ねぇ、俺、可哀想すぎない?〜それでも回復能力の行き過ぎた俺は魔王でも倒せない〜


〜俺は死なないけど攻撃力がなさすぎた。
そして仲間の魔物は有能すぎた。〜


異次元空間で生き残った結果――
 ヒマリのスキルは、神域へと覚醒していた。

 名前はヒマリ。
 見た目は可愛いが、これでもれっきとした男である。

 持っていたスキルは《自己回復(小)》。

 小さな村では少し珍しいが、決して特別ではない。
 どこにでもある、ありふれた能力だった。

 幼馴染と過ごす穏やかな日々。
 平和で、何も変わらないはずだった日常。

 しかしある日、魔王の赤い雷が世界を焼いた。

 村は崩れ、世界は狂い、逃げ惑う人々の中で――
 ヒマリは、時間の狂った異次元空間へと落ちてしまう。

 そこからすべてが変わった。

 死を覚悟した、その瞬間。

 ヒマリのスキルが暴走覚醒した。

 《瞬間自己再生(極)》。

 その力のおかげで、ヒマリは死ぬことがなくなった。

 だが同時に、ひとつの事実を知る。

 どうやら――
 ここから出るには、魔王を倒さなければならないらしい。

 ……え?

 普通に無理じゃない?

 ――俺、可哀想すぎない?

 不憫すぎる不死スキル。

 そして、なぜか懐いてくる魔物たち。

 攫われた幼馴染を救うため――

 少しだけ強くなった少年、ヒマリの
 異世界冒険譚が、今ここから始まる。
24h.ポイント 661pt
2
小説 2,158 位 / 219,397件 ファンタジー 338 位 / 50,908件

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