私のゆるふわな絵に推しの殿下が和んでくださいました ~ざまぁノートってなんですか?

「私、悪役令嬢になってしまった! しかも婚約者の王子殿下は私の推し!」

公爵令嬢エヴァンジェリンは、断罪イベント直前で前世を思い出した。

「今すぐ婚約破棄しましょう、今まですみませんでした! 無害になるので、断罪しないでください」
そう言って王子シルフリットに背を向けた彼女の手には、彼がエヴァンジェリンの本性を探ろうとして渡した罠である「ざまぁノート」が拾われていた。

このノート、渋いおじさまの声で話しかけてくる。
しかも手が勝手に……ゆるふわの絵を描いてしまいますっ!!

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