしてないわ……あ!」
思い出した。フレッドを紹介してくれるとエリザベスが言った日、理想の男性って騎士団長様みたいなって言ったわ!
「フレッド! 違うの!」
「何が違うんだ?」
フレッドってば、ちょっとむくれてる?
「あの時はフレッドに出会ってなかったから、騎士団長様のお名前を出したけど、そもそも騎士団長様には素敵な奥様がいらっしゃるからちょっと憧れたくらいだし、逞しい男性の理想を言っただけなの! フレッドに出逢って一目惚れするまで、わたくしどなたとも恋はしてないわ!」
こんな事で嫌われたくないわ!
必死で説明していたら、フレッドは嬉しそうに笑いだした。
「シャーリー、そんなに泣きそうにならなくても分かったから。すまん、ちょっと嫉妬しただけだ」
なによ、意地悪そうに笑ってらっしゃるわ。そんなフレッドも素敵だと思うんだから、わたくしもだいぶフレッドが好きよね。
「……わたくし、フレッドしか愛していないわ。最高の男性も、フレッドだけよ」
騎士服は、好きよ。フレッドが着ていた時はかっこよすぎて気絶しそうだったわ。……でも、今は内緒。
「可愛い……オレもシャーリーを愛してる……」
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