24 / 40
24
しおりを挟むあれからも聖女は絡んで来た
全部セドが防いでくれてるから俺自身に害はないからいいけどね
一部の令息からは苦情が出てますが……
苦情の内容は婚約者が聖女との距離が近いってこと
ただの百合なら良かったのに聖女の性別がU性だから気が気じゃないよね
U性の女性は男子と一緒で孕ませらるから一夜の過ちが大変なことになるかな
勿論子供も産めるけど、割とU性女性は嫁を貰う人が多いがどちらも有り
U性男性は世間が……旦那ではなく妻、と認識基準にある
俺は自分が時代の被害者だと思ってる
何度も言うけど俺は女の子が好きなんだけど、世の中って世知辛い
そんな俺の元に今日も聖女はハーレム部隊を引き連れて俺に向かって競歩並みのスピードで歩いて来る
淑女としては義理セーフかな
困った人だね
ハーレム要員達は、俺を視覚に入れると止まった
頭を下げられた
何で?
背後霊のように俺の背に張り付いてるセドを振り返ればロイと目と目でお話ししていた
そしてセドが顎で聖女を指せば、ロイはニヤリと頷き聖女目掛けて走っていった
聖女にタックルでも決めるのかと思ったらスピードそのままに身体を低くして足と地面を平行に滑らせ横になった状態で、鷹の如く獲物へ狙いを定め素早く聖女の足目掛けて刈り取った
「とおっ!」
「フギャッ?!」
「おお!」
聖女がゆっくり前へ倒れて行く
顔面から倒れる様は無様だ
ア~メン
拝んでおこう
素晴らしいスライディングタックルだった
無駄な動きはなくスマートに相手の動きを止め尚且つ行動を遮りまさに一石二鳥
但し危険な行為である
良い子は真似しないでね
「フッ馬鹿め」
鼻で笑い、俺から離れて聖女の方へ進み出た
手でも貸すのだろうか?
紳士なセドは1度も見たことないけど
子供ですら俺に性別が男ってだけで近寄らせない、あのセドが
立ち上がろうとする聖女の方へ進んで、踏んだ
態々聖女を踏む為だけに歩いたんだ
聖女を過ぎたと思ったらバックステップ踏んでもう一回踏んだ
お前は鬼か!
酷いなおい
止めないけど
ロイは素早く立上り、90℃お辞儀して
「すみません足が滑りました」
嘘は言ってない
スライディングは足を滑らす技だから
あくまで動きでの嘘は……逸話ってない
「オレってドジだから、テヘペロ」
すっげームカツク
殴りてぇ
大体お前………殺る気満々で足狙ってたろう
あっ…………ハーレム部隊が聖女を回収して行く
「ハミンド令息様、エトフォン令息様お疲れ様でした。失礼いたします」
「あっ…うん、フレイデル令嬢も大変だね」
ミランダ・フレイデル侯爵令嬢はハーレム部隊で一番地位が高く、そして美少女だ
「お気になさらないで。ウフフッ」
この令嬢セドと同じ匂いがする
ハッ!思い出した……初日から聖女の隣に侍ってた左の令嬢だ
もしかしてハーレム部隊かと思ったけどフレイデル令嬢の取り巻きだったかな?
フレイデル令嬢は可愛いと聖女にうっとり頬笑んで手を差し出してヨロメク聖女の腰をガッシリ掴んで去って行った
ロイがいい笑顔でセドにサムズアップを決めているのを目の端に口から溜息が漏れる
何故聖女は俺に絡んでくるだ
不思議だな
子爵家の三男の俺に媚っても得なしよ
継ぐ家もない、貧乏貴族で金もない、下級貴族で権力もない、俺自身特筆した能力もない見た目も普通、ただU性ってだけのどこにでもある男子の俺……あれちょっと自分で言ってて涙出そう………
175
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢と同じ名前だけど、僕は男です。
みあき
BL
名前はティータイムがテーマ。主人公と婚約者の王子がいちゃいちゃする話。
男女共に子どもを産める世界です。容姿についての描写は敢えてしていません。
メインカプが男性同士のためBLジャンルに設定していますが、周辺は異性のカプも多いです。
奇数話が主人公視点、偶数話が婚約者の王子視点です。
pixivでは既に最終回まで投稿しています。
モブなのに執着系ヤンデレ美形の友達にいつの間にか、なってしまっていた
マルン円
BL
執着系ヤンデレ美形×鈍感平凡主人公。全4話のサクッと読めるBL短編です(タイトルを変えました)。
主人公は妹がしていた乙女ゲームの世界に転生し、今はロニーとして地味な高校生活を送っている。内気なロニーが気軽に学校で話せる友達は同級生のエドだけで、ロニーとエドはいっしょにいることが多かった。
しかし、ロニーはある日、髪をばっさり切ってイメチェンしたエドを見て、エドがヒロインに執着しまくるメインキャラの一人だったことを思い出す。
平凡な生活を送りたいロニーは、これからヒロインのことを好きになるであろうエドとは距離を置こうと決意する。
タイトルを変えました。
前のタイトルは、「モブなのに、いつのまにかヒロインに執着しまくるキャラの友達になってしまっていた」です。
急に変えてしまい、すみません。
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*不定期連載です。
婚約破棄された悪役令息は隣国の王子に持ち帰りされる
kouta
BL
婚約破棄された直後に前世の記憶を思い出したノア。
かつて遊んだことがある乙女ゲームの世界に転生したと察した彼は「あ、そういえば俺この後逆上して主人公に斬りかかった挙句にボコされて処刑されるんだったわ」と自分の運命を思い出す。
そしてメンタルがアラフォーとなった彼には最早婚約者は顔が良いだけの二股クズにしか見えず、あっさりと婚約破棄を快諾する。
「まぁ言うてこの年で婚約破棄されたとなると独身確定か……いっそのこと出家して、転生者らしくギルドなんか登録しちゃって俺TUEEE!でもやってみっか!」とポジティブに自分の身の振り方を考えていたノアだったが、それまでまるで接点のなかったキラキライケメンがグイグイ攻めてきて……「あれ? もしかして俺口説かれてます?」
おまけに婚約破棄したはずの二股男もなんかやたらと絡んでくるんですが……俺の冒険者ライフはいつ始まるんですか??(※始まりません)
すべてを奪われた英雄は、
さいはて旅行社
BL
アスア王国の英雄ザット・ノーレンは仲間たちにすべてを奪われた。
隣国の神聖国グルシアの魔物大量発生でダンジョンに潜りラスボスの魔物も討伐できたが、そこで仲間に裏切られ黒い短剣で刺されてしまう。
それでも生き延びてダンジョンから生還したザット・ノーレンは神聖国グルシアで、王子と呼ばれる少年とその世話役のヴィンセントに出会う。
すべてを奪われた英雄が、自分や仲間だった者、これから出会う人々に向き合っていく物語。
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?
もう殺されるのはゴメンなので婚約破棄します!
めがねあざらし
BL
婚約者に見向きもされないまま誘拐され、殺されたΩ・イライアス。
目覚めた彼は、侯爵家と婚約する“あの”直前に戻っていた。
二度と同じ運命はたどりたくない。
家族のために婚約は受け入れるが、なんとか相手に嫌われて破談を狙うことに決める。
だが目の前に現れた侯爵・アルバートは、前世とはまるで別人のように優しく、異様に距離が近くて――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる