愛されることを諦めた途端に愛されるのは何のバグですか!

雨霧れいん

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妬いちゃう!!

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「えー。なんでセンセーと同じこと言うの?」

”ひどーい”なんて続けて言う。口先ではそういうが少しは思うところがあるのかあまり反論はしてこない。エルがため息をついてからご飯を食べ始めたことをきっかけに僕とミルも食べ始めた。

「.....おいしい!」

口に入れた瞬間にとろけていくかのようなお肉なのに、味も食感も感じられる。家で出されていた粗末なご飯とは比べ物にならないほどのおいしさに思わず声が漏れてしまった。
2人の視線が僕に集まっているのが分かる。....恥ずかしい!

「うんうん!メウィルはお肉好きナノ~?ミルもミルも!」

「えぇっと..、今まで食べた中で一番おいしかったから。ちょっとびっくしりちゃった」

「へェ~!やっぱお肉すきなんだァ~。」

お揃い嬉しい!なんて言いながらミルもおいしそうにお肉を食べていた。僕の隣に座っているエルは黙々と食べ進めていて、僕達二人が話しているところを眺めている。話してくれていいんだけどね?

「....ミル。」

「あれェ~!?センセー!!どーしたのォ~?」

ミルが呼びかけに反応して後ろを向けばどこか不機嫌そうな先生が立っていた。実は食堂に入ってきたあたりから僕は気づいていたのだけど言わないでいたのだ。それはエルも同じなようで一応担任が来たのにもかかわらず何食わぬ顔でお茶を飲んでいる。。

「酷く怒ってわるかった、」

「センセー?ミルが悪いことしたのになんでセンセーが謝るの?隣座ってよ、2人もイーイ?」

僕とエルが無言で頷けば同じく無言で先生は隣に座った。教職員である先生が、ここにいていいのかということと、他の生徒も見ているのにこんなことをしていていいのかと不安になるがエルが何かを言わない限り平気だと、思う。

「悪いのはミルだから、センセーは大丈夫だってェ~、ミルずっと言ったよね。」

「あぁ、だが...」

「だが、もなにもないの!!ミルがゴメンナサイで終わり!」

そのままの勢いでミルは先生の手を取って、キスを落した。周りの騒がしさ故にその行為に気づいている人はほぼいなかっただろうが目の前でいちゃいちゃしてるのを見せられていることに僕は少し妬いてしまう。


.....僕も僕のエルだーって平然とやりたいのに!!!

「仲直りしたようで安心した。メウィル、戻ろう。」

「あっ、うん!ばいばい先生、ミル。」

どこかむすっとした表情をしているエルに連れられて僕も食堂を後にした。
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