結婚してるのに、屋敷を出たら幸せでした。

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第五部第四章 始まる戦争

神族

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 お食事場に改めて瞬間移動をすると、女神族がたくさんいた。
 中には魔界を襲った天使もいて、少し腹が立ったが、戦争を起こしにきたわけでもない。

 だから必死に堪えてルミの隣に立つ。
 今は私は楽屋にいる。

 執事達は楽屋じゃなくて、普通にお食事を楽しんでいる、姿が見えた。
 これもルミの言葉によりなっているらしい。

 なんだかんだで、彼女も平和を願っていることがわかる。これは好かれても当然。

 私が下僕なら、絶対に好きになる主人だ。

「ミア、これから自己紹介をお願いね!」

 彼女はそう言ったが、自己紹介などする必要があるのだろうか?
 確かに信用を買うことは絶対的に必要なのだろうけど、それ以前の問題で私は化け物として皆に知れ渡っている。

 丸太のような椅子に座った。真っ直ぐ前には会場が見えて、私はど真ん中で、自己紹介をするらしい。
 
 もちろんプランスもアンもシルバーもだ。
 
 最初は私からということになったけど、まあいいだろう。
 心の準備はできた。
 戦争に出る時の方がよっぽど辛い、怖いでも今は戦場に行くわけでもなくて、平和に行くんだ!
 もう戦争には行きたくないけど! ゼレーナ王国を潰すまで頑張るけど!
 今は平和に行って見せる!
 石を投げられても関係ない。そんなのただの石だ!
 だって石なんか、痛いだけで、戦争になるわけでもない。だから大丈夫!

 私は意を決して前へと歩いていく。誰しも私の顔をみるがもう関係ない!
 どうせ私はそんなヘタレだということだ。

 だからもう何も思わないし、何も感じないように歩くことが大事だ! いまは単なる平和を尊重するだけでいい。

「あいつが、女王だって・・・・・何か怖い感じがしない?」

「慥になんだか不気味だわ・・・・・・」

 悪口の囁き声ですらも無視できるようになった気がする。だけど、心が傷つかないわけでもないから、あまり言わないで欲しい。

 女神族が道を開けてくれる。
 これは、ルミの命令により仕方なくやっているだけらしい。
 
 だけど、なんだか嬉しい気分にもなった。
 女神族の王国に足を踏み入れた時から心が躍るのだ。
 なんだか、この世が一変もするように感じ、もうそろそろで出来上がるものがありそうだ。

 何千年とかけて作り上げられたものとはなんだろうか?

 あ、そういえばルカはどうなっているのだろうか? いまこの場に来てそうで怖い。
 まあ、わたしにはちかずけないようになっているているから、大丈夫なのよね・・・・?
 でも、ルカとってどんなことでもできちゃうから、ちょっと怖い。だけど、彼が守ってくれるから大丈夫だし安心安心!
 
 そう思い、私は再び歩き出す。
 すると真ん中が見えてきた。全員に声は届かないけど、周りの人々には届くだろう。

「皆さん、出迎えてくださり光栄に存じます」

 真ん中に立ちそう言ったら不思議と、声が反響して、遠くまで声が届くようになっていた。
 もしかして!
 これもまた結界なのかな?
 だとしたら、今度この結界を張ってもらうよう依頼しようかしら?

「あの女の言葉に耳を貸すと、催眠術で操られるぞ」

「まじか、耳を塞がないと」

 皆の悪口も光栄に思ってくれる人も同時いた。だから、言葉を続けれてここに立つことができた。

「私が同盟国家を結んだのは、あなた方ならば平和になれると思ったからです。もちろん戦争状態に何千年となっていました。ですがそれは、古代の魔王により戦争状態になっていただけであり、現在の魔王はそんなことを望むような魔王ではありません。もちろん私も戦争はしたくありません。ですが、そちらから仕掛けてきた場合、全面戦争になりますのでご注意ください。それと、同盟国家を結んでおりますので、私達ができることならなんでも協力させていただきます。逆にあなた方にも同じことをしていただきたいです。これで私からの言葉は以上です。次は私の妹アン・アネリアです」

 私は楽屋には戻らず、ただ前に進むんだ。自己紹介が終わったら楽屋に戻らず、バイキングが置いてある場所に歩いてもらうように言われたからだ。
 その間に、石を投げられるかもしれない。だけど、大丈夫。
 私は強い、他の者に負けないくらい強い、だから大丈夫。

 そんなことで、自己肯定感を得て再び歩く。バイキングに着けばなんでも食べていいということだ。
 毒が入っていないか鑑定したいところだけど、失礼だよね・・・・・・?

「このクソ野郎!」

 石を持った、女神族が私に目の前に立ちはだかる。
 一歩も動かないことに集中した。石が当たれば気が済むのだろう?
 だから、石を投げてくれ、私に文句があるのなら早く殺してもいいよ。何も抵抗しないよ。
 
「どうぞ、殺してください。魔界の平和はあなた方に任せます。なので早く、殺してください、抵抗などしません」

 両手を広げて笑みを浮かべた。
彼等は笑って石を投げる。
 直行してくるこの石を、よければ何もしていない神に当たる。
 女神と神はほぼ一緒。

 そう思った時には、私の顔に石は当たっていた。連続で当たる石。
 とても痛い。
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