愛されることを諦めた途端に愛されるのは何のバグですか!

雨霧れいん

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食堂で遭遇!?

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あの後、エルは僕を抱きかかえてそのまま寝落ちしちゃった。かくいう僕も、たまたま近くにあったブランケットを取って一緒になって寝てしまった。次に目を覚ました時は朝日が沈みかけていて、夕方になってしまったことを悟る。窓から差し込む夕日をぼーっと見つめていれば、エルが声をかけてくる。

「ふぁ、んー...おはよメウィル。」

「ふふ、良く寝れたみたいでよかった。ねぇ、もう夕方だよ。」

「ほんとだ、結構寝ちゃったみたいだね。」

普通に会話をしているけど、エルは僕を離す気はないみたいでぎゅーっと人形の様に抱きかかえられている。

「エル、お腹すいた。食堂行かない?」

「そうだね、んー。制服のままねちゃったよ、最悪。」

僕の体を起こしてから、エルもソファから立ち上がる。二人とも乱れてしまった髪の毛を軽く整えてから、外へ出た。周りからチラチラと視線を感じるし、なんだか嫌な感じ。

__________________

食堂は思っていたよりも広くて、テーブルの数もそこそこ。メニューも充実しているようでどれも目を見開くような高級食材がふんだんに使われている。いくら貴族の学校だからと言って、これはやりすぎじゃない?

「あれれ~?今日の!今日はメイワクかけてごめんねぇー?」

「ええっと..、僕は気にしてないから大丈夫。」

「これからは気をつけろよ。もうそこまで怒っていない、安心しろ」

「そっかそっか~!!ならよかったよ。メウィルくんとレイエルくんだっけェ?」

もとから謝って来たとは思えないほど元気ではあったが、許してから?なおさら元気になっている気がする。エル以外とは、うまく話せない僕としては羨ましいな、って思ったりもする。

「うん、呼び捨てでいいよ。」

「俺のことも好きに呼べ。レイでもレイエルでも、なんでも。」

「アハっありがと!ミルのことはミルって呼んでねェ~?これから夜ごはん?ミルもまぜて!」

「僕はもちろんいいよ。エルもいいでしょ?」

「あぁ、だが恋人はどうした。一緒に食べないのか?」

「ナンカ怒らせちゃったみたいでェ~、今日はダメって!ミルに酷いことしてくる!」

エルと僕はその言葉を聞いて、しばらく二人で見つめあって同時に言った。

「あれだけの事したら当たり前だろ/でしょ?」
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