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限界社畜の後悔
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「なーんか最近、機嫌よくない?」
バイト先の居酒屋にて。
山尾の言葉に、奏汰は笑顔をみせた。
「あ、鈍感な山尾さんにもわかりますか」
「お前けっこうオレに辛辣やんな……」
「正当な評価だと思いますけど」
「そういうとこやで」
いつもの会話だ。
しかし確かに奏汰がここまで、この男に対してにこやかに (言葉はまったく穏やかではないが)接しているのは珍しいかもしれない。
「最近、生活の質がめちゃくちゃあがったというか」
「え、なに。まさか、カノジョでも出来たん!?」
「顔が近い近い! あと勘違いですから」
クワッと目を見開いて迫ってくる山尾を面倒そうな顔で押し返す。
「友達……がうちに滞在してるんです。その人、家事スキルがめちゃくちゃ高くて。僕、実家だけど母もあんまり得意じゃなかったから。すごく嬉しいんですよね」
「へー。なんや、てっきりお前にカノジョでもできちまったのかと焦ったわぁ」
「いやなんで焦るんですか」
奏汰は少し顔をしかめる。するととんでもない言葉が。
「オレのツレの繋がりでお前のこと紹介してくれって奴がいて、うるさくてな。前に客として来て一目惚れしたって話なんやけど、どうや」
「はぁ?」
一気に奏汰の機嫌が悪くなった。
彼をきつく睨みつける。
「どうって、それ男ですよね」
「まぁな。空手だか柔道だかやってて強いらしいで、知らんけど」
知らんけど、でオススメしてきていい話ではない。少なくとも彼にとっては。
「お断りです」
当然ながら即答。
「んなツレないこと言わんと」
「嫌だ」
「んー。ま、せやな。分かった」
「……」
「なんや。妙な顔して」
「山尾さんのクセにあっさり引き下がるなぁと。あのしつこくてウザい山尾さんはどこいった」
「クセにって言うな、あとウザいってなんやねん。オレだってちゃんと考えるわい」
相変わらず先輩に容赦ない奏汰だが、そこまで気を悪くした様子のない山尾も相当だ。
「カノジョ出来てないならよかったわ。マジで焦ったし」
「なんで僕にカノジョが出来てないことが山尾さんの安心に繋がるんですか」
「そりゃお前……」
一瞬、山尾の目が泳いだ。でもすぐに苦笑いからの。
「年中男にケツ追っかけ回される男にカノジョ出来て先越されたら、それこそプライドにかかわるっつーか」
「……」
「なぁ? って、なに怒ってるん」
「山尾さん」
これで怒るなというのはさすがに無理がある。
しかし人を殺せるくらい睨みつけてた視線を外すと、奏汰はふふんとドヤ顔して言った。
「情報のアップデートが足りないんじゃないですか? 僕、最近はナンパも痴漢もめっきり減ったんですよ!」
「え、マジで」
山尾には分かるまいが事実そうなのだ。
以前なら頻発して悩んだそれらが、ここ最近数が激減。ゼロにはならずとも、イライラするほどではなくなった。
「そういや最近、客にからまれるのも減ったな」
「でしょ?」
その代わり最近は彼目当てで通ってくる客がいたり、男性の新人バイトに告白されたりというのはあったのだがこの二人は忘れているらしい。
「ついに僕にも可愛いβのカノジョが出来る前兆かな」
「え、それはアカン」
「はぁ? なんでですか」
ムッとして問いかけるが、言った方の山尾が首をかしげている。
「んー、なんでやろ?」
「質問を質問で返すな、山尾」
「いやオレ先輩やぞ……とにかくダメなもんはダメ」
「もうなんなんですか」
奏汰にはまったく分からない。しかし山尾の方は少し決まり悪そうに頭をかいた後。
「オレにもよーわからん。でも好きな子が出来たら教えろ、な?」
と、突然頭をワシャワシャなで始めた。
「ちょっ……なにするんですか!」
「よーしよしよしよし、落ち着け落ち着け」
「あんたが落ち着けッ!!」
そんなくだらない会話をぎゃいぎゃいやっていると。
「おいそこイチャつくな、○すぞー」
「店長、怖っ!?」
サラッと暴言吐いてご登場の店長、牧蔵 琴音である。
「十代が青春してると無性にイライラするんだ」
「それかなりヤバいですよ」
「自覚はある」
佐倉 絵里の悪びれない言葉に二人は顔を見合わせた。
「ていうか別にイチャついてないですよ」
「おー、金城。リア充は総じて爆発していいぞ」
二十五歳アラサー独身。居酒屋の雇われ店長として忙しさにプライベートをすり減らす日々。
「ったく、限界社畜をナメるな」
「いやいや店長は目の下のクマすごいですって」
「おお、金城は心配してくれるのかー。よし今夜お持ち帰りしてやろう」
「店長、セクハラです」
「自覚はある」
「あるんだ……」
クールビューティであるはずの彼女も、ここの所の鬼連勤や本社とのあれこれでかなり疲れきっているらしい。
「だいたい人手不足ならバイト募集かけてるんですか?」
「誰が人手不足だと言った、余裕ではないけどちゃんとシフトは回ってるだろう。新人もいるし」
「え、じゃあ」
そこで牧蔵は大きくため息をついた。
「ガキどもは知っときな、大人ってのは時として仕事に逃げたくなる」
「なんですかそれ」
意味が分からず首をかしげる山尾と奏汰だが、彼女は『そういえば』と話題を変えた。
「金城。そろそろキッチンの方、してみるか」
「え? いいんですか」
「最近一人抜けたからね。あといつまでも客寄せパンダにするのも気の毒かな、と」
「なんですか、その客寄せパンダって」
「自覚ないならいいけど」
「ちょっとまさか……店長!?」
今までなかなかキッチンに回してもらえずホール担当だった。
飲食店アルバイトの場合、新人はまずホールに回されがちなのはよく聞く話だが、理由はそれだけではなかったらしい。
「怒るな怒るな、じゃあよろしくな。私が直々に指導してやろう。あ、山尾は今日から入る子がいるから。そっち教えてやって」
「えっ? まさか女の――」
「残念ながら男だ」
「マジかぁ」
ガッカリして肩を落とす山尾をよそに、奏汰は小さくガッツポーズしていた。
「金城。はやく来い」
「あ、はい」
牧蔵に呼ばれ行こうとすると山尾に悔し紛れで。
「せいぜい店長に厳しくされちまえ」
と声をかけられたが何処吹く風である。
「新人いびりしないでくださいよ」
「くそぉ、おぼえてろよ」
「はいはい」
そんな軽口叩きながら、奏汰はバックヤードに入った。
「金城」
牧蔵が口を開く。
「サガラ……いや、堂守のことなにか聞いてるか」
「え?」
突然の言葉に思わず動きを止めた。
「あの子からなにか連絡はないかと思って」
「ええっと」
奏汰は迷った。
あの日、バイトを解雇されたと聞いていたからだ。
理由はどうあれ、クビにした従業員のその後を聞いてくるのは違和感がある。しかもなぜ自分に、と。
「あー……知らないです」
咄嗟に嘘をつく。
なぜかここで本当のことを言うべきじゃないと思ったのだ。
「そうか」
彼女はうなずく。
「なんかあったら教えてくれないか」
「……」
「私のせい、だからな」
小さな声でそうつぶやいた背中は、ひどく憔悴して見えた。
バイト先の居酒屋にて。
山尾の言葉に、奏汰は笑顔をみせた。
「あ、鈍感な山尾さんにもわかりますか」
「お前けっこうオレに辛辣やんな……」
「正当な評価だと思いますけど」
「そういうとこやで」
いつもの会話だ。
しかし確かに奏汰がここまで、この男に対してにこやかに (言葉はまったく穏やかではないが)接しているのは珍しいかもしれない。
「最近、生活の質がめちゃくちゃあがったというか」
「え、なに。まさか、カノジョでも出来たん!?」
「顔が近い近い! あと勘違いですから」
クワッと目を見開いて迫ってくる山尾を面倒そうな顔で押し返す。
「友達……がうちに滞在してるんです。その人、家事スキルがめちゃくちゃ高くて。僕、実家だけど母もあんまり得意じゃなかったから。すごく嬉しいんですよね」
「へー。なんや、てっきりお前にカノジョでもできちまったのかと焦ったわぁ」
「いやなんで焦るんですか」
奏汰は少し顔をしかめる。するととんでもない言葉が。
「オレのツレの繋がりでお前のこと紹介してくれって奴がいて、うるさくてな。前に客として来て一目惚れしたって話なんやけど、どうや」
「はぁ?」
一気に奏汰の機嫌が悪くなった。
彼をきつく睨みつける。
「どうって、それ男ですよね」
「まぁな。空手だか柔道だかやってて強いらしいで、知らんけど」
知らんけど、でオススメしてきていい話ではない。少なくとも彼にとっては。
「お断りです」
当然ながら即答。
「んなツレないこと言わんと」
「嫌だ」
「んー。ま、せやな。分かった」
「……」
「なんや。妙な顔して」
「山尾さんのクセにあっさり引き下がるなぁと。あのしつこくてウザい山尾さんはどこいった」
「クセにって言うな、あとウザいってなんやねん。オレだってちゃんと考えるわい」
相変わらず先輩に容赦ない奏汰だが、そこまで気を悪くした様子のない山尾も相当だ。
「カノジョ出来てないならよかったわ。マジで焦ったし」
「なんで僕にカノジョが出来てないことが山尾さんの安心に繋がるんですか」
「そりゃお前……」
一瞬、山尾の目が泳いだ。でもすぐに苦笑いからの。
「年中男にケツ追っかけ回される男にカノジョ出来て先越されたら、それこそプライドにかかわるっつーか」
「……」
「なぁ? って、なに怒ってるん」
「山尾さん」
これで怒るなというのはさすがに無理がある。
しかし人を殺せるくらい睨みつけてた視線を外すと、奏汰はふふんとドヤ顔して言った。
「情報のアップデートが足りないんじゃないですか? 僕、最近はナンパも痴漢もめっきり減ったんですよ!」
「え、マジで」
山尾には分かるまいが事実そうなのだ。
以前なら頻発して悩んだそれらが、ここ最近数が激減。ゼロにはならずとも、イライラするほどではなくなった。
「そういや最近、客にからまれるのも減ったな」
「でしょ?」
その代わり最近は彼目当てで通ってくる客がいたり、男性の新人バイトに告白されたりというのはあったのだがこの二人は忘れているらしい。
「ついに僕にも可愛いβのカノジョが出来る前兆かな」
「え、それはアカン」
「はぁ? なんでですか」
ムッとして問いかけるが、言った方の山尾が首をかしげている。
「んー、なんでやろ?」
「質問を質問で返すな、山尾」
「いやオレ先輩やぞ……とにかくダメなもんはダメ」
「もうなんなんですか」
奏汰にはまったく分からない。しかし山尾の方は少し決まり悪そうに頭をかいた後。
「オレにもよーわからん。でも好きな子が出来たら教えろ、な?」
と、突然頭をワシャワシャなで始めた。
「ちょっ……なにするんですか!」
「よーしよしよしよし、落ち着け落ち着け」
「あんたが落ち着けッ!!」
そんなくだらない会話をぎゃいぎゃいやっていると。
「おいそこイチャつくな、○すぞー」
「店長、怖っ!?」
サラッと暴言吐いてご登場の店長、牧蔵 琴音である。
「十代が青春してると無性にイライラするんだ」
「それかなりヤバいですよ」
「自覚はある」
佐倉 絵里の悪びれない言葉に二人は顔を見合わせた。
「ていうか別にイチャついてないですよ」
「おー、金城。リア充は総じて爆発していいぞ」
二十五歳アラサー独身。居酒屋の雇われ店長として忙しさにプライベートをすり減らす日々。
「ったく、限界社畜をナメるな」
「いやいや店長は目の下のクマすごいですって」
「おお、金城は心配してくれるのかー。よし今夜お持ち帰りしてやろう」
「店長、セクハラです」
「自覚はある」
「あるんだ……」
クールビューティであるはずの彼女も、ここの所の鬼連勤や本社とのあれこれでかなり疲れきっているらしい。
「だいたい人手不足ならバイト募集かけてるんですか?」
「誰が人手不足だと言った、余裕ではないけどちゃんとシフトは回ってるだろう。新人もいるし」
「え、じゃあ」
そこで牧蔵は大きくため息をついた。
「ガキどもは知っときな、大人ってのは時として仕事に逃げたくなる」
「なんですかそれ」
意味が分からず首をかしげる山尾と奏汰だが、彼女は『そういえば』と話題を変えた。
「金城。そろそろキッチンの方、してみるか」
「え? いいんですか」
「最近一人抜けたからね。あといつまでも客寄せパンダにするのも気の毒かな、と」
「なんですか、その客寄せパンダって」
「自覚ないならいいけど」
「ちょっとまさか……店長!?」
今までなかなかキッチンに回してもらえずホール担当だった。
飲食店アルバイトの場合、新人はまずホールに回されがちなのはよく聞く話だが、理由はそれだけではなかったらしい。
「怒るな怒るな、じゃあよろしくな。私が直々に指導してやろう。あ、山尾は今日から入る子がいるから。そっち教えてやって」
「えっ? まさか女の――」
「残念ながら男だ」
「マジかぁ」
ガッカリして肩を落とす山尾をよそに、奏汰は小さくガッツポーズしていた。
「金城。はやく来い」
「あ、はい」
牧蔵に呼ばれ行こうとすると山尾に悔し紛れで。
「せいぜい店長に厳しくされちまえ」
と声をかけられたが何処吹く風である。
「新人いびりしないでくださいよ」
「くそぉ、おぼえてろよ」
「はいはい」
そんな軽口叩きながら、奏汰はバックヤードに入った。
「金城」
牧蔵が口を開く。
「サガラ……いや、堂守のことなにか聞いてるか」
「え?」
突然の言葉に思わず動きを止めた。
「あの子からなにか連絡はないかと思って」
「ええっと」
奏汰は迷った。
あの日、バイトを解雇されたと聞いていたからだ。
理由はどうあれ、クビにした従業員のその後を聞いてくるのは違和感がある。しかもなぜ自分に、と。
「あー……知らないです」
咄嗟に嘘をつく。
なぜかここで本当のことを言うべきじゃないと思ったのだ。
「そうか」
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