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第五部第四章 始まる戦争
石を投げられても尚
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心が痛い。だけど、それで気が済むんでしょ?
それなら石を投げない?
微笑みを隠さない。だけど、どんどん石を投げれる。
私が何かしたのだろうか?
女神族が何かしてきたことはあった。だけど、こっちから仕掛けたことなんてない・・・・・・。
なのにどうしてなのだろう、力ある種族だから?
そんなの関係ないでしょ!
まるで私達が弱い女神族を嘲笑っているような感じだと思っているのかしら? そんなわけない。高笑いもあげたことはない。
それに、嗤ったこともない。
なのにそんなことをしてくるなんて、間違ってるとしか言いようがない!
「なぜ貴方は石を投げるの? まだ小さい子なのに」
そう、石を投げてきたのはまだ、子供の女神だった。大人は止めには入るどころか、一緒に石を投げてくる仕末。
なんとも言えない気持ちだ。
「我等女神族は、弱き者を救うためにお前らを粛清する、力ある者だ」
なんと自分達のことを強いと思っているらしい。
慥かに強いのだろうけど、そんな小さな体でどうしようもないだろう。
「なら、この力を見てもそう言えるかな?」
秘めている魔力を少しだけ解放した。これくらいの魔力ならどれだけ出してもいい。
戦争時にはもっと出している。だから全然大丈夫、ただ彼等が恐れているだけだ。
「なんだ、その魔力は・・・・・・」
「このくらいの魔力なら、誰でも出せるわよ。ほら、石を投げな」
石を投げられても尚、私は微笑みを崩すことはしない。まるで悪魔のようだ。だけど、こうでもしないとやっていけないのだ。
「お、俺は魔力攻撃もできるんだからな! ユニークスキル発動! 天使の精霊!」
天才のような精霊のような者がどんどん湧き出てきた。だけど、私は抵抗しない。当たっても多分痛くも痒くもないだろうし。
相手にするだけ無駄ということが分かった。
もう歩こう、アンの自己紹介も聞きたいし。妹がこんなふうに石を投げられたら、私はどうするだろうか?
間違えて殺してしまいそうだ。
ふと、気が戻ると、とっくにバイキングのところに着いていた。同時にアンの声も聞こえた。
「この度は私をお呼びください誠に有難うございます。私の目的は平和、だけではありません、他種族との共同です。他種族との戦争ほど醜いことはなく、他種族同士が、戦争を始めるということはやめて欲しいのです。あくまでも、生きている同士、なぜ戦争で生命を断とうとするのでしょうか? それに、同盟国家を結んでくださった女神族様、なぜ姉に石を投げたのでしょうか? 姉は何もしておりませんし、これから私に石を投げる方もいると思います。でも、それには意味があるのでしょう? だけど、これから公演をする、姉の夫はこんな言葉じゃなくて、攻撃に入る可能性もありますので注意ください」
彼女の言葉に、姉として感動した。
慥かにどうして、他種族を他種族と見ていたのだろう。両者生きているだろう、だから共存すべきなのだ。
他種族とは共存ができないと考えていたけど、それは表向きなだけで、魔獣と魔物と魔族が共存しているように、他種族とも共存しても問題はない。
それができれば、戦争も何も起こらなくなる。だから共存という世界を創るべきなのか・・・・・。
あ、アンも石を投げられたりするのか・・・・・・な?
でも、あの言葉で怖気ついているだろうからそれはないと思う。私が抵抗しなかったから石を投げ続けられたんだと思う。
そんなことを考えながら、お皿を手に取り、フォークも手に取った。
どうやら、フォークでサラダとかを取るらしく、魔界ではないような食べ方であった。
いろいろとお皿の上に盛り付けると、ちょうどプランスの公演が始まった。
彼はどんなことを話すのだろうか? 長年一緒にいる私ですらわからない。
「この度は私をお呼びしてくださり、誠に感謝します」最初に言う、入りは完璧だ。だけど続く言葉で、ミスをおこしそうだ「私は魔界の王プランス・フリンスです。私の目的はですね、平和もあります。ですが平和はもはや夢物語です。他にも私の目的は夢物語なんです。だけど、夢物語の世界を作りたいんです」
まあプランスの言葉は普通だけど、夢物語を語っているのは、私だけど彼もそう思っているのだろうか?
もしかして私がそうしてしまっているということはあるのだろうか? まあ、それはいい。
この話には全く関係ない不安だ。
「そのためにはですね、女神族の皆さんに御力を借りたいです」
はぁ、夢物語を永遠と語っているのは、私だけではないみたいね、彼も彼女もずっと語っているのかもしれない。ならその夢物語を叶える必要がある。
ならどうすればいいのだろうか? そもそも夢物語とはなんだろうか?
私の場合は平和という夢物語だ。アンの場合は共存という夢物語だ。
それを組み合わせると、魔界という世界を無くせばいいのだ。共存するのだから魔界という肩書きはもう必要ではなくなる。
そのためには、すべての種族との同盟国を結ぶ必要がある。
「力を貸してくれる者はいますか?」
それなら石を投げない?
微笑みを隠さない。だけど、どんどん石を投げれる。
私が何かしたのだろうか?
女神族が何かしてきたことはあった。だけど、こっちから仕掛けたことなんてない・・・・・・。
なのにどうしてなのだろう、力ある種族だから?
そんなの関係ないでしょ!
まるで私達が弱い女神族を嘲笑っているような感じだと思っているのかしら? そんなわけない。高笑いもあげたことはない。
それに、嗤ったこともない。
なのにそんなことをしてくるなんて、間違ってるとしか言いようがない!
「なぜ貴方は石を投げるの? まだ小さい子なのに」
そう、石を投げてきたのはまだ、子供の女神だった。大人は止めには入るどころか、一緒に石を投げてくる仕末。
なんとも言えない気持ちだ。
「我等女神族は、弱き者を救うためにお前らを粛清する、力ある者だ」
なんと自分達のことを強いと思っているらしい。
慥かに強いのだろうけど、そんな小さな体でどうしようもないだろう。
「なら、この力を見てもそう言えるかな?」
秘めている魔力を少しだけ解放した。これくらいの魔力ならどれだけ出してもいい。
戦争時にはもっと出している。だから全然大丈夫、ただ彼等が恐れているだけだ。
「なんだ、その魔力は・・・・・・」
「このくらいの魔力なら、誰でも出せるわよ。ほら、石を投げな」
石を投げられても尚、私は微笑みを崩すことはしない。まるで悪魔のようだ。だけど、こうでもしないとやっていけないのだ。
「お、俺は魔力攻撃もできるんだからな! ユニークスキル発動! 天使の精霊!」
天才のような精霊のような者がどんどん湧き出てきた。だけど、私は抵抗しない。当たっても多分痛くも痒くもないだろうし。
相手にするだけ無駄ということが分かった。
もう歩こう、アンの自己紹介も聞きたいし。妹がこんなふうに石を投げられたら、私はどうするだろうか?
間違えて殺してしまいそうだ。
ふと、気が戻ると、とっくにバイキングのところに着いていた。同時にアンの声も聞こえた。
「この度は私をお呼びください誠に有難うございます。私の目的は平和、だけではありません、他種族との共同です。他種族との戦争ほど醜いことはなく、他種族同士が、戦争を始めるということはやめて欲しいのです。あくまでも、生きている同士、なぜ戦争で生命を断とうとするのでしょうか? それに、同盟国家を結んでくださった女神族様、なぜ姉に石を投げたのでしょうか? 姉は何もしておりませんし、これから私に石を投げる方もいると思います。でも、それには意味があるのでしょう? だけど、これから公演をする、姉の夫はこんな言葉じゃなくて、攻撃に入る可能性もありますので注意ください」
彼女の言葉に、姉として感動した。
慥かにどうして、他種族を他種族と見ていたのだろう。両者生きているだろう、だから共存すべきなのだ。
他種族とは共存ができないと考えていたけど、それは表向きなだけで、魔獣と魔物と魔族が共存しているように、他種族とも共存しても問題はない。
それができれば、戦争も何も起こらなくなる。だから共存という世界を創るべきなのか・・・・・。
あ、アンも石を投げられたりするのか・・・・・・な?
でも、あの言葉で怖気ついているだろうからそれはないと思う。私が抵抗しなかったから石を投げ続けられたんだと思う。
そんなことを考えながら、お皿を手に取り、フォークも手に取った。
どうやら、フォークでサラダとかを取るらしく、魔界ではないような食べ方であった。
いろいろとお皿の上に盛り付けると、ちょうどプランスの公演が始まった。
彼はどんなことを話すのだろうか? 長年一緒にいる私ですらわからない。
「この度は私をお呼びしてくださり、誠に感謝します」最初に言う、入りは完璧だ。だけど続く言葉で、ミスをおこしそうだ「私は魔界の王プランス・フリンスです。私の目的はですね、平和もあります。ですが平和はもはや夢物語です。他にも私の目的は夢物語なんです。だけど、夢物語の世界を作りたいんです」
まあプランスの言葉は普通だけど、夢物語を語っているのは、私だけど彼もそう思っているのだろうか?
もしかして私がそうしてしまっているということはあるのだろうか? まあ、それはいい。
この話には全く関係ない不安だ。
「そのためにはですね、女神族の皆さんに御力を借りたいです」
はぁ、夢物語を永遠と語っているのは、私だけではないみたいね、彼も彼女もずっと語っているのかもしれない。ならその夢物語を叶える必要がある。
ならどうすればいいのだろうか? そもそも夢物語とはなんだろうか?
私の場合は平和という夢物語だ。アンの場合は共存という夢物語だ。
それを組み合わせると、魔界という世界を無くせばいいのだ。共存するのだから魔界という肩書きはもう必要ではなくなる。
そのためには、すべての種族との同盟国を結ぶ必要がある。
「力を貸してくれる者はいますか?」
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