俺の婚約者は悪役令息ですか?

SEKISUI

文字の大きさ
23 / 40

23

しおりを挟む
 
 俺は切に願う
 クラスメイトとなった聖女はそのままただのクラスメイトのままでいて欲しい
 だから聖女にとって俺はクラスメイトA位の位置でいたい
 面倒事はいらん
 聖女の席は俺から一番遠い位置
 セとかドとかの誰かの意図を感じる
 全然いいんだけどね

 休み時間聖女は周りに令息令嬢の生け垣が出来て中の様子は見えない
 令嬢達に囲まれてる聖女を羨ましくなんてないんだから、俺だって美神には付き纏われているし、憑いてるといっても過言ではない
 
 昼ご飯の時間で~す
 厄介者は向こうからやって来る
 聖女が前から両手に花でこちらに歩いて来た
 「あっ目眩が………」
 すれ違う様聖女が俺の方へ倒れて来た
 避けました
 態とらし過ぎて白ける
 足を踏ん張り倒れるのを耐える聖女
 面白いんだけど
 右隣の令嬢も半笑い
 だよね~
 「足がも連れて真っ直ぐ歩けない」
 昼から酔っぱらってる?
 もしくは年齢詐称?
 方向転換して再び俺目指してよろけて来た
 ヒラ~り
 まぁ…避けるわなぁ………
 
 ドンッ!!

 「ウギャッ!?」
 「ゥプッ?」

 壁に聖女がめり込んで、俺はセドの胸板にめり込んだ
 
 「痴女が私のローレンに触れるな」
 原因はセドだったみたいだ
 お怒りのセドは氷点下の視線で今にも聖女を氷像に変えそう
 
 「何するのよ!」
 だよね
 まだ未遂だし
 現行犯だったら腕の一本位殺られてるかもしれないけど
 地団駄踏んで悔しがってる聖女は元気だな
 壁にはくっきり聖女型の凹みがあるのに傷1つない聖女は流石だな
 右の令嬢3歩下がって距離を置く
 左の令嬢うっとりしてる、あの子やばい
 聖女が般若にへ~ん身
 セドの腕の中の俺は見ないでおこう
 夢に出てきたら困るからね
 
 「いくらローレンが可愛いからと近ることは許さない。私の可愛く可憐で天使なローレンに触れていいのは、婚約者の私だけだ。1メートル以上離れて歩け」
 どこの暴君だ
 17歳の男を天使とかイッタイわ
 1メートル以上だと廊下と廊下の端だ
 ではそのように
 後可愛い言うな
 「ウザいからお前も離れろ」
 「断る!」
 更に抱きしめる腕に力に入り苦しい
 息が………俺の余り高くない鼻を胸に潰され窒息する……同じ窒息死するならたわわな胸の谷間がいい
 俺の中では力いっぱいドスドス叩いたつもりでもセドにはポカポカ程度だったみたい
 取り敢えず腕の力が少し緩んで窒息死は免れた
 ニヤニヤ顔のセド
 何かムカツク
 「済まない。愛おしくてつい」
 「やかましわ!」
 ちょっと俺より力があって身長が高いからって腕の中に囲い込むな
 仕方ないから大人しく居てやるが……フンッ
 「ちょっと私を無視してイチャつかないでくれる」
 失敬な
 関わり合いになりたくないから居ない者として扱っただけだ
 「ローレン行こう」
 俺は頷き憤慨する聖女をその場に残してランチに向かった

 そもそも転ばなかったな聖女
 倒れようとはしたけど踏ん張ってたし、床とお友達になるのは嫌だったのかな?
 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢と同じ名前だけど、僕は男です。

みあき
BL
名前はティータイムがテーマ。主人公と婚約者の王子がいちゃいちゃする話。 男女共に子どもを産める世界です。容姿についての描写は敢えてしていません。 メインカプが男性同士のためBLジャンルに設定していますが、周辺は異性のカプも多いです。 奇数話が主人公視点、偶数話が婚約者の王子視点です。 pixivでは既に最終回まで投稿しています。

番に見つからない街で、子供を育てている

はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。 異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。 現世の記憶は失われているが、 この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。 街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、 ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。 だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。 再会は望まない。 今はただ、この子との生活を守りたい。 これは、番から逃げたオメガが、 選び直すまでの物語。 *不定期連載です。

モブなのに執着系ヤンデレ美形の友達にいつの間にか、なってしまっていた

マルン円
BL
執着系ヤンデレ美形×鈍感平凡主人公。全4話のサクッと読めるBL短編です(タイトルを変えました)。 主人公は妹がしていた乙女ゲームの世界に転生し、今はロニーとして地味な高校生活を送っている。内気なロニーが気軽に学校で話せる友達は同級生のエドだけで、ロニーとエドはいっしょにいることが多かった。 しかし、ロニーはある日、髪をばっさり切ってイメチェンしたエドを見て、エドがヒロインに執着しまくるメインキャラの一人だったことを思い出す。 平凡な生活を送りたいロニーは、これからヒロインのことを好きになるであろうエドとは距離を置こうと決意する。 タイトルを変えました。 前のタイトルは、「モブなのに、いつのまにかヒロインに執着しまくるキャラの友達になってしまっていた」です。 急に変えてしまい、すみません。  

婚約破棄された悪役令息は隣国の王子に持ち帰りされる

kouta
BL
婚約破棄された直後に前世の記憶を思い出したノア。 かつて遊んだことがある乙女ゲームの世界に転生したと察した彼は「あ、そういえば俺この後逆上して主人公に斬りかかった挙句にボコされて処刑されるんだったわ」と自分の運命を思い出す。 そしてメンタルがアラフォーとなった彼には最早婚約者は顔が良いだけの二股クズにしか見えず、あっさりと婚約破棄を快諾する。 「まぁ言うてこの年で婚約破棄されたとなると独身確定か……いっそのこと出家して、転生者らしくギルドなんか登録しちゃって俺TUEEE!でもやってみっか!」とポジティブに自分の身の振り方を考えていたノアだったが、それまでまるで接点のなかったキラキライケメンがグイグイ攻めてきて……「あれ? もしかして俺口説かれてます?」 おまけに婚約破棄したはずの二股男もなんかやたらと絡んでくるんですが……俺の冒険者ライフはいつ始まるんですか??(※始まりません)

成長を見守っていた王子様が結婚するので大人になったなとしみじみしていたら結婚相手が自分だった

みたこ
BL
年の離れた友人として接していた王子様となぜか結婚することになったおじさんの話です。

「オレの番は、いちばん近くて、いちばん遠いアルファだった」

星井 悠里
BL
大好きだった幼なじみのアルファは、皆の憧れだった。 ベータのオレは、王都に誘ってくれたその手を取れなかった。 番にはなれない未来が、ただ怖かった。隣に立ち続ける自信がなかった。 あれから二年。幼馴染の婚約の噂を聞いて胸が痛むことはあるけれど、 平凡だけどちゃんと働いて、それなりに楽しく生きていた。 そんなオレの体に、ふとした異変が起きはじめた。 ――何でいまさら。オメガだった、なんて。 オメガだったら、これからますます頑張ろうとしていた仕事も出来なくなる。 2年前のあの時だったら。あの手を取れたかもしれないのに。 どうして、いまさら。 すれ違った運命に、急展開で振り回される、Ωのお話。 ハピエン確定です。(全10話) 2025年 07月12日 ~2025年 07月21日 なろうさんで完結してます。

美人なのに醜いと虐げられる転生公爵令息は、婚約破棄と家を捨てて成り上がることを画策しています。

竜鳴躍
BL
ミスティ=エルフィードには前世の記憶がある。 男しかいないこの世界、横暴な王子の婚約者であることには絶望しかない。 家族も屑ばかりで、母親(男)は美しく生まれた息子に嫉妬して、徹底的にその美を隠し、『醜い』子として育てられた。 前世の記憶があるから、本当は自分が誰よりも美しいことは分かっている。 前世の記憶チートで優秀なことも。 だけど、こんな家も婚約者も捨てたいから、僕は知られないように自分を磨く。 愚かで醜い子として婚約破棄されたいから。

処理中です...