悪役令嬢にざまぁされた王子のその後
その後、炭鉱の町で鉱夫として働くアルフレッドは反省するどころかレティシアや彼女の味方をした弟への恨みを募らせていく。
そんなある日、アルフレッドは行く当てのない訳ありの少女マリエルを拾う。
マリエルを養子として迎え、共に生活するうちにアルフレッドはやがて自身の過去の過ちを猛省するようになり改心していった。
人生がいい方向に変わったように見えたが……平穏な生活は長く続かず、事態は思わぬ方向へ動き出したのだった。
そもそも、兄だから弟に手伝わせても良いと勝手な理屈をつけて努力放棄したのが始まりでした。そりゃ、兄と同じく弟も婚約者も歪んでるかもだけど、曲がりなりにも皇太子である兄が、手抜きするとしてもそれなりに役割を果たしていれば、苦笑いされながらも許されていたように思います。
あー。身元の確認すらせず養子にして、騙されたのか。確かに王の器じゃない。
それに、同じ苦労をしていた仲間のお金盗むのも良くない。
ただ、子どもを探してるのをみられてるから、誘拐されて仕方なくと周りが思ってくれるかもしれない。
詐欺にあっていたと同情もされるかもしれない。
ここから立ち直れるといいけど。
追放後も、その人の人生はあるわけで、そこに視点を当てたお話は珍しくて、読み応えあります。
良くも悪くも素直で、傲慢だった。それは本人にだけ否があるのではなく、双子ならどちらも平等に、公平にしなければならなかった。兄と弟と序列をつけてはいけなかった。兄もゆがんだけど、弟だってしっかりゆがんでる。
そのゆがみを王家の中の人間は王、王妃ともに直せなかった。それを直す役目の婚約者は、ゆがみを直すのではなく、自分の尺度で責めただけ。正直、まわりも本人も含めて全員ゆがんでた。
主人公が、憐れだなと思います。彼が全て悪いのではなく、それはそうなるべくしてそうなった。王族なので、ゆがみをひとり押し付けられて、残ったまわりの人間たちにとって良いように綺麗事にするために切り捨てられたのだなと。王族でなければ、この先もチャンスはあったと思います。
これが、普通の兄弟と婚約者のよくあるザマァ劇なら、王族なのに愚かと鼻で嘲笑うところですが、このお話はそもそも王家がゆがんでる、婚約者も保身に走るだけの人間なので、この先の展開で主人公に救済があればいいなと思っています。
あなたにおすすめの小説
絞首刑まっしぐらの『醜い悪役令嬢』が『美しい聖女』と呼ばれるようになるまでの24時間
夕景あき悪役令嬢と呼ばれる私は、出来損ない王太子の教育係になりました
由香王国最強の天才魔導士は、追放された悪役令嬢の息子でした
由香