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転生〜統治(仮題)
男と女
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「そんな世界だから重婚が認められているんだけど、平民にはあまり縁の無い話ね。だけど、ある程度の身分になると、生活に余裕があるから何人も妻を娶ったり、愛人や妾が沢山いたりするの。」
「そ、そうなんだ・・・。」
「逆に女性はどれだけ身分が高くても、複数の男性と関係を持つ事は無いの。これは、数少ない素敵な男性を占有しないようにするっていう、女性同士の暗黙のルールなのよ。見つかったら社会から追放されるでしょうね。」
「うわぁ・・・。」
女性は怖い生き物です。下手に関わらないのが一番だ。
「それで・・・ルークはランクS冒険者でしょ?貴族と同等だし、財産もかなりある。まだ若いからこれからどんどん稼ぐだろうし・・・性格も見た目も良い。見た目は良過ぎるんだけど。」
「え?後半が聞き取れなかったんだけど?」
「っ!?とにかく、そんな理由でルークは『か・く・じ・つ』に沢山の女性から迫られるわ。」
マジかよ・・・勘弁して欲しいんだけど・・・。愕然としているのが自分でもわかる。どうやって単独行動するか考えようとしたが、ティナの発言でオレの思考は完全に止まる。
「ですから、他の女性と関係を持つ前に、私達と・・・関係を持って頂きたいのです。」
「・・・・・・・・・・・・はぁぁぁぁぁ!?」
「何よ、嫌なの?」
ナディアから鋭い眼光を向けられるが、真っ赤になっているので怖いとは思わない。むしろ可愛い。
「嫌な訳ないだろ?いや・・・特に理由は無いんだけどさ、結婚するまでは我慢した方が良いのかな?って勝手に思ってたんだ。」
「我慢してたの?」
「あ、当たり前だろ?ティナもナディアも魅力的なんだし、我慢するの大変だったんだから・・・。」
「あ、ありがとうございます。」
「そ、そうかしら?べ、別に我慢とかしなくていいんだからね!?」
2人共、真っ赤になって俯いてしまった。ホントに可愛いなぁ。
「うん、そっか。わかったよ。これからは我慢せずに、思い切り愛情を表現するね。」
「っ!?(ルークの愛を思い切り受ける事が出来るなんて、耐え切れるでしょうか?)」
「っ!?(ルークと結婚してもらえるだけでも刺されそうなのに、思い切り愛されるなんて考えただけでも鼻血が・・・)」
「2人の言いたい事は理解出来たけど、オレが誘惑に負けるっていうのはちょっと・・・。」
「あ、それには理由があって・・・。」
「?」
「ルークの相手が私とティナだけだと、逆に危険なのよ。気持は嬉しいんだけどね。」
「危険?どういう事?」
「ルークって鏡見た事ある?自覚が無いって性質が悪いわ。」
やれやれみたいな表情するの、やめてもらっていいですか?ちょっと傷付くんですけど。
「ルークの場合、私達2人だけだと少な過ぎるのよ。」
「私は最低10人の妻を娶るべきだと考えていました。」
「10人!?幾らなんでも多過ぎでしょ!」
「いえ、100人でも問題ありません。」
「ひゃ・・・」
「流石に100人は多いからね・・・正室1人に、側室10人前後、あとは愛人と妾がルーク次第ってトコかしら。」
ま、マジかよ?身も心も保たねぇよ・・・。ハーレムなんて聞いてる分には羨ましいけど、自分が当事者ってなると針の筵じゃね?身の回りで常時『女の戦い』が巻き起こってるでしょ。
「誰彼構わずの節操無しは問題ですが、ルークの場合は心配無さそうですからね。」
「世の中の大抵がこんな考え方だから、あまり考え過ぎない事ね。ちゃんと私達を愛してくれれば問題無いわ。ルーク好みの女性がいたら、遠慮なく食べちゃって構わないから。全く手を出さないのも問題よ?変な噂がたっても困るでしょ?」
そんな事言われてもさ・・・オレ、この世界に馴染めるか不安になってきたよ。
まぁ、頑張りたくないけど頑張るよ。
「努力します・・・。」
「あはは、なんかごめんね?どうしてこのタイミングだったのかって言うと、多分隣国の女王に見つかったらそうなるからなんだけど・・・。」
「隣国の王って女王様なの?」
「はい。ミリス公国はスフィア女王陛下の治める国です。」
「結婚してないの?」
「そうね。あの人、理想が高過ぎるから生涯独身だと思ってたわ。だから、ルークが行くと、絶対に見つかって付き纏われるから。覚悟しておきなさい?」
「何でオレが行くとそうなるんだよ・・・。」
マジで行きたくねぇわ~。オレもティナ達と迂回しようかな?でも、2人はそれを承知でオレだけ行かせようとしたんだから、多分反対されて終わるよな。
「ルークはスフィア様のタイプですからね。国民から慕われているのですが、結婚する気配が無いせいで国民から心配されてまして・・・その・・・。」
「何?」
「国民全員が密告者だと思いなさいって事よ。入国した瞬間に城へ知らせが届いて、あっという間に召還されるから。」
「それってほとんど誘拐じゃない?」
「「あはははは。」」
なんだよこの世界は。これなら村から出ない方が・・・いや、それだとナディアとは出会えなかったか。なるようにしかならないんだろうな。
「何考えてるの?」
「村から出ないままの方が良かったかな?って。」
「ルーク、それは・・・」
「あぁ、ごめんごめん。大丈夫だよ。村から出なかったらナディアと出会えなかったんだし、後悔はしてないから。」
「き、急に何を言い出すのよ!?」
またしてもナディアの顔が赤くなる。そうでした、まずは素敵な婚約者達と男女の仲にならないとね。
騒がしながらも、3人の夜は更けていくのであった。
「そ、そうなんだ・・・。」
「逆に女性はどれだけ身分が高くても、複数の男性と関係を持つ事は無いの。これは、数少ない素敵な男性を占有しないようにするっていう、女性同士の暗黙のルールなのよ。見つかったら社会から追放されるでしょうね。」
「うわぁ・・・。」
女性は怖い生き物です。下手に関わらないのが一番だ。
「それで・・・ルークはランクS冒険者でしょ?貴族と同等だし、財産もかなりある。まだ若いからこれからどんどん稼ぐだろうし・・・性格も見た目も良い。見た目は良過ぎるんだけど。」
「え?後半が聞き取れなかったんだけど?」
「っ!?とにかく、そんな理由でルークは『か・く・じ・つ』に沢山の女性から迫られるわ。」
マジかよ・・・勘弁して欲しいんだけど・・・。愕然としているのが自分でもわかる。どうやって単独行動するか考えようとしたが、ティナの発言でオレの思考は完全に止まる。
「ですから、他の女性と関係を持つ前に、私達と・・・関係を持って頂きたいのです。」
「・・・・・・・・・・・・はぁぁぁぁぁ!?」
「何よ、嫌なの?」
ナディアから鋭い眼光を向けられるが、真っ赤になっているので怖いとは思わない。むしろ可愛い。
「嫌な訳ないだろ?いや・・・特に理由は無いんだけどさ、結婚するまでは我慢した方が良いのかな?って勝手に思ってたんだ。」
「我慢してたの?」
「あ、当たり前だろ?ティナもナディアも魅力的なんだし、我慢するの大変だったんだから・・・。」
「あ、ありがとうございます。」
「そ、そうかしら?べ、別に我慢とかしなくていいんだからね!?」
2人共、真っ赤になって俯いてしまった。ホントに可愛いなぁ。
「うん、そっか。わかったよ。これからは我慢せずに、思い切り愛情を表現するね。」
「っ!?(ルークの愛を思い切り受ける事が出来るなんて、耐え切れるでしょうか?)」
「っ!?(ルークと結婚してもらえるだけでも刺されそうなのに、思い切り愛されるなんて考えただけでも鼻血が・・・)」
「2人の言いたい事は理解出来たけど、オレが誘惑に負けるっていうのはちょっと・・・。」
「あ、それには理由があって・・・。」
「?」
「ルークの相手が私とティナだけだと、逆に危険なのよ。気持は嬉しいんだけどね。」
「危険?どういう事?」
「ルークって鏡見た事ある?自覚が無いって性質が悪いわ。」
やれやれみたいな表情するの、やめてもらっていいですか?ちょっと傷付くんですけど。
「ルークの場合、私達2人だけだと少な過ぎるのよ。」
「私は最低10人の妻を娶るべきだと考えていました。」
「10人!?幾らなんでも多過ぎでしょ!」
「いえ、100人でも問題ありません。」
「ひゃ・・・」
「流石に100人は多いからね・・・正室1人に、側室10人前後、あとは愛人と妾がルーク次第ってトコかしら。」
ま、マジかよ?身も心も保たねぇよ・・・。ハーレムなんて聞いてる分には羨ましいけど、自分が当事者ってなると針の筵じゃね?身の回りで常時『女の戦い』が巻き起こってるでしょ。
「誰彼構わずの節操無しは問題ですが、ルークの場合は心配無さそうですからね。」
「世の中の大抵がこんな考え方だから、あまり考え過ぎない事ね。ちゃんと私達を愛してくれれば問題無いわ。ルーク好みの女性がいたら、遠慮なく食べちゃって構わないから。全く手を出さないのも問題よ?変な噂がたっても困るでしょ?」
そんな事言われてもさ・・・オレ、この世界に馴染めるか不安になってきたよ。
まぁ、頑張りたくないけど頑張るよ。
「努力します・・・。」
「あはは、なんかごめんね?どうしてこのタイミングだったのかって言うと、多分隣国の女王に見つかったらそうなるからなんだけど・・・。」
「隣国の王って女王様なの?」
「はい。ミリス公国はスフィア女王陛下の治める国です。」
「結婚してないの?」
「そうね。あの人、理想が高過ぎるから生涯独身だと思ってたわ。だから、ルークが行くと、絶対に見つかって付き纏われるから。覚悟しておきなさい?」
「何でオレが行くとそうなるんだよ・・・。」
マジで行きたくねぇわ~。オレもティナ達と迂回しようかな?でも、2人はそれを承知でオレだけ行かせようとしたんだから、多分反対されて終わるよな。
「ルークはスフィア様のタイプですからね。国民から慕われているのですが、結婚する気配が無いせいで国民から心配されてまして・・・その・・・。」
「何?」
「国民全員が密告者だと思いなさいって事よ。入国した瞬間に城へ知らせが届いて、あっという間に召還されるから。」
「それってほとんど誘拐じゃない?」
「「あはははは。」」
なんだよこの世界は。これなら村から出ない方が・・・いや、それだとナディアとは出会えなかったか。なるようにしかならないんだろうな。
「何考えてるの?」
「村から出ないままの方が良かったかな?って。」
「ルーク、それは・・・」
「あぁ、ごめんごめん。大丈夫だよ。村から出なかったらナディアと出会えなかったんだし、後悔はしてないから。」
「き、急に何を言い出すのよ!?」
またしてもナディアの顔が赤くなる。そうでした、まずは素敵な婚約者達と男女の仲にならないとね。
騒がしながらも、3人の夜は更けていくのであった。
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