結婚してるのに、屋敷を出たら幸せでした。

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第五部第四章 始まる戦争

プランスの姿

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 プランスが徐々に近づいてくる。
 なんで近づいてくるの!
 やめて恥ずかしい・・・・・。本当に恥ずかしいから、やめて・・・・。
 
 ちょっとだけ、恥ずかしいと感じてしまった・・・・・。
 いつも違う、彼と話すのに、なぜか、勇気が必要であった。
 
 なんで、こんなにもドキドキするの? 
 いつもは、遠目じゃなくて、抱きついたりしているのに、なんで、ドキドキしちゃうの?
 いつもなら、こんな気持ちになることはないのに・・・・・。
  
 頬が赤くなるのを感じた。
 階段から彼を見ているけど、彼は徐々に近づいてくる。

 その度に、胸が高鳴ってしかない。

 どうして、夫に胸を躍らせるの・・・・?
 ルカの時なんて、なんも思わなくてただ、いただけって感じだったのに。
 なぜ、彼には胸を躍らせてしまうの? 
 いつもの彼に、胸を躍らせることもある。だけど、今日ほどではない?
 いや、それはないな、いつもの彼にはまた別の姿で胸を躍らせる。
 今胸が躍っているのは、いつもと違う彼を見ているからだろう。
 
 別に・・・・いつもの方がいいとかもないけど、今日の彼は今日だけでいい。
 毎日続いたらちょっと嫌。

 たまに姿を変える彼が好きなのに・・・・・。
 
「ミア、どうしてこっちを見つめてるんだ?」

「別になにも? ただ、いつもと違うなーって思って・・・・・」

 滑舌が悪いのかな? それならいいけど、なんかまた違うように感じた。
 
 なんで、彼の言葉に言葉を上手く返せないの?
 返したけど、胸がドキドキと邪魔して、声がうまく出せない。
 声が出るとしても、心臓が出てしまいそうだった。

「そうかな、どこが?」

 横に立たれて私は、ドキドキと胸が高鳴るのを止めれなくて、音が彼にも聞こえてしまうかもしれない ・・・・・?

 プランスに聞かれたくないな・・・・・?
 
 自分が恥ずかしくなっているって気づかれたくない・・・・・。理由は特にない。

「どこって、雰囲気が柔らかいって感じ・・・・・」

 また、ドキドキして、俯いてしまう。自分の靴が見える。
 だけど、彼の足も見えてドキドキいちゃう。

 こんなにも、ドキドキしちゃったらどうしたらいいんだ!

 もうなにも返せないよ・・・・・。ドキドキを抑える方法ってないのかな?

「雰囲気かぁー、そんなに変わっていないように感じるんだけどどうかな? だって、俺っていつも冷たい感じじゃん? だからなにも変わってないと思う」

 プランス、今日の貴方は美しく、冷たいとは思わなかったし、いつもより優しい・・・・・。

 それだから変わって言ってる。

 だけど、時間と共に戻っていくだろう。嗚呼それでもいいから、この感覚を堪能したい。
 
 一生戻らないのはいやだけど、今しか感じられない感覚を感じたい。

「いつもと違うけど、数時間もすれば戻るんじゃない? それに、なんだか和らいだ性格になってる」

「君はどっちの方が好きなんだい?」

 この問いにはすぐに答えることが出来る。さっきから考えてきているから、すぐに応えることができてしまうのだ。

「どっちも好きだよ。だけど、今の君はギャップ萌えしてるね!」

 彼は目だけをほほえました。
 この顔こそが、いつもと違うんだ。
 いつもなら、こんな顔はしない。なのに、優しいこの顔をした彼は、全くの別人のようだった。
 
 だから好きになってしまう、こういう性格にがらりと変わる時もあるんだから。
 そのせいで、飽きずにずっと好きでいられるのだ。

「そうかな。でも、もうそろそろで切り替わるからな」

 今の発言にはいつものプランス感が混ざっていた。
 だからなのであろうか、少し奇妙な気持ちになった。この気持ちはいつもなら感じれないものだったことを私は、ずっと覚えているってって決めた。

「それって、自分で切り替えれるの?」

「なにを言っているんだ、執事のように、挨拶とか丁寧にしてた時あっただろ? それとなんだ変わらないよ」

 確かに、執事のような感じな時もあった。
 だから自分で切り替えることができるのであろうか? 少なくても私にはできない手法である。

「そうなんだね! 自分で切り替えているのね!」

 なんだか、妙に納得してしまった。

 そんなことを考えていると、空から降ってくる飛行物体を目視した。何かの聖なる魔力も感じるから、女神族の王ルミだろう。
 なにも、もてなすものがないが、どうしてきたのだろう?

 あ、でも。またいろいろと話せるかも? それから展開に招待?
 まあそんなわけないか!
 まさか悪い報告とかじゃなさそうだし?

 悪意のない魔力だったからそう理解して見た。だけど、もしかしたらという可能性もあるから、身を引き締めた。

 すると、次の瞬間には目の前にルミ何立っていてその隣にはアンがいた。

 いや、どういう状況なの? どうしてルミに連れられてアンがいるの?

 もしかして先にアンの元に行ってからこっちに来た?
 瞬間移動はアンにしてもらったとか?

「これはこれは、プランス陛下にミア」

 ルミがかしこまるように言った。
 相変わらす、綺麗なドレスを身につけている。
 今日私は黄金のドレスを身につけているが彼女の方が綺麗で美しいと感じた。
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