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18.打ちのめされた二人
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「王家の調査の結果、それがわかった。リリアナ子爵令嬢、お前の父親はロナードと同じ人物だ。レヴィトン子爵夫人は、長い間その男と関係を持っていたようだな」
「……リリアナ!」
伯父様はリリアナ様の方に顔を向けて、大きな声を出した。
それは以前にも見覚えがある光景だ。彼が伯母様やロナード様に怒りを向けていた時と同じである。
その大声に、リリアナ様は少し体を震えさせた。ただ彼女はまだ、国王様から告げられた事実を受け止め切れていないように見える。
「リリアナ、お前は私の味方の振りをしながら、虎視眈々とレヴィトン子爵家を支配することを企てていた訳か……」
「お、お父様、違います。私はただ……」
「ふざけるな! 言い訳など聞くつもりはないぞ!」
伯父様の心変わりは、一瞬のものであった。自分との血の繋がりはない。それがわかった途端の転身は、やはり早過ぎるように思えてしまう。
伯父様には、情というものは存在していないのだろうか。彼の切り替えの良さは、悪い意味で不思議に思えてくる。
「私を騙すとは、いい度胸だ。お前のことは、絶対に許さんからな……」
「あ、ああっ……」
「くそっ! あの女はどうかしている。これでは、レヴィトン子爵家の後継者は……あのルシェーラに頼るしかないというのか?」
「レヴィトン子爵、落ち着け。別に私は、そのことをお前に知らせるために呼んだ訳ではない」
「……なんですって?」
すっかり意気消沈したリリアナ様のことを気にすることもなく、国王様は伯父様に声をかけた。
それに伯父様は、少し焦ったような顔をする。リリアナ様のことに夢中になっていたのか、すっかり何故呼び出されたのかが抜けていたようだ。
それを見ながら国王様は、再度笑みを浮かべる。その笑みは、少々邪悪に思える。
「お前が見捨てたロナード子爵令息から、色々と聞いている。どうやらお前は、資金の面において色々と誤魔化していたらしいな?」
「え? あ、いや、それは、その……」
「残念ながら、言い逃れすることはできないぞ? お前には罰を受けてもらう。とりあえず、お前の身柄はこちらで預からせてもらう」
「こ、国王陛下! お待ちください。私はただ……」
「言い訳など聞くつもりはない」
「あ、ああ……」
国王様の言葉に、伯父様もゆっくりと膝をついた。
親子ともども、今の状況に打ちのめされているようだ。
それを見ながら、私はため息をつく。これでとりあえず、彼らの栄華も終わったということだろう。それは私にとっては、とても安心できることだった。
「……リリアナ!」
伯父様はリリアナ様の方に顔を向けて、大きな声を出した。
それは以前にも見覚えがある光景だ。彼が伯母様やロナード様に怒りを向けていた時と同じである。
その大声に、リリアナ様は少し体を震えさせた。ただ彼女はまだ、国王様から告げられた事実を受け止め切れていないように見える。
「リリアナ、お前は私の味方の振りをしながら、虎視眈々とレヴィトン子爵家を支配することを企てていた訳か……」
「お、お父様、違います。私はただ……」
「ふざけるな! 言い訳など聞くつもりはないぞ!」
伯父様の心変わりは、一瞬のものであった。自分との血の繋がりはない。それがわかった途端の転身は、やはり早過ぎるように思えてしまう。
伯父様には、情というものは存在していないのだろうか。彼の切り替えの良さは、悪い意味で不思議に思えてくる。
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「あ、ああっ……」
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「レヴィトン子爵、落ち着け。別に私は、そのことをお前に知らせるために呼んだ訳ではない」
「……なんですって?」
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それに伯父様は、少し焦ったような顔をする。リリアナ様のことに夢中になっていたのか、すっかり何故呼び出されたのかが抜けていたようだ。
それを見ながら国王様は、再度笑みを浮かべる。その笑みは、少々邪悪に思える。
「お前が見捨てたロナード子爵令息から、色々と聞いている。どうやらお前は、資金の面において色々と誤魔化していたらしいな?」
「え? あ、いや、それは、その……」
「残念ながら、言い逃れすることはできないぞ? お前には罰を受けてもらう。とりあえず、お前の身柄はこちらで預からせてもらう」
「こ、国王陛下! お待ちください。私はただ……」
「言い訳など聞くつもりはない」
「あ、ああ……」
国王様の言葉に、伯父様もゆっくりと膝をついた。
親子ともども、今の状況に打ちのめされているようだ。
それを見ながら、私はため息をつく。これでとりあえず、彼らの栄華も終わったということだろう。それは私にとっては、とても安心できることだった。
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