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5章
12話
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目が覚めると、広いベッドに一人で眠っていた。
「せんせ……?」
躯は拭ってもらったのか、すっきりとしていた。記憶の奥底ではかなり汚れたはずのシーツも替えられていて。
しかし、ユキが身を起こすと、躯の奥からドロリとしたものが垂れてきて、ユキは昨夜の痴態に赤面してしまう。
(いくらなんでも……あれはちょっと……うわぁ…)
思わず布団に顔を突っ伏すと布団からは永瀬の香りが香って……
「……だめ!だめ!キリがない!起きよう」
寝室のシャワールームで急いで躯を清めてからフラフラする躯を支えながらリビングに向かうと……
「まー!まー!」
「しぃっ、和也。お願いだからあとちょっとだけ静かにしてくれ、な?」
「やー!!」
「ほら、和也、お前の好きなりんごヨーグルトだぞ?な?二つ食べてもいいから」
「まー!」
「じゃ、アンパンくんのジュースはどうだ?な?それならいいだろう?」
「やー!!」
元気な和也の声と困ったような永瀬の声。
リビングに続く扉を開けるとぐずる和也を抱っこした永瀬が滅多に見られないオロオロとした姿でそこにいた。ざっくりしたニットにデニム姿の休日仕様の彼はとても格好良くて、狼狽えた姿とのギャップが面白くて思わずくすくす笑ってしまうと……
「まー!まー!」
「ユキ!?」
「だめですよ、アンパンくんのジュースはお出掛けのときお利口に出来たらのご褒美で、ベビーヨーグルトは一日一個までです」
和也を抱いたまま、永瀬が慌ててユキの傍に駆け寄ってくる。
「もうちょっと寝ててもいいんだぞ?」
「でも、和也が限界でしょう?」
おっぱい欲しいんだよね?と和也に笑いかけると嬉しそうにユキに和也は手を伸ばす。
「躯は大丈夫か?昨夜は大分……」
「和也の前ですよ」
言い掛けた永瀬の唇にそっと指を当ててユキは止める。
「わからんさ」
「それでも駄目です……それに、その……躯は大丈夫ですから……」
「そうか。最近離乳食も結構進んできたから、飲まなくても何とか持たせられると思ったんだがなぁ」
「まだね、朝と夜は中々やめられませんね」
「お腹に子供が出来たら、なるべく授乳は控えた方がいいと聞くだろう?」
「……経過が順調なら多少は大丈夫ですよ。それに、……その……まだ……わからないじゃないですか?」
「いや、出来ただろう。万が一昨夜ので出来てなくても今夜か明後日には……」
「先生!」
恥ずかしくてユキが軽く睨むと、永瀬は苦笑して話を止めた。
「おいで和也」
永瀬の腕から和也を受け取ると、ソファに座ってユキは授乳を始めた。
永瀬はキッチンで二人分の温かなお茶を煎れるとユキの前に一つ置いてソファに自分も座りお茶に口を付け、いつもの如く、ゆったりと授乳中の様子を鑑賞する。
「終わったら準備出来てるから朝食にしよう」
「はい」
「朝食終わったら、今日は休みだが病院にお父さんの様子を見に行こうと思ってるんだが、一緒にどうだ?」
「僕も一緒に行きます、ありがとうござ……」
「礼は無しだと言ったろう?」
「……はい」
そのときの、ユキの笑顔はとても綺麗で、永瀬はまるで恋慣れない少年の様にユキに見蕩れた。
「せんせ……?」
躯は拭ってもらったのか、すっきりとしていた。記憶の奥底ではかなり汚れたはずのシーツも替えられていて。
しかし、ユキが身を起こすと、躯の奥からドロリとしたものが垂れてきて、ユキは昨夜の痴態に赤面してしまう。
(いくらなんでも……あれはちょっと……うわぁ…)
思わず布団に顔を突っ伏すと布団からは永瀬の香りが香って……
「……だめ!だめ!キリがない!起きよう」
寝室のシャワールームで急いで躯を清めてからフラフラする躯を支えながらリビングに向かうと……
「まー!まー!」
「しぃっ、和也。お願いだからあとちょっとだけ静かにしてくれ、な?」
「やー!!」
「ほら、和也、お前の好きなりんごヨーグルトだぞ?な?二つ食べてもいいから」
「まー!」
「じゃ、アンパンくんのジュースはどうだ?な?それならいいだろう?」
「やー!!」
元気な和也の声と困ったような永瀬の声。
リビングに続く扉を開けるとぐずる和也を抱っこした永瀬が滅多に見られないオロオロとした姿でそこにいた。ざっくりしたニットにデニム姿の休日仕様の彼はとても格好良くて、狼狽えた姿とのギャップが面白くて思わずくすくす笑ってしまうと……
「まー!まー!」
「ユキ!?」
「だめですよ、アンパンくんのジュースはお出掛けのときお利口に出来たらのご褒美で、ベビーヨーグルトは一日一個までです」
和也を抱いたまま、永瀬が慌ててユキの傍に駆け寄ってくる。
「もうちょっと寝ててもいいんだぞ?」
「でも、和也が限界でしょう?」
おっぱい欲しいんだよね?と和也に笑いかけると嬉しそうにユキに和也は手を伸ばす。
「躯は大丈夫か?昨夜は大分……」
「和也の前ですよ」
言い掛けた永瀬の唇にそっと指を当ててユキは止める。
「わからんさ」
「それでも駄目です……それに、その……躯は大丈夫ですから……」
「そうか。最近離乳食も結構進んできたから、飲まなくても何とか持たせられると思ったんだがなぁ」
「まだね、朝と夜は中々やめられませんね」
「お腹に子供が出来たら、なるべく授乳は控えた方がいいと聞くだろう?」
「……経過が順調なら多少は大丈夫ですよ。それに、……その……まだ……わからないじゃないですか?」
「いや、出来ただろう。万が一昨夜ので出来てなくても今夜か明後日には……」
「先生!」
恥ずかしくてユキが軽く睨むと、永瀬は苦笑して話を止めた。
「おいで和也」
永瀬の腕から和也を受け取ると、ソファに座ってユキは授乳を始めた。
永瀬はキッチンで二人分の温かなお茶を煎れるとユキの前に一つ置いてソファに自分も座りお茶に口を付け、いつもの如く、ゆったりと授乳中の様子を鑑賞する。
「終わったら準備出来てるから朝食にしよう」
「はい」
「朝食終わったら、今日は休みだが病院にお父さんの様子を見に行こうと思ってるんだが、一緒にどうだ?」
「僕も一緒に行きます、ありがとうござ……」
「礼は無しだと言ったろう?」
「……はい」
そのときの、ユキの笑顔はとても綺麗で、永瀬はまるで恋慣れない少年の様にユキに見蕩れた。
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