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24 これからのこと
「つ、疲れた……!」
「エミリアさん、大丈夫ですか?」
エドモンドと遊んだ後、私は部屋にあるベッドの上でぐったりしていた。
ベッドの傍でリーシェお義姉様が心配そうに私を見ている。
「疲れの取れるお茶でも淹れましょうか?」
「あ、ありがとうございます……」
エドモンドは非常に活発な子だった。
木登りや鬼ごっこ、本当に色んなことをして遊んだ。
(子供の体力とは恐ろしいわね……)
エドモンドはまだまだ遊び足りなそうだったが、既に三十近い私にはキツすぎた。
途中からついて行けなくなったのだ。
(私も年を取ったのね……まだまだ現役だと思ってたのに……)
何だかショックだ。
昔と比べると明らかに体力が落ちている。
そんな私を見てお義姉様は嬉しそうにクスクス笑った。
「でもありがとうございます、エミリアさん。エドモンドと遊んでくださって」
「いえいえ、エドモンド君とっても可愛いですね。幼い頃のお兄様によく似ています」
元々子供好きな性格なのでこれくらいは別に何ともない。
むしろこれからも叔母と甥として良い関係を築いていきたいところだ。
「うふふ、エドモンドもとっても喜んでおりましたわ。エミリアさんと遊ぶのは楽しいそうです」
「まぁ、本当ですか?そう言ってもらえて嬉しいですね」
私の言葉に、お義姉様はニコニコ笑った。
(お義姉様も私の事情はある程度お兄様から聞いているはずなのに……)
きっとあえて聞かないのだろう。
しかし、だからといって以前と接し方を変えるようなこともしない。
本当に、この邸にいる人たちには助けられてばかりだ。
「それでは、夕食の時間になったらお呼びしますね」
「わざわざありがとうございます」
「いえいえ、またエドモンドと遊んでくださったら嬉しいです」
「当然ですわ、いつでも喜んで」
お義姉様が部屋から出て行き、私は一人になった。
「ふぅ……」
一人になった部屋で私はゆっくりと深呼吸をした。
今の幸せは公爵邸にいた頃に比べればかなり幸せだが、問題はまだあった。
(これからどうしよう……)
私の将来についてだった。
既に成人しているため、いつまでもここに置いてもらうわけにはいかない。
現状私はただの居候に過ぎないのだから。
このままだとお兄様にもお義姉様にも迷惑をかけてしまうだろう。
だからといってもう一度結婚したいなどとは思わなかった。
(もう家族以外の男性とはあまり関わりたくないわ……)
もう何ともないと思っていたが、どうやら私はオリバー様の一件がかなりトラウマになっていたらしい。
誰かを愛することが怖いのだ。
またあんな風に惨めな思いをするのではないかと思って。
(いっそ修道院の方がマシに感じてしまうほどね……)
修道院に入れば二度と男性と関わる機会はなくなるだろう。
そして規律の厳しい生活が待っているはずだ。
しかし、あの公爵邸での暮らしと比べたら百倍はマシだろう。
貴族令嬢が修道院に入ることなど普通ならほとんど無いが、お兄様は優しいからきっと認めてくれるはずだ。
(……うん、その方が良いわね)
何より結婚はもう二度としたくなかった。
どのみち私は貴族男性からそれほど人気があるわけではないのだから、そもそも出来ないだろう。
(世間から見れば私は公爵に捨てられた女……)
むしろそれが好都合かもしれない。
そんな女にわざわざ寄ってくる男性はいないはずだから。
私は寝返りを打って仰向けになった。
懐かしい天井が視界に映った。
(今頃オリバー様はローザ様を公爵夫人にする準備をしているところかしらね……)
彼に対する愛はローザ様とその子供を見たときに完全に消え失せているので別に何ともない。
今私はおそらく彼に無関心なのだろう。
その証拠として、散々私を虐げてきた彼らに復讐したいという気持ちすらないのだから。
(まぁ、これから大変だろうけど頑張ってね!)
彼らがこの先どうなろうとそれは私の知ったところではない。
せいぜい子供が辛い思いをしなくていいように生活することを願うばかりだ。
「エミリアさん、大丈夫ですか?」
エドモンドと遊んだ後、私は部屋にあるベッドの上でぐったりしていた。
ベッドの傍でリーシェお義姉様が心配そうに私を見ている。
「疲れの取れるお茶でも淹れましょうか?」
「あ、ありがとうございます……」
エドモンドは非常に活発な子だった。
木登りや鬼ごっこ、本当に色んなことをして遊んだ。
(子供の体力とは恐ろしいわね……)
エドモンドはまだまだ遊び足りなそうだったが、既に三十近い私にはキツすぎた。
途中からついて行けなくなったのだ。
(私も年を取ったのね……まだまだ現役だと思ってたのに……)
何だかショックだ。
昔と比べると明らかに体力が落ちている。
そんな私を見てお義姉様は嬉しそうにクスクス笑った。
「でもありがとうございます、エミリアさん。エドモンドと遊んでくださって」
「いえいえ、エドモンド君とっても可愛いですね。幼い頃のお兄様によく似ています」
元々子供好きな性格なのでこれくらいは別に何ともない。
むしろこれからも叔母と甥として良い関係を築いていきたいところだ。
「うふふ、エドモンドもとっても喜んでおりましたわ。エミリアさんと遊ぶのは楽しいそうです」
「まぁ、本当ですか?そう言ってもらえて嬉しいですね」
私の言葉に、お義姉様はニコニコ笑った。
(お義姉様も私の事情はある程度お兄様から聞いているはずなのに……)
きっとあえて聞かないのだろう。
しかし、だからといって以前と接し方を変えるようなこともしない。
本当に、この邸にいる人たちには助けられてばかりだ。
「それでは、夕食の時間になったらお呼びしますね」
「わざわざありがとうございます」
「いえいえ、またエドモンドと遊んでくださったら嬉しいです」
「当然ですわ、いつでも喜んで」
お義姉様が部屋から出て行き、私は一人になった。
「ふぅ……」
一人になった部屋で私はゆっくりと深呼吸をした。
今の幸せは公爵邸にいた頃に比べればかなり幸せだが、問題はまだあった。
(これからどうしよう……)
私の将来についてだった。
既に成人しているため、いつまでもここに置いてもらうわけにはいかない。
現状私はただの居候に過ぎないのだから。
このままだとお兄様にもお義姉様にも迷惑をかけてしまうだろう。
だからといってもう一度結婚したいなどとは思わなかった。
(もう家族以外の男性とはあまり関わりたくないわ……)
もう何ともないと思っていたが、どうやら私はオリバー様の一件がかなりトラウマになっていたらしい。
誰かを愛することが怖いのだ。
またあんな風に惨めな思いをするのではないかと思って。
(いっそ修道院の方がマシに感じてしまうほどね……)
修道院に入れば二度と男性と関わる機会はなくなるだろう。
そして規律の厳しい生活が待っているはずだ。
しかし、あの公爵邸での暮らしと比べたら百倍はマシだろう。
貴族令嬢が修道院に入ることなど普通ならほとんど無いが、お兄様は優しいからきっと認めてくれるはずだ。
(……うん、その方が良いわね)
何より結婚はもう二度としたくなかった。
どのみち私は貴族男性からそれほど人気があるわけではないのだから、そもそも出来ないだろう。
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むしろそれが好都合かもしれない。
そんな女にわざわざ寄ってくる男性はいないはずだから。
私は寝返りを打って仰向けになった。
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今私はおそらく彼に無関心なのだろう。
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(まぁ、これから大変だろうけど頑張ってね!)
彼らがこの先どうなろうとそれは私の知ったところではない。
せいぜい子供が辛い思いをしなくていいように生活することを願うばかりだ。
感想
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