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嫌なものは嫌!
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秀side
「嫌だってば!」
御「すぐ終わるって(--;)
ほら、行こう?」
あれから部屋に戻る途中、御門先生に捕まった。
今から俺は点滴をされるらしい。
絶対に嫌だ!!
気管支喘息の治療としていつも点滴されるけど、毎回痛いんだもん。
ただでさえ注射とか大っ嫌いなのに。
昨日は阿部先生で逃げられなかったけど、今日は御門先生。
上手くやれば逃れられるかも。
あ、そうだ。
「ねぇ、御門先生。
さっき阿部先生呼んでたけど行った?」
御「え、ほんとに?」
「うん、さっき探してたよ。
なんか急ぎなんだって、行かなくていいの?」
御「んー……でも秀に点滴入れないといけない時間だし。」
ふふ、悩んでる悩んでる(笑)
御門先生は、阿部先生より年下だからそれを利用して嘘ついちゃった。
「俺部屋で大人しく待ってるから行ってきていいよ、じゃあね。」
御門先生に腕を掴まれてたけど、悩んで少し力が緩んだ隙にサッと腕を引いた。
とりあえず嘘がバレる前に逃げようと思い、くるっと反対を向くとそこには阿部先生の姿が。
あ…ヤバい……;;
阿「こっちは病室じゃないよ^^」
御「あ、阿部先生。
なんかありました?」
阿「いや、なーんも^^」
……速攻でバレた。
どうしよう……とりあえず逃げるか!
2人に挟まれてるけど横から逃げれば…
阿「おっと……はーい、捕まえた♪」
横に走り出そうとしたら阿部先生にすぐ掴まれてヒョイっと抱えあげられた。
「うわっ、離せっ……;;」
阿「離しません。
嘘つく悪い子にはお仕置が必要だな。
御門先生、このまま行くよ。」
御「はい…(--;)」
御門side
秀、なんで嘘つくかな;;
さすがに阿部先生の嘘はつかないだろうと思って信じかけてた俺も悪かったけど。
その嘘をまさか本人に聞かれてるとは思わなかったんだろうな。
阿部先生を怒らせたら止めようが無いことは俺もよく分かってる。
秀、諦めな^^;
バタバタ嫌がってる秀を軽々と抱えたまま処置室に連れてきた阿部先生。
阿「はい、到着。
もう病室じゃなくてここでやってしまうから。
俺押さえとくから御門先生やって。」
御「あ、はい。」
そう言って押さえてくれてる阿部先生だけど、左手首を押さえてる。
まさか……
「……手の甲にします?」
阿「うん、秀は血管細いからね。
手の甲のが確実でしょ。」
秀「えっ…やだやだっ!!」
阿「こら、暴れるな。」
まぁ、そうなるよな。
手の甲って腕に刺されるより痛いからね。
ただでさえ注射嫌いの秀、なんとか逃れようとバタバタ暴れてるけど阿部先生の固定からは逃げられそうにない。
阿部先生に早くしろって目で見られて慌てて針を片手に消毒をした。
「嫌だってば!」
御「すぐ終わるって(--;)
ほら、行こう?」
あれから部屋に戻る途中、御門先生に捕まった。
今から俺は点滴をされるらしい。
絶対に嫌だ!!
気管支喘息の治療としていつも点滴されるけど、毎回痛いんだもん。
ただでさえ注射とか大っ嫌いなのに。
昨日は阿部先生で逃げられなかったけど、今日は御門先生。
上手くやれば逃れられるかも。
あ、そうだ。
「ねぇ、御門先生。
さっき阿部先生呼んでたけど行った?」
御「え、ほんとに?」
「うん、さっき探してたよ。
なんか急ぎなんだって、行かなくていいの?」
御「んー……でも秀に点滴入れないといけない時間だし。」
ふふ、悩んでる悩んでる(笑)
御門先生は、阿部先生より年下だからそれを利用して嘘ついちゃった。
「俺部屋で大人しく待ってるから行ってきていいよ、じゃあね。」
御門先生に腕を掴まれてたけど、悩んで少し力が緩んだ隙にサッと腕を引いた。
とりあえず嘘がバレる前に逃げようと思い、くるっと反対を向くとそこには阿部先生の姿が。
あ…ヤバい……;;
阿「こっちは病室じゃないよ^^」
御「あ、阿部先生。
なんかありました?」
阿「いや、なーんも^^」
……速攻でバレた。
どうしよう……とりあえず逃げるか!
2人に挟まれてるけど横から逃げれば…
阿「おっと……はーい、捕まえた♪」
横に走り出そうとしたら阿部先生にすぐ掴まれてヒョイっと抱えあげられた。
「うわっ、離せっ……;;」
阿「離しません。
嘘つく悪い子にはお仕置が必要だな。
御門先生、このまま行くよ。」
御「はい…(--;)」
御門side
秀、なんで嘘つくかな;;
さすがに阿部先生の嘘はつかないだろうと思って信じかけてた俺も悪かったけど。
その嘘をまさか本人に聞かれてるとは思わなかったんだろうな。
阿部先生を怒らせたら止めようが無いことは俺もよく分かってる。
秀、諦めな^^;
バタバタ嫌がってる秀を軽々と抱えたまま処置室に連れてきた阿部先生。
阿「はい、到着。
もう病室じゃなくてここでやってしまうから。
俺押さえとくから御門先生やって。」
御「あ、はい。」
そう言って押さえてくれてる阿部先生だけど、左手首を押さえてる。
まさか……
「……手の甲にします?」
阿「うん、秀は血管細いからね。
手の甲のが確実でしょ。」
秀「えっ…やだやだっ!!」
阿「こら、暴れるな。」
まぁ、そうなるよな。
手の甲って腕に刺されるより痛いからね。
ただでさえ注射嫌いの秀、なんとか逃れようとバタバタ暴れてるけど阿部先生の固定からは逃げられそうにない。
阿部先生に早くしろって目で見られて慌てて針を片手に消毒をした。
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