10 / 12
10
しおりを挟む
「きゃあ!」
少年従者たちの悲鳴が聞こえた。
悲鳴と同時に、馬車がものすごく乱暴に止まった。
「うわっ!」
シャルルは馬車の壁にドンっと体をぶつける。
「痛っ⋯⋯」
肩の痛みに顔をしかめながらも、「大丈夫ですか?」と双子たちに声をかけた。
事故が起こったのだろうかと思った。
それとも、なにか別のことだろうか⋯⋯。
馬車の外はシーンと静まり返っている。
「レダさん? レナさん?」
慌てて外に出ようと扉に手をかけると、いきなり扉が開いた。
「あっ!」
目の前に見えたのは、黒い覆面で顔を隠した男たち⋯⋯。
「シャルル・カミュだな?」
名前を呼ばれ、思わずうなずいてしまった。
「来い!」
「あなたたちはだれですか?」
「黙ってついて来い!」
乱暴に馬車から引きずり出された。
馬車の外には三十人以上の覆面の男たちがいるではないか!
——この人たちはいったいだれだろう? どうして僕を?
混乱した頭の中で、『逃げなきゃ!』とそれだけはわかった。
男たちが善人でないことはあきらかだ。辻馬車強盗か、それともオメガへの乱暴目的か⋯⋯。
「レダさん! レナさん! 大丈夫ですか?」
御者と従者は怪我をしていないだろうか、と馬車の前を見ると、三人はぐったりしていた。気絶させられたようだった。
「なにをしている、はやく来い!」
「嫌です!」
男たちの手からするりと逃げて馬車の下に潜り込む。
体の大きな男たちは狭い馬車の下には入れない。「出てこいと言っているだろう!」と、怖い声で叫びながら、馬車の下に手を伸ばしてきた。
——レダさん、レナさん、すぐに助けを呼んできます!
唇をギュッと強く噛んで。男たちと反対側の馬車の下から這い出る。必死で走った。
「追え!」
「あっちだ! 逃すな!」
恐ろしい声が迫ってくる。
逃げた先に見えたのは⋯⋯。
——え? 行き止まり?
崖だった!
道がなくなっていた。
崖の下に別の道が見える。だけどとても飛び降りることができる高さではない。
もし飛び降りたら足を折ってしまうだろう。
「観念しろ!」
覆面の男たちはすぐそばまで迫っていた。
「嫌です!」
叫んだとき、バランスを崩した。
「あっ!」
体がぐらりと後ろに揺れる。そのまま崖の下に頭から落ちていく⋯⋯。
——ああ、もうだめだ!
覚悟してギュッと目を閉じる。
が——。
そのときだった。
ふわりと体が浮いたではないか?
「え?」
——どうして⋯⋯?
驚いて目をパッと開けると、目の前に目えたのは、黒豹のように野生的で美しい国王のアルベルト・カサド。
「間に合ってよかった——」
ハンサムな顔が青ざめている。
アルベルト王は、心から安堵したように、大きく息を吐いた。
王は愛馬を必死で走らせてきて、ギリギリのタイミングでシャルルを受け止めてくれたのだ。
「ほんとうによかった」
命よりも大事なものを抱くように、たくましい両腕にがっしりとシャルルを抱いた。
「アルベルトさま!」
涙がブワッとあふれた。たくましい胸にしがみつく。
「もう大丈夫だ。そばにいないで悪かった。怖かったであろう——」
「はい、すごく怖かったです。⋯⋯あっ! 御者の方と、レダさんとレナさんが大変です」
「三人とも元気だから安心しろ。もうすでに俺の騎士団が保護している。城に戻りかけたとき、怪しげな男たちの一団を見かけたと連絡を受けた。それですぐに戻ってきたんだ。間に合ってほんとうによかった⋯⋯」
白馬の上でギュッと抱きしめられた。
アルベルトの胸に頬をよせると、黒いフロックコートの生地越しに、はっきりとアルベルトの体の熱を感じた。
——ああ、どうしよう。僕の首が熱い⋯⋯。
我慢できないほどだった。燃えるようだ。
——アルベルトさまが、こんなにも大事に僕のことを思ってくださっているなんて⋯⋯。食材の僕を⋯⋯。こんなにも⋯⋯。
ものすごく嬉しい。
——そんなにも僕を、お食べになりたいのかな?
抱きしめられながら複雑な思いをめぐらせていると、ふたりの背後から怒声が聞こえてきた。
「いたぞ!」
覆面の男たちだ。
アルベルトがサッと白馬から飛び降りて剣を握った。
「そこにいろ、シャルル。決して馬から下りるな——」
「でも、あの⋯⋯」
相手は三十人以上もいた。いくら王の剣の腕が強くてもとても勝てる人数ではない。
けれどもアルベルトは少しの動揺も見せなかった。
男たちが剣を振り上げて走り込んでくると、その中心に自らスッと進んだ。
——あっ、危ない!!
とても見ていることができずに思わず目を閉じた。
けれど、再び目を開けたときには⋯⋯。
「あれ?」
なんと、覆面の男たちはアルベルトの足元に倒れて、うなっているではないか!
——す、すごい⋯⋯。
信じられない!
相手はものすごく屈強な男たち。しかも三十人以上もいたのに⋯⋯。
まるで大人と子供の戦いだ⋯⋯。
「怪我はないか?」
アルベルトが剣を軽く振って血を飛ばしながらふりむく。
余裕に満ちた顔で、たくさんの敵を相手に戦った直後とはとても思えない。
「は、はい⋯⋯、大丈夫です⋯⋯」
答える声が震えた。手も足も⋯⋯、身体中がガクガクと震えだす。
——ああ、よかった! アルベルト陛下はご無事だった!
安心したと同時に全身から力が抜けてしまった。馬上から落ちてしまいそうだ。
「シャルル⋯⋯!」
アルベルトがサッと白馬に飛び乗った。後ろから腰を抱きしめてしっかりと支えてくれる。
「陛下がご無事でよかったです⋯⋯、ほんとうに良かったです⋯⋯、ほんとうに⋯⋯」
込み上げる思いを胸にしまっておけない。涙もあふれた。
「俺に勝てる者はこの世界にはいない」
「はい、もちろんでございます。だけど、あの⋯⋯」
アルベルト王が強いことは噂に聞いて知っていた。
それでも、心配でたまらなかったのだ。
体の震えがいつまでも止まらない。細かく震える体をアルベルト王は優しく抱きしめてくれた。
「俺は負けない——」
と、アルベルトは自信に満ちた顔で笑った。
*****
「⋯⋯いたずらばかりしていたから、よく母上に叱られたんだ」
アルベルトが昔を思い出すような顔で苦く笑う。
シャルルはアルベルトとともに白馬に乗って城に戻る道を進んでいた。
さっきからずっとアルベルトは子供時代の面白い話をしてくれる。
——僕が震えていたからかな?
きっとそうなのだろう。
アルベルトの心遣いがとても嬉しい。
「罰として塔に閉じ込められたこともあるが、俺はその塔の窓から逃げ出して、また怒られた」
「やんちゃでいらしたんですね」
「ああ、そうだな」
そんな話をしていると気持ちも落ち着いてきた。
「あの覆面の男たちは辻馬車強盗でしょうか?」
辻馬車強盗とは、馬車を襲って金品を奪う強盗のことだ。
「強盗団にしては身なりが整っていた。あの者たちには別の目的があったのかもしれない⋯⋯」
「別の目的ですか?」
「ああ、そうだ。たぶん⋯⋯」
アルベルトが言葉をにごしたとき、ふたりを乗せた白馬は王城についた。
城門をくぐるとすぐに従者たちが駆け寄ってくる。
「シャルルさま! ご無事でほんとうによかったです!」
双子の少年従者たちはそばかすが浮かんだ顔を真っ赤にしていた。どうやら泣いていたようだ。
アルベルトに手を貸してもらって白馬から降りると、双子にギュッと手を握られた。
「ほんとうにご無事でよかったです!」
「レダさんとレナさんも怪我がなくてよかったです」
城門の中には黒い鎧を着た騎士たちがたくさん集まっていた。
なにやら物々しい雰囲気になっている。
アルベルトが倒した覆面の男たちは騎士団が捕まえたらしい。
アルベルトは厳しい顔で、「国中の警備を厳重にしろ」と騎士団長に命じた。
「シャルル、今夜の晩餐でまた会おう」
「はい、陛下⋯⋯」
アルベルトはまた白馬に飛び乗ると騎士団を引き連れて城門を出て行った。
続く
少年従者たちの悲鳴が聞こえた。
悲鳴と同時に、馬車がものすごく乱暴に止まった。
「うわっ!」
シャルルは馬車の壁にドンっと体をぶつける。
「痛っ⋯⋯」
肩の痛みに顔をしかめながらも、「大丈夫ですか?」と双子たちに声をかけた。
事故が起こったのだろうかと思った。
それとも、なにか別のことだろうか⋯⋯。
馬車の外はシーンと静まり返っている。
「レダさん? レナさん?」
慌てて外に出ようと扉に手をかけると、いきなり扉が開いた。
「あっ!」
目の前に見えたのは、黒い覆面で顔を隠した男たち⋯⋯。
「シャルル・カミュだな?」
名前を呼ばれ、思わずうなずいてしまった。
「来い!」
「あなたたちはだれですか?」
「黙ってついて来い!」
乱暴に馬車から引きずり出された。
馬車の外には三十人以上の覆面の男たちがいるではないか!
——この人たちはいったいだれだろう? どうして僕を?
混乱した頭の中で、『逃げなきゃ!』とそれだけはわかった。
男たちが善人でないことはあきらかだ。辻馬車強盗か、それともオメガへの乱暴目的か⋯⋯。
「レダさん! レナさん! 大丈夫ですか?」
御者と従者は怪我をしていないだろうか、と馬車の前を見ると、三人はぐったりしていた。気絶させられたようだった。
「なにをしている、はやく来い!」
「嫌です!」
男たちの手からするりと逃げて馬車の下に潜り込む。
体の大きな男たちは狭い馬車の下には入れない。「出てこいと言っているだろう!」と、怖い声で叫びながら、馬車の下に手を伸ばしてきた。
——レダさん、レナさん、すぐに助けを呼んできます!
唇をギュッと強く噛んで。男たちと反対側の馬車の下から這い出る。必死で走った。
「追え!」
「あっちだ! 逃すな!」
恐ろしい声が迫ってくる。
逃げた先に見えたのは⋯⋯。
——え? 行き止まり?
崖だった!
道がなくなっていた。
崖の下に別の道が見える。だけどとても飛び降りることができる高さではない。
もし飛び降りたら足を折ってしまうだろう。
「観念しろ!」
覆面の男たちはすぐそばまで迫っていた。
「嫌です!」
叫んだとき、バランスを崩した。
「あっ!」
体がぐらりと後ろに揺れる。そのまま崖の下に頭から落ちていく⋯⋯。
——ああ、もうだめだ!
覚悟してギュッと目を閉じる。
が——。
そのときだった。
ふわりと体が浮いたではないか?
「え?」
——どうして⋯⋯?
驚いて目をパッと開けると、目の前に目えたのは、黒豹のように野生的で美しい国王のアルベルト・カサド。
「間に合ってよかった——」
ハンサムな顔が青ざめている。
アルベルト王は、心から安堵したように、大きく息を吐いた。
王は愛馬を必死で走らせてきて、ギリギリのタイミングでシャルルを受け止めてくれたのだ。
「ほんとうによかった」
命よりも大事なものを抱くように、たくましい両腕にがっしりとシャルルを抱いた。
「アルベルトさま!」
涙がブワッとあふれた。たくましい胸にしがみつく。
「もう大丈夫だ。そばにいないで悪かった。怖かったであろう——」
「はい、すごく怖かったです。⋯⋯あっ! 御者の方と、レダさんとレナさんが大変です」
「三人とも元気だから安心しろ。もうすでに俺の騎士団が保護している。城に戻りかけたとき、怪しげな男たちの一団を見かけたと連絡を受けた。それですぐに戻ってきたんだ。間に合ってほんとうによかった⋯⋯」
白馬の上でギュッと抱きしめられた。
アルベルトの胸に頬をよせると、黒いフロックコートの生地越しに、はっきりとアルベルトの体の熱を感じた。
——ああ、どうしよう。僕の首が熱い⋯⋯。
我慢できないほどだった。燃えるようだ。
——アルベルトさまが、こんなにも大事に僕のことを思ってくださっているなんて⋯⋯。食材の僕を⋯⋯。こんなにも⋯⋯。
ものすごく嬉しい。
——そんなにも僕を、お食べになりたいのかな?
抱きしめられながら複雑な思いをめぐらせていると、ふたりの背後から怒声が聞こえてきた。
「いたぞ!」
覆面の男たちだ。
アルベルトがサッと白馬から飛び降りて剣を握った。
「そこにいろ、シャルル。決して馬から下りるな——」
「でも、あの⋯⋯」
相手は三十人以上もいた。いくら王の剣の腕が強くてもとても勝てる人数ではない。
けれどもアルベルトは少しの動揺も見せなかった。
男たちが剣を振り上げて走り込んでくると、その中心に自らスッと進んだ。
——あっ、危ない!!
とても見ていることができずに思わず目を閉じた。
けれど、再び目を開けたときには⋯⋯。
「あれ?」
なんと、覆面の男たちはアルベルトの足元に倒れて、うなっているではないか!
——す、すごい⋯⋯。
信じられない!
相手はものすごく屈強な男たち。しかも三十人以上もいたのに⋯⋯。
まるで大人と子供の戦いだ⋯⋯。
「怪我はないか?」
アルベルトが剣を軽く振って血を飛ばしながらふりむく。
余裕に満ちた顔で、たくさんの敵を相手に戦った直後とはとても思えない。
「は、はい⋯⋯、大丈夫です⋯⋯」
答える声が震えた。手も足も⋯⋯、身体中がガクガクと震えだす。
——ああ、よかった! アルベルト陛下はご無事だった!
安心したと同時に全身から力が抜けてしまった。馬上から落ちてしまいそうだ。
「シャルル⋯⋯!」
アルベルトがサッと白馬に飛び乗った。後ろから腰を抱きしめてしっかりと支えてくれる。
「陛下がご無事でよかったです⋯⋯、ほんとうに良かったです⋯⋯、ほんとうに⋯⋯」
込み上げる思いを胸にしまっておけない。涙もあふれた。
「俺に勝てる者はこの世界にはいない」
「はい、もちろんでございます。だけど、あの⋯⋯」
アルベルト王が強いことは噂に聞いて知っていた。
それでも、心配でたまらなかったのだ。
体の震えがいつまでも止まらない。細かく震える体をアルベルト王は優しく抱きしめてくれた。
「俺は負けない——」
と、アルベルトは自信に満ちた顔で笑った。
*****
「⋯⋯いたずらばかりしていたから、よく母上に叱られたんだ」
アルベルトが昔を思い出すような顔で苦く笑う。
シャルルはアルベルトとともに白馬に乗って城に戻る道を進んでいた。
さっきからずっとアルベルトは子供時代の面白い話をしてくれる。
——僕が震えていたからかな?
きっとそうなのだろう。
アルベルトの心遣いがとても嬉しい。
「罰として塔に閉じ込められたこともあるが、俺はその塔の窓から逃げ出して、また怒られた」
「やんちゃでいらしたんですね」
「ああ、そうだな」
そんな話をしていると気持ちも落ち着いてきた。
「あの覆面の男たちは辻馬車強盗でしょうか?」
辻馬車強盗とは、馬車を襲って金品を奪う強盗のことだ。
「強盗団にしては身なりが整っていた。あの者たちには別の目的があったのかもしれない⋯⋯」
「別の目的ですか?」
「ああ、そうだ。たぶん⋯⋯」
アルベルトが言葉をにごしたとき、ふたりを乗せた白馬は王城についた。
城門をくぐるとすぐに従者たちが駆け寄ってくる。
「シャルルさま! ご無事でほんとうによかったです!」
双子の少年従者たちはそばかすが浮かんだ顔を真っ赤にしていた。どうやら泣いていたようだ。
アルベルトに手を貸してもらって白馬から降りると、双子にギュッと手を握られた。
「ほんとうにご無事でよかったです!」
「レダさんとレナさんも怪我がなくてよかったです」
城門の中には黒い鎧を着た騎士たちがたくさん集まっていた。
なにやら物々しい雰囲気になっている。
アルベルトが倒した覆面の男たちは騎士団が捕まえたらしい。
アルベルトは厳しい顔で、「国中の警備を厳重にしろ」と騎士団長に命じた。
「シャルル、今夜の晩餐でまた会おう」
「はい、陛下⋯⋯」
アルベルトはまた白馬に飛び乗ると騎士団を引き連れて城門を出て行った。
続く
413
あなたにおすすめの小説
恵方巻を食べてオメガになるはずが、氷の騎士団長様に胃袋を掴まれ溺愛されています
水凪しおん
BL
「俺はベータだ。けれど、クラウス様の隣に立ちたい」
王城の厨房で働く地味な料理人ルエンは、近衛騎士団長のクラウスに叶わぬ恋をしていた。身分も属性も違う自分には、彼との未来などない。そう諦めかけていたある日、ルエンは「伝説の恵方巻を食べればオメガになれる」という噂を耳にする。
一縷の望みをかけ、ルエンは危険な食材探しの旅へ! しかし、なぜかその旅先にはいつもクラウスの姿があって……?
勘違いから始まる、ベータ料理人×氷の騎士団長の胃袋攻略ラブファンタジー!
昔「結婚しよう」と言ってくれた幼馴染は今日、僕以外の人と結婚する
子犬一 はぁて
BL
幼馴染の君は、7歳のとき
「大人になったら結婚してね」と僕に言って笑った。
そして──今日、君は僕じゃない別の人と結婚する。
背の低い、寝る時は親指しゃぶりが癖だった君は、いつの間にか皆に好かれて、彼女もできた。
結婚式で花束を渡す時に胸が痛いんだ。
「こいつ、幼馴染なんだ。センスいいだろ?」
誇らしげに笑う君と、その隣で微笑む綺麗な奥さん。
叶わない恋だってわかってる。
それでも、氷砂糖みたいに君との甘い思い出を、僕だけの宝箱にしまって生きていく。
君の幸せを願うことだけが、僕にできる最後の恋だから。
運命の息吹
梅川 ノン
BL
ルシアは、国王とオメガの番の間に生まれるが、オメガのため王子とは認められず、密やかに育つ。
美しく育ったルシアは、父王亡きあと国王になった兄王の番になる。
兄王に溺愛されたルシアは、兄王の庇護のもと穏やかに暮らしていたが、運命のアルファと出会う。
ルシアの運命のアルファとは……。
西洋の中世を想定とした、オメガバースですが、かなりの独自視点、想定が入ります。あくまでも私独自の創作オメガバースと思ってください。楽しんでいただければ幸いです。
ふしだらオメガ王子の嫁入り
金剛@キット
BL
初恋の騎士の気を引くために、ふしだらなフリをして、嫁ぎ先が無くなったペルデルセ王子Ωは、10番目の側妃として、隣国へ嫁ぐコトが決まった。孤独が染みる冷たい後宮で、王子は何を思い生きるのか?
お話に都合の良い、ユルユル設定のオメガバースです。
過労死転生した公務員、魔力がないだけで辺境に追放されたので、忠犬騎士と知識チートでざまぁしながら領地経営はじめます
水凪しおん
BL
過労死した元公務員の俺が転生したのは、魔法と剣が存在する異世界の、どうしようもない貧乏貴族の三男だった。
家族からは能無しと蔑まれ、与えられたのは「ゴミ捨て場」と揶揄される荒れ果てた辺境の領地。これは、事実上の追放だ。
絶望的な状況の中、俺に付き従ったのは、無口で無骨だが、その瞳に確かな忠誠を宿す一人の護衛騎士だけだった。
「大丈夫だ。俺がいる」
彼の言葉を胸に、俺は決意する。公務員として培った知識と経験、そして持ち前のしぶとさで、この最悪な領地を最高の楽園に変えてみせると。
これは、不遇な貴族と忠実な騎士が織りなす、絶望の淵から始まる領地改革ファンタジー。そして、固い絆で結ばれた二人が、やがて王国を揺るがす運命に立ち向かう物語。
無能と罵った家族に、見て見ぬふりをした者たちに、最高の「ざまぁ」をお見舞いしてやろうじゃないか!
【完結済】極上アルファを嵌めた俺の話
降魔 鬼灯
BL
ピアニスト志望の悠理は子供の頃、仲の良かったアルファの東郷司にコンクールで敗北した。
両親を早くに亡くしその借金の返済が迫っている悠理にとって未成年最後のこのコンクールの賞金を得る事がラストチャンスだった。
しかし、司に敗北した悠理ははオメガ専用の娼館にいくより他なくなってしまう。
コンサート入賞者を招いたパーティーで司に想い人がいることを知った悠理は地味な自分がオメガだとバレていない事を利用して司を嵌めて慰謝料を奪おうと計画するが……。
捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~
水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。
死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!?
「こんなところで寝られるか!」
極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く!
ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。
すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……?
「……貴様、私を堕落させる気か」
(※いいえ、ただ快適に寝たいだけです)
殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。
捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる