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1 告白したつもりはない
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有馬と話をしたあと、俺は教室で待っていた裕太と合流する。
学校からの帰り道、「どうだった?」と不安げな裕太に俺は有馬との話をかいつまんで話してやった。
「莉紬、それ、有馬に嫌われてるんじゃ……!」
「は……えっ?」
「だってこっちが握手しようとしてるのに、それを拒否るって相当じゃね?」
「拒否ったっていうか、無視したっていうか……」
「それどっちもアウトだろ」
マジかよ。俺、有馬に嫌われてたの? なんか恥ずかしくて人と握手できないのかと思ってたわ!
「ウソだろ、そしたら俺、なんで有馬から勉強教えてもらえんの?」
わからない。有馬の考えていることが俺にはまったくわからない。
「たしかになー。嫌いなら勉強教えようなんて思わないもんなぁ……」
裕太は首をかしげている。
有馬はどういうつもりなんだろう。でも、たしかに俺は有馬に勉強を教えてもらう約束をした。明日からやろうって有馬は言っていた。
「やっぱ委員長だからかな」
でも有馬は委員長を立派に努めて称賛されることに興味はないと言っていた。となると、どういうことなんだろう。
そういえば、俺、有馬のこと何も知らないな。有馬って本当はどういうやつなんだろう。
「そうだ裕太、お前どうやって有馬を校舎の裏に呼び出したんだよ」
俺は隣を歩く裕太に顔をずいっと近づけて問い詰める。
ずっと気になってたんだ。俺と話しているときの有馬の様子もなんかちょっとおかしかったし。
「有馬、手紙がなんとかって言ってた」
「あ、あはは。それな……怒るなよ?」
「なんだよ」
俺は眉根を寄せる。
なんか裕太の様子がおかしい。これは絶対に何かある。
「俺、有馬に手紙を書いて渡したんだ。もちろん俺が書いたとは言わない。ある人から手紙を渡してくれって頼まれたって言った」
「それで? どんな手紙?」
「男がもらったら、絶対に嬉しい感じの内容だよ。あれなら手紙を書いた相手に会いたいってなると思ったんだよ」
「……は?」
それだけじゃ意味がわからない。でも、なんか胸がザワザワする。すっごい嫌な予感がする。
「ずっと前から有馬くんのこと気になってましたって」
「はぁっ?」
「ふたりきりで話したいことがあるので、放課後に第二校舎の裏に来てくださいって。ピンクの封筒に入れて」
「はぁぁぁっ?」
俺の頭はこんがらがった。
てことは、何?
有馬は俺が有馬のことをそういう目で見てるって誤解してるのかっ?
それ、やばい。やばいって!
「だって他にあいつを呼び出す方法なんてあるかっ? 有馬の興味を引かないと無視されて終わるだろ」
「ない、ないけどさ……でもそれって……」
俺は第二校舎の裏で俺を見つけたときの有馬の反応を思い出した。
どこの可愛い女子が待っているのかと思ったら、まさかの俺! 有馬は相当がっかりしただろう。
学校からの帰り道、「どうだった?」と不安げな裕太に俺は有馬との話をかいつまんで話してやった。
「莉紬、それ、有馬に嫌われてるんじゃ……!」
「は……えっ?」
「だってこっちが握手しようとしてるのに、それを拒否るって相当じゃね?」
「拒否ったっていうか、無視したっていうか……」
「それどっちもアウトだろ」
マジかよ。俺、有馬に嫌われてたの? なんか恥ずかしくて人と握手できないのかと思ってたわ!
「ウソだろ、そしたら俺、なんで有馬から勉強教えてもらえんの?」
わからない。有馬の考えていることが俺にはまったくわからない。
「たしかになー。嫌いなら勉強教えようなんて思わないもんなぁ……」
裕太は首をかしげている。
有馬はどういうつもりなんだろう。でも、たしかに俺は有馬に勉強を教えてもらう約束をした。明日からやろうって有馬は言っていた。
「やっぱ委員長だからかな」
でも有馬は委員長を立派に努めて称賛されることに興味はないと言っていた。となると、どういうことなんだろう。
そういえば、俺、有馬のこと何も知らないな。有馬って本当はどういうやつなんだろう。
「そうだ裕太、お前どうやって有馬を校舎の裏に呼び出したんだよ」
俺は隣を歩く裕太に顔をずいっと近づけて問い詰める。
ずっと気になってたんだ。俺と話しているときの有馬の様子もなんかちょっとおかしかったし。
「有馬、手紙がなんとかって言ってた」
「あ、あはは。それな……怒るなよ?」
「なんだよ」
俺は眉根を寄せる。
なんか裕太の様子がおかしい。これは絶対に何かある。
「俺、有馬に手紙を書いて渡したんだ。もちろん俺が書いたとは言わない。ある人から手紙を渡してくれって頼まれたって言った」
「それで? どんな手紙?」
「男がもらったら、絶対に嬉しい感じの内容だよ。あれなら手紙を書いた相手に会いたいってなると思ったんだよ」
「……は?」
それだけじゃ意味がわからない。でも、なんか胸がザワザワする。すっごい嫌な予感がする。
「ずっと前から有馬くんのこと気になってましたって」
「はぁっ?」
「ふたりきりで話したいことがあるので、放課後に第二校舎の裏に来てくださいって。ピンクの封筒に入れて」
「はぁぁぁっ?」
俺の頭はこんがらがった。
てことは、何?
有馬は俺が有馬のことをそういう目で見てるって誤解してるのかっ?
それ、やばい。やばいって!
「だって他にあいつを呼び出す方法なんてあるかっ? 有馬の興味を引かないと無視されて終わるだろ」
「ない、ないけどさ……でもそれって……」
俺は第二校舎の裏で俺を見つけたときの有馬の反応を思い出した。
どこの可愛い女子が待っているのかと思ったら、まさかの俺! 有馬は相当がっかりしただろう。
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