23 / 41
23.真実は
しおりを挟む
気を失うように眠って、ハルが目覚めたのは昼間だった。
あんなに苦しかったのに、今はやけにすっきりしている。相変わらず熱は持っているのだけれど、昨日よりも格段に楽だ。
ハルの首についていたネックガードはどこかに消えている。乱れて汚れたはずの身体も誰かが綺麗にしてくれたようだ。
ゼインの姿はなかった。食事を持ってきてくれた従者に「昨日ゼインさまがいらっしゃらなかったか」と訊ねても「妃殿下は夢か幻を見たのではありませんか」と返されてしまった。
でもそうなのだ。皆、口々にゼインは隣町にいるはずだと言う。ハルもあれは幻なのかと勘違いしそうになるが、あれは紛れもなくゼインだった。
だってこの身体が覚えている。ひと晩中ゼインはハルのそばにいてくれた。そしてハルのヒートの熱を冷ますために尽くしてくれた。
「なんだったんだろう……」
ハルはベッドにゼインの服を山盛りにして、その中に身体を埋める。こうしているとゼインに抱きしめられているような感覚になり、気持ちが落ち着くのだ。
ヒートの熱にうなされながらも考えるのはゼインのことばかり。
なぜゼインは、オルフェウスのふりをしてハルのもとに現れたのだろう。ゼインこそハルの夫なのだから、堂々としてくれればいいはずだ。
それに、ゼインの言葉が気になる。
ゼインはハルのことを「好きだよ」と言ってくれた。涙が出るほど嬉しかったが、あれは本心なのだろうか。行為の最中のうわ言だったかもしれない。
それからゼインはいろいろと言葉をかけてくれた。ハルの願うとおりになるとかなんとか……ハルもヒートで精一杯ではっきりと覚えてはいない。
オルフェウスとゼインはそっくりな双子で、入れ替わることは容易だ。今のハルならふたりを見分けられるようになったが、ゼインと結婚する前は、ふたりを混同しそうになったことがある。
そこまで考えて、ハルはふと考える。
ゼインがオルフェウスのふりをしたのは、今回が初めてじゃなかったとしたら……。
「あ……!」
ハルの脳裏に、遠い遠い記憶が蘇る。
ゼインの服の匂いを感じていて思い出したのだ。
いつかの日に、ハルはこの甘い花のような香りを感じたことがある。
今から五年ほど前、ハルが十五歳のころだ。ゼインとオルフェウスは十三歳、ふたりがアルファ性に目覚めたときのこと。
オルフェウスからの手紙をもらい、ハルは裏庭に行った。そこで待っていたのは、本当にオルフェウスだったのだろうか。
あのときのハルにはわからなかったが、今ならわかる。あの日感じた心地よいフェロモンの匂いはゼインのものだ。
「あのとき話したのはゼインさまだったんじゃ……」
すっかりオルフェウスだと思い込んでいたが、あれがゼインだったとしたら。
そうだ。今思えば声が少し違った。大人になる前の声変わりの時期のせいだと思い込んでいたが、そうではない。あれはオルフェウスではなくゼインの声だった。
――私もオルフェウスさまとふたりきりでゆっくり話がしたいと思っていたところですから。
たしかハルはそんなことを言った。あの裏庭はいつも三人で遊んでいた場所だ。それなのにあんなことを言ったら、ゼインはまるで自分が邪魔者だと言われた気持ちになったのではないか。あのとき、ゼインは傷ついたに違いない。
――ハルは、好きな人はいないのか……?
ゼインはハルにそう訊ねてきた。
オルフェウスに言われたと思ったから、ハルは婚約者になる前の気持ちの確認なのかと感じた。
でも、あれがゼインだったとしたら意味が変わってくる。
ハルはオルフェウスの婚約者になるところだったのに、なぜあんなことを聞いてきたのか。
ゼインはハルの本音を知りたがったのではないか。
オルフェウスとの政略結婚の前に、ハルが本当に好きな人はいないか、その相手がオルフェウスではない可能性はないかと心配してくれたのではないか。
そして、ハルがゼインのことを想っているのではと考えたのもあるんじゃないだろうか。
「まさか、まさか……」
ゼインは、ハルの気持ちを確かめようとした……?
オルフェウスじゃなくて、自分のことを好きじゃないかどうか。そんなことを気にするなんて、あのときのゼインはハルのことを想ってくれていた……?
「あぁ……」
ハルは絶望的な気分になる。
――好きな人はいません。
ハルはゼインにそう答えた。
――私はこの身をオルフェウスさまに捧げます。
恋愛なんてよくわからなかった。ただ、家族の役に立ちたい一心で、両家のためになると思って、そんなふうに答えた。
そのあとゼインはハルを抱きしめてくれた。
いったいどんな気持ちでいたんだろう。ゼインのことを考えるだけで涙がにじんでくる。
本当のハルは、あのとき目の前にいた男に心を奪われたのに。
それは、ゼインだったのに。
あのとき感じた優しさも、抱擁も、甘い花のようなフェロモンの香りも、全部、全部ゼインだ。
ハルが生まれて初めて抱いた淡い恋心は、ゼインに対するものだった。それを、オルフェウスがしてくれたものだと勘違いしていた。
――さよなら、ハル。
あのとき、ハルはオルフェウスが変な挨拶をするなと思っていた。今考えるとあれはゼインの中での決別の言葉だったのかもしれない。
よくよく思い出してみれば、あのあとからゼインのハルに対する態度が急激に冷たくなった気がする。
「ゼインさま……っ」
ゼインになんてひどいことをしてしまったのだろう。ゼインを傷つけ、拒絶するようなことをした。
そんなことをしたらゼインに嫌われて当然だ。
やっとわかった。
ゼインのことが好きだ。
囚われていた過去の思い出も、今、ハルがそばにいたいと願う人もゼインだ。
ゼインのあの不器用な優しさを思い出す。時折見せてくれるゼインの笑顔に心が跳ねた瞬間を思い出す。
それと同時に、ひとりきりの寂しげなゼインの姿も思い出す。
俺はひとりで大丈夫だと言うゼインと、それを認めさせてしまうほどのゼインの圧倒的な力。
でもそれはゼインが望んだ力ではない。
能力があるが故に、幼いころから戦いの場に身を投じていたゼイン。ハルにとって森は遊びに行く場所だったが、ゼインにとっては嫌でも戦わなければならない戦いの場だったのだろう。
それを幼いゼインは望んでいたのだろうか。
ゼインならできる。稀に見る逸材。そうやってはやし立てられ、負けることを許されず、その期待に応えるべくすべてを完璧にこなしてきた。
孤高の天才最上位アルファ、ゼイン・アレドナールとは誰が作り上げた偶像なのだろう。
本当のゼインの姿は、きっとそんなものじゃない。
ゼインはずっと何かを演じ続けているのかもしれない。
本当の自分ではない、『誰か』を。
「ゼインさま、早く帰って来て……」
ハルはぎゅっとゼインの服を抱きしめる。
今すぐにゼインに会いたい。
会ってたくさん話がしたい。この気持ちをゼインに伝えたい。今も昔も、ハルが惹かれたのは、ゼインただひとりだけだ。
あんなに苦しかったのに、今はやけにすっきりしている。相変わらず熱は持っているのだけれど、昨日よりも格段に楽だ。
ハルの首についていたネックガードはどこかに消えている。乱れて汚れたはずの身体も誰かが綺麗にしてくれたようだ。
ゼインの姿はなかった。食事を持ってきてくれた従者に「昨日ゼインさまがいらっしゃらなかったか」と訊ねても「妃殿下は夢か幻を見たのではありませんか」と返されてしまった。
でもそうなのだ。皆、口々にゼインは隣町にいるはずだと言う。ハルもあれは幻なのかと勘違いしそうになるが、あれは紛れもなくゼインだった。
だってこの身体が覚えている。ひと晩中ゼインはハルのそばにいてくれた。そしてハルのヒートの熱を冷ますために尽くしてくれた。
「なんだったんだろう……」
ハルはベッドにゼインの服を山盛りにして、その中に身体を埋める。こうしているとゼインに抱きしめられているような感覚になり、気持ちが落ち着くのだ。
ヒートの熱にうなされながらも考えるのはゼインのことばかり。
なぜゼインは、オルフェウスのふりをしてハルのもとに現れたのだろう。ゼインこそハルの夫なのだから、堂々としてくれればいいはずだ。
それに、ゼインの言葉が気になる。
ゼインはハルのことを「好きだよ」と言ってくれた。涙が出るほど嬉しかったが、あれは本心なのだろうか。行為の最中のうわ言だったかもしれない。
それからゼインはいろいろと言葉をかけてくれた。ハルの願うとおりになるとかなんとか……ハルもヒートで精一杯ではっきりと覚えてはいない。
オルフェウスとゼインはそっくりな双子で、入れ替わることは容易だ。今のハルならふたりを見分けられるようになったが、ゼインと結婚する前は、ふたりを混同しそうになったことがある。
そこまで考えて、ハルはふと考える。
ゼインがオルフェウスのふりをしたのは、今回が初めてじゃなかったとしたら……。
「あ……!」
ハルの脳裏に、遠い遠い記憶が蘇る。
ゼインの服の匂いを感じていて思い出したのだ。
いつかの日に、ハルはこの甘い花のような香りを感じたことがある。
今から五年ほど前、ハルが十五歳のころだ。ゼインとオルフェウスは十三歳、ふたりがアルファ性に目覚めたときのこと。
オルフェウスからの手紙をもらい、ハルは裏庭に行った。そこで待っていたのは、本当にオルフェウスだったのだろうか。
あのときのハルにはわからなかったが、今ならわかる。あの日感じた心地よいフェロモンの匂いはゼインのものだ。
「あのとき話したのはゼインさまだったんじゃ……」
すっかりオルフェウスだと思い込んでいたが、あれがゼインだったとしたら。
そうだ。今思えば声が少し違った。大人になる前の声変わりの時期のせいだと思い込んでいたが、そうではない。あれはオルフェウスではなくゼインの声だった。
――私もオルフェウスさまとふたりきりでゆっくり話がしたいと思っていたところですから。
たしかハルはそんなことを言った。あの裏庭はいつも三人で遊んでいた場所だ。それなのにあんなことを言ったら、ゼインはまるで自分が邪魔者だと言われた気持ちになったのではないか。あのとき、ゼインは傷ついたに違いない。
――ハルは、好きな人はいないのか……?
ゼインはハルにそう訊ねてきた。
オルフェウスに言われたと思ったから、ハルは婚約者になる前の気持ちの確認なのかと感じた。
でも、あれがゼインだったとしたら意味が変わってくる。
ハルはオルフェウスの婚約者になるところだったのに、なぜあんなことを聞いてきたのか。
ゼインはハルの本音を知りたがったのではないか。
オルフェウスとの政略結婚の前に、ハルが本当に好きな人はいないか、その相手がオルフェウスではない可能性はないかと心配してくれたのではないか。
そして、ハルがゼインのことを想っているのではと考えたのもあるんじゃないだろうか。
「まさか、まさか……」
ゼインは、ハルの気持ちを確かめようとした……?
オルフェウスじゃなくて、自分のことを好きじゃないかどうか。そんなことを気にするなんて、あのときのゼインはハルのことを想ってくれていた……?
「あぁ……」
ハルは絶望的な気分になる。
――好きな人はいません。
ハルはゼインにそう答えた。
――私はこの身をオルフェウスさまに捧げます。
恋愛なんてよくわからなかった。ただ、家族の役に立ちたい一心で、両家のためになると思って、そんなふうに答えた。
そのあとゼインはハルを抱きしめてくれた。
いったいどんな気持ちでいたんだろう。ゼインのことを考えるだけで涙がにじんでくる。
本当のハルは、あのとき目の前にいた男に心を奪われたのに。
それは、ゼインだったのに。
あのとき感じた優しさも、抱擁も、甘い花のようなフェロモンの香りも、全部、全部ゼインだ。
ハルが生まれて初めて抱いた淡い恋心は、ゼインに対するものだった。それを、オルフェウスがしてくれたものだと勘違いしていた。
――さよなら、ハル。
あのとき、ハルはオルフェウスが変な挨拶をするなと思っていた。今考えるとあれはゼインの中での決別の言葉だったのかもしれない。
よくよく思い出してみれば、あのあとからゼインのハルに対する態度が急激に冷たくなった気がする。
「ゼインさま……っ」
ゼインになんてひどいことをしてしまったのだろう。ゼインを傷つけ、拒絶するようなことをした。
そんなことをしたらゼインに嫌われて当然だ。
やっとわかった。
ゼインのことが好きだ。
囚われていた過去の思い出も、今、ハルがそばにいたいと願う人もゼインだ。
ゼインのあの不器用な優しさを思い出す。時折見せてくれるゼインの笑顔に心が跳ねた瞬間を思い出す。
それと同時に、ひとりきりの寂しげなゼインの姿も思い出す。
俺はひとりで大丈夫だと言うゼインと、それを認めさせてしまうほどのゼインの圧倒的な力。
でもそれはゼインが望んだ力ではない。
能力があるが故に、幼いころから戦いの場に身を投じていたゼイン。ハルにとって森は遊びに行く場所だったが、ゼインにとっては嫌でも戦わなければならない戦いの場だったのだろう。
それを幼いゼインは望んでいたのだろうか。
ゼインならできる。稀に見る逸材。そうやってはやし立てられ、負けることを許されず、その期待に応えるべくすべてを完璧にこなしてきた。
孤高の天才最上位アルファ、ゼイン・アレドナールとは誰が作り上げた偶像なのだろう。
本当のゼインの姿は、きっとそんなものじゃない。
ゼインはずっと何かを演じ続けているのかもしれない。
本当の自分ではない、『誰か』を。
「ゼインさま、早く帰って来て……」
ハルはぎゅっとゼインの服を抱きしめる。
今すぐにゼインに会いたい。
会ってたくさん話がしたい。この気持ちをゼインに伝えたい。今も昔も、ハルが惹かれたのは、ゼインただひとりだけだ。
474
あなたにおすすめの小説
「オレの番は、いちばん近くて、いちばん遠いアルファだった」
星井 悠里
BL
大好きだった幼なじみのアルファは、皆の憧れだった。
ベータのオレは、王都に誘ってくれたその手を取れなかった。
番にはなれない未来が、ただ怖かった。隣に立ち続ける自信がなかった。
あれから二年。幼馴染の婚約の噂を聞いて胸が痛むことはあるけれど、
平凡だけどちゃんと働いて、それなりに楽しく生きていた。
そんなオレの体に、ふとした異変が起きはじめた。
――何でいまさら。オメガだった、なんて。
オメガだったら、これからますます頑張ろうとしていた仕事も出来なくなる。
2年前のあの時だったら。あの手を取れたかもしれないのに。
どうして、いまさら。
すれ違った運命に、急展開で振り回される、Ωのお話。
ハピエン確定です。(全10話)
2025年 07月12日 ~2025年 07月21日 なろうさんで完結してます。
悪役令嬢と誤解され冷遇されていたのに、目覚めたら夫が豹変して求愛してくるのですが?
いりん
恋愛
初恋の人と結婚できたーー
これから幸せに2人で暮らしていける…そう思ったのに。
「私は夫としての務めを果たすつもりはない。」
「君を好きになることはない。必要以上に話し掛けないでくれ」
冷たく拒絶され、離婚届けを取り寄せた。
あと2週間で届くーーそうしたら、解放してあげよう。
ショックで熱をだし寝込むこと1週間。
目覚めると夫がなぜか豹変していて…!?
「君から話し掛けてくれないのか?」
「もう君が隣にいないのは考えられない」
無口不器用夫×優しい鈍感妻
すれ違いから始まる両片思いストーリー
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*不定期連載です。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
昔「結婚しよう」と言ってくれた幼馴染は今日、僕以外の人と結婚する
子犬一 はぁて
BL
幼馴染の君は、7歳のとき
「大人になったら結婚してね」と僕に言って笑った。
そして──今日、君は僕じゃない別の人と結婚する。
背の低い、寝る時は親指しゃぶりが癖だった君は、いつの間にか皆に好かれて、彼女もできた。
結婚式で花束を渡す時に胸が痛いんだ。
「こいつ、幼馴染なんだ。センスいいだろ?」
誇らしげに笑う君と、その隣で微笑む綺麗な奥さん。
叶わない恋だってわかってる。
それでも、氷砂糖みたいに君との甘い思い出を、僕だけの宝箱にしまって生きていく。
君の幸せを願うことだけが、僕にできる最後の恋だから。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
そんなに妹が好きなら死んであげます。
克全
恋愛
「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」に同時投稿しています。
『思い詰めて毒を飲んだら周りが動き出しました』
フィアル公爵家の長女オードリーは、父や母、弟や妹に苛め抜かれていた。
それどころか婚約者であるはずのジェイムズ第一王子や国王王妃にも邪魔者扱いにされていた。
そもそもオードリーはフィアル公爵家の娘ではない。
イルフランド王国を救った大恩人、大賢者ルーパスの娘だ。
異世界に逃げた大魔王を追って勇者と共にこの世界を去った大賢者ルーパス。
何の音沙汰もない勇者達が死んだと思った王達は……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる