結婚してるのに、屋敷を出たら幸せでした。

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第五部第四章 始まる戦争

お食事会

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 ルミは微笑みながら言葉を発する。

「前にも言った通り、お食事会、今日なのよ! だから、お迎えに来たの!」

 そういえば、お食事会の話は前にあった時とかに言っていたけど、手紙が来てなかったから、まったく身に覚えがない?
 あ、もしかして結界がテレポートの魔法を妨害したのか?
 
 っていうことは、戦争の真っ只中ってことなのね?
 うーんじゃあ知らないってことにも、納得だわ。
 
 私たちのせいってことかぁー。
 でも戦争を起こしたのは私じゃないよ! だから私のせいみたいに自暴自棄になるのはよしておこう。
 ただの事故だった。
 それで十分だ。
 戦争はなかった。それに、あんなの戦争とは言わない。
 だって、一人も犠牲者が出なかったし? だから戦争とは言わない。
 確かに女神族との戦争では犠牲者も大量出た、だから戦争といっているのだが、今回は全く別の状況だ。

「そうですか・・・・・・。でも手紙が届いていないらしいよ」

「え、じゃあまあ、ひとまず行こう! 魔王城のみんなで行った方がいいよね? ってか魔王城ごと天界にテレポートできる?」

 魔王城ごとか・・・・・。確かに物質も、テレポートすることができるけど、膨大な魔力を使わなければならなくなってしまう。それが、頭に入ってきて、悩ましい決断をしている。
 
 まあプランスの魔力ならばできるだろうなー。まあプランスにお願いするとするか!

「プランスお願いできる?」

「もちろんさ。でも魔王城より魔王城の中にいる人物だけを、テレポートさした方がいいじゃない?」

 慥かにプランスの言う通り、魔王城の中にいる生物だけをテレポートで天界にどばした方がいいだろう。
 
 私にはできない、ことだけどね・・・・・。そもそも瞬間移動事態が難しいんだから!
 瞬間移動ができる時点ですごいんだからね!

 自分を説得させつつ、彼女の目を見る。

 彼女の目は驚いているようだ。まあ、瞬間移動を一斉にできるなんて考えられないことだから。
 
 でも、プランスは紋様を何度も何度も出し、魔力量を増やしている。
 だから、瞬間移動も楽なのだ。

「ならまあ、お願いするわ。あ、もう時間だから早くして!」

 彼女は焦ったように、動く。
 プランスは指を鳴らす。

 本当に瞬間移動ができているのだろうか?
 真っ暗な景色が一瞬見えた。
 だけど、次は美しい王都が見えた。
 草原に置いてあるようにも見えた。

 この草原で寝たらさぞかし気持ちがいいだろうなー。
 
 何せ、黄金に輝く柔らかい葉が生えているし、花の甘い香りもする。
 まさか死んだのかと思ってしまうがまだ生きているようだ。

 これが天界なのね・・・・・。
 魔界の炎は全く見えないけど、青い空が見える。ところどころには雲も見えて、風が吹けば雲が動く。
 
 人間界が求めているような、空間だった。だけど、なんだか息苦しさを感じてしまった。
 まるで、ここの空気は完膚なきまで消滅させるという感じの魔力を感じてしまった。

 何かで苦しんでいるのだろう。
 だから、澱んだ空気になっている。

 夕方になれば茜色に輝きのだろうけど、その時すらも平和はないのだろうな。
 全て外見は良いのに、平和がまったくない。
 まさか、戦争も多いのだろうか? 
 
 でも、皆に尊敬されている国だと思うのだが・・・・・?
 いや違う、女神族を尊重している国は大種族だ。

 でも、弱小国家は女神族をさぞかし嫌うだろう。
 大国に抵抗したがるのが、弱小国家の極みでもある。だけどそんな弱小国家を、ねじ伏せれるのが女神族なのでは? 
 でも、怯えている。もしかして新国家が結成されたとかはないかな?
 それで女神族とか大国全てに喧嘩売ってたりして・・・・・・。
 もしかして吸血鬼とか鬼かな?
 だけど、あいつらは女神族の足元にも及ばない。だから違うとして、じゃあ誰なのだろうか?

「ルミ、どこの国と喧嘩してるの?」

「それがわかったら苦労はしないんだけど」

 え、彼女も知らないのに、喧嘩してるの? でも、どんなに種族かでどこの国かも大体わかると思うのだが・・・・・?
 いや、お面をしていたり新しい生物が誕生したりしていては、特定も無理であろう。
 まさかとは思うけど、魔界の生物じゃないよね? 百パーないと思うけど、もしもそうだったらどうしよう?

「そうなのね・・・・・」

 アンが口に出した。だけど、プランスは考え込んでいるようだ。
 私も考え込んでいるけど、プランスほどではない。

神王しんじゅ、もしかしてその物は、炎の魔力を使いますか?」

 プランスが口を開いた。
 だけど、炎の魔力を使う生物は、山のようにいる。その一部は魔族だ。
 
「はい。ですがそれだけでは、特定が無理です」

「もしかしてそれは、人型だけど、毛が生えてますか?」

 プランスのこの言葉で、火猿を思い浮かべた。獰猛な性格でどんな強敵でも確実に仕留めるという精神力を兼ね備える、化け物だ。
 通常は魔力を使い、火を出して攻撃する。
 種族は悪魔族に属している。
 結果、悪魔が勧誘していて、そのトップはルカと来た。
 つまり、黒幕はルカということか・・・・・・。

「はい」

 彼女は言った。
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