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佐倉先生とのお話
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佐倉side
今日午前中に颯くんの尿検査の予定だったんだけど。
もうすぐお昼だというのに颯くんの姿は見当たらない。
病室まで行くか。
そう思って見に行ったが、病室の中にも颯くんの姿がない。
まさか忘れて遊んでることは無いよね。
念のためプレイルームに見に行ってみると4人で楽しくすごろくしている颯くんの姿が。
颯くんがあがるのを待って、声をかけにいった。
私の姿を見て目を逸らしたのを私は見逃さないからね。
トイレに行ったか聞くと、少し間が空いて目を逸らしたまま行ったと返事していた。
さすがにここで話すのは可哀想だから移動するか。
あの感じだと出てないだろうし、処置室で排尿させて話を聞こうかな。
処置室に着いてベッドへ上がらせて処置の準備をする。
されることが分かって嫌そうにしてるけど気にしない。
溜めたままは本当に身体に良くないから。
颯くんは尿道が狭くなる病気。
しばらくは通院で拡張治療とかをしてたんだけど、狭窄が酷くなり排尿が難しくなることが多く入院になった。
お腹を触ると膀胱がパンパンになっていた。
すぐバレるのになんで嘘つくかな^^;
なかなか脱いでくれない颯くん。
時間かけても嫌なものは嫌だし、何より恥ずかしいだろうからね。
さっと下ろして消毒を済ませてゼリーを付けたカテーテルを挿入していった。
颯「ビクッ)うぁっ…;;」
「はい、動かない。
ちょっと頑張って。」
颯「ううぅぅ……(涙)」
狭くなってて出にくくなってたのもあって、細めのカテーテルにしたけど挿入すると痛みで身体を捩っている颯くん。
動くと傷付けたりして危ないから、動かないように声をかけながら奥までカテーテルを進めた。
「よし、入った。
少しお腹押すよ。」
溜まっている尿をしっかり出すためにお腹を押して最後まで排尿させた。
「抜くよー……よし、終わり。」
痛かったみたいで涙目で鼻をグズグズさせている颯くん。
尿を検査に出して…よし。
さて、言い訳を聞かせてもらいましょうか。
「颯くん、今日の午前中の尿検査忘れてたわけじゃないよね?」
颯「………うん。」
「じゃあなんで持ってこなかったの?」
颯「……出なかったから………もういいやって。」
「それでいいと思ってる?」
颯「……………」
黙り込んでしまった。
でもここは、ちゃんと話しておかないと。
「ちゃんと答えなさい。」
颯「…良くないです。」
「うん、良くないよね。
出ないなら出ないって言いに来なさい。」
颯「はい……ごめんなさい…」
ちゃんと反省した様子。
出なかったんだね、よしよし。ってしてても、それでいいんだって繰り返すだけ。
もうお昼ご飯が運ばれてくる時間だから病室へ送り届けて帰ってる時、廊下でイヤイヤ言ってる子が^^;
今日午前中に颯くんの尿検査の予定だったんだけど。
もうすぐお昼だというのに颯くんの姿は見当たらない。
病室まで行くか。
そう思って見に行ったが、病室の中にも颯くんの姿がない。
まさか忘れて遊んでることは無いよね。
念のためプレイルームに見に行ってみると4人で楽しくすごろくしている颯くんの姿が。
颯くんがあがるのを待って、声をかけにいった。
私の姿を見て目を逸らしたのを私は見逃さないからね。
トイレに行ったか聞くと、少し間が空いて目を逸らしたまま行ったと返事していた。
さすがにここで話すのは可哀想だから移動するか。
あの感じだと出てないだろうし、処置室で排尿させて話を聞こうかな。
処置室に着いてベッドへ上がらせて処置の準備をする。
されることが分かって嫌そうにしてるけど気にしない。
溜めたままは本当に身体に良くないから。
颯くんは尿道が狭くなる病気。
しばらくは通院で拡張治療とかをしてたんだけど、狭窄が酷くなり排尿が難しくなることが多く入院になった。
お腹を触ると膀胱がパンパンになっていた。
すぐバレるのになんで嘘つくかな^^;
なかなか脱いでくれない颯くん。
時間かけても嫌なものは嫌だし、何より恥ずかしいだろうからね。
さっと下ろして消毒を済ませてゼリーを付けたカテーテルを挿入していった。
颯「ビクッ)うぁっ…;;」
「はい、動かない。
ちょっと頑張って。」
颯「ううぅぅ……(涙)」
狭くなってて出にくくなってたのもあって、細めのカテーテルにしたけど挿入すると痛みで身体を捩っている颯くん。
動くと傷付けたりして危ないから、動かないように声をかけながら奥までカテーテルを進めた。
「よし、入った。
少しお腹押すよ。」
溜まっている尿をしっかり出すためにお腹を押して最後まで排尿させた。
「抜くよー……よし、終わり。」
痛かったみたいで涙目で鼻をグズグズさせている颯くん。
尿を検査に出して…よし。
さて、言い訳を聞かせてもらいましょうか。
「颯くん、今日の午前中の尿検査忘れてたわけじゃないよね?」
颯「………うん。」
「じゃあなんで持ってこなかったの?」
颯「……出なかったから………もういいやって。」
「それでいいと思ってる?」
颯「……………」
黙り込んでしまった。
でもここは、ちゃんと話しておかないと。
「ちゃんと答えなさい。」
颯「…良くないです。」
「うん、良くないよね。
出ないなら出ないって言いに来なさい。」
颯「はい……ごめんなさい…」
ちゃんと反省した様子。
出なかったんだね、よしよし。ってしてても、それでいいんだって繰り返すだけ。
もうお昼ご飯が運ばれてくる時間だから病室へ送り届けて帰ってる時、廊下でイヤイヤ言ってる子が^^;
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