82 / 86
向日葵の零れ話
向日葵の願望
しおりを挟む
「うん、これでいいかね? ほら、鏡見て」
「…ふわ…」
「うぅんッ、雪緒君可愛いッ!」
はあああああ…ゆき君たら、なんて可愛らしいのかしら…。
頭の上でちょこんと結ばれた髪が揺れて、もう。
頬に手をあてて、その愛くるしさに、私は思わず目を細めて吐息を零しました。
ハロウィンの仮装をすると話が上がって、ゆき君は何が似合うのかしら? と云う話になった時、私は真っ先に『座敷童子』と言いました。まあ、みくちゃんにしか私の声は届かなかったのですけどね。けれど、私の意見は無事に通りまして、ゆき君は見事に座敷童子となったのです。
座敷童子が棲む家は栄え、幸運に見舞われると言います。栄えるのはどうでも良いのですけど、幸運。それを司る座敷童子は、正にゆき君だと思うの。だって、本当にゆき君が来てからの日々は目まぐるしくもあったけれど、楽しかったもの。本当に毎日が楽しくて幸せな日々だったのだもの。だから、ゆき君は私にとっての座敷童子なの。
「奥様、如何でしょうか? 座敷童子と云う物の怪です。喜んで戴けているでしょうか? 奥様は今頃仮装されていますか? 奥様でしたら、どの様なお召し物でもお似合いになるのでしょうね」
私は既に見ているのだけど、私の肖像画に一生懸命に語り掛けるゆき君の可愛さったらないわ。普段は見えない、ゆき君の膝小僧も可愛らしい事この上ないわ。勿論、大喜びよ。ありがとう、みくちゃん。
…それにしても…。
ゆき君はこんなに可愛らしいのに…。
紫様と来たら…何故、落ち武者になってしまったのかしら…?
まあ…似合っているのが…また…何とも言えないのですけどね…。お勤めがお勤めですから、違和感が無いと言いますか…ふふ…。
そうこうしている内に、瑛光叔父様と星君がやって来たのだけれど…えぇと…ぬりかべ(?)に…昔の星君…? 猪が…? 猪よりは、うり坊の方が似合うと思うのだけれど…本人が猪だと言うのなら、そうなのかしら…?
頭を悩ませながら外へと出れば、道行く人々が皆、ゆき君の可愛らしさに目を惹かれています。中には紫様を見て、腰を引かれて居る人も居ますが…まあ、気にしないで置きましょう。
今は未だ仮装をしている人の姿は目立ちませんが、屋台のある通りへと出れば増えて来るのでしょうね。
『奥様は今頃仮装されていますか?』
あら…。
もしかして私も仮装をした方が良いのかしら?
あらあら? どうしましょう? 仮装と一口に言いましても色々とありますわよね? 人を驚かせる物、楽しませる物、怖がらせる物…あらあら?
『…だから…笑って下さいな…』
…そうね…笑える物…笑顔になれる物が良いわよね。
ゆき君が微笑んでくれる物、笑顔になってくれる物が良いわ。
「ぶはッ!?」
そう思って居たら、朱雀の夜番の方達が通り過ぎたと思った瞬間、前を歩いていたみくちゃんが振り返って来て、いきなり噴き出してしまったの。
「…ッ、ま、り…ッ…! ひ、ひま…ッ…とんがり…ぼ…ッ…!!」
向日葵にとんがり帽子?
あら? 何時の間にか、私の身体が向日葵になっていましたわ。夏の間憑りついているから、気付きませんでしたわね。帽子? も、あら、黒い鍔が見えますわね。あら、手にも何時の間にか向日葵の形の杖を持っていますわ。あらあら。
「みくちゃん様? 大丈夫ですか? 早く診療所へ行きましょう、ね?」
って、みくちゃんったら、私を見て噴き出したのよね? 酷いわ。笑って欲しいのは確かだけれど、それはゆき君によ? もう、ゆき君たら、みくちゃんの心配なんてしなくて良いのよ?
「…ひぃッ…!!」
そう思いながらニコニコとみくちゃんを見て居たら、お腹を抱えて笑っていたみくちゃんが悲鳴を上げて走って行ってしまったわ。あらあら、ゆき君が驚いてしまっているわ。いけない人ね。
柚子様の診療所で沢山のお菓子を戴きまして、その風呂敷包みを紫様が持とうとするのですが…。
「皆様が僕に下さった物なのですから、僕が持っていなくてはなりません。皆様のお気持ちを他へ預ける事等出来ません。最後まで僕が責任を持たなければならないのです」
と、風呂敷包みを離さないのです。
あらあら…。…うん…その気持ちは…とても良い物だと思うのだけれど…ね…? その…足元がふらついている様に見えるのだけれど…気のせいなのかしら…?
「ええい! 貸せ! こんな処で中身をぶちまけられたら迷惑だろうが!!」
と、思って居ましたら、痺れを切らした紫様が乱暴に、ゆき君が両手に抱えている風呂敷包みを奪ってしまいました。
ああ…頭痛がしますわ…。
何故、足元がふらついているから、と、言えないのでしょうか…本当に困った弟だわ…。
まあ…もう人通りも多くなって来ましたからね…折角の皆様の気持ちを土足で踏み躙られたくありませんものね。
気が付けば、叔父様と星君は屋台を端から順に食べ歩いていますし、猛様もみくちゃんにおねだりしていたりしますし、柚子様は診療所の常連さんに捕まっていますし…あらあら…ですわ。
「…ふわ…」
そんな時でした。ゆき君の感嘆の声が聞こえたのは。
「雪緒?」
「あ、いえ。あの方…どの物の怪の仮装なのでしょうか…? 黒が綺麗で…素敵ですね…」
「ん?」
と、紫様がゆき君の視線の先を追います。私も同じ様に。
黒と、ゆき君が口にした様に、そこには黒いマントに、黒のシルクハット、黒いベストに黒いズボン、見事に黒一色…でもないですわね…マントの裏地は赤ですし…シャツは白くてその胸には赤い蝶ネクタイ…ああ…確か吸血鬼でしたかしら? 人の血を吸うと云う、異国の物の怪…夜な夜な清らかな乙女の血を求めて彷徨い、その白い首筋に牙を立てる…。
「…お前は…ああ云うのが良いのか…?」
…あら…? 何処か不機嫌そうな声ね?
「あ、いいえ! …その…旦那様に似合いそうだと思いまして…」
あらあら。ゆき君たら、顔を赤くして。何て可愛いのかしら。
「…っ…そ、そうか…」
って、紫様まで赤くならなくても良いのに。
確かに、お勤めでは黒づくめですしね。違和感なく着こなせるでしょうね。
…って…。
…あら? 吸血鬼姿の紫様が、ゆき君の首筋に…? あらあら…?
あらあらあらあら? み、見てみたいですわ…ね? 見てみたいですわ! みくちゃんにお願いしましょう!! ああ、でも待って? 落ち着いて、落ち着くのよ、鞠子。ゆき君は触れるだけの口付けで引っ繰り返ってしまう子よ? そんなゆき君が首筋にだなんて、心臓発作を起こしてしまうかも知れないわよね!? ええ、間違いないわ! 見て見たいけれど、ゆき君がそんな事になってしまったら目もあてられないわ! ゆき君が大人になるまで我慢よ! ゆき君が大人になったその時、みくちゃんにお願いしましょう! ええ、それが良いわ!
…と、思ったのですけれどね…。
「…悪戯は何れ、な」
…この人…ゆき君が大人になるまで待てるのかしら…?
「…ふわ…」
「うぅんッ、雪緒君可愛いッ!」
はあああああ…ゆき君たら、なんて可愛らしいのかしら…。
頭の上でちょこんと結ばれた髪が揺れて、もう。
頬に手をあてて、その愛くるしさに、私は思わず目を細めて吐息を零しました。
ハロウィンの仮装をすると話が上がって、ゆき君は何が似合うのかしら? と云う話になった時、私は真っ先に『座敷童子』と言いました。まあ、みくちゃんにしか私の声は届かなかったのですけどね。けれど、私の意見は無事に通りまして、ゆき君は見事に座敷童子となったのです。
座敷童子が棲む家は栄え、幸運に見舞われると言います。栄えるのはどうでも良いのですけど、幸運。それを司る座敷童子は、正にゆき君だと思うの。だって、本当にゆき君が来てからの日々は目まぐるしくもあったけれど、楽しかったもの。本当に毎日が楽しくて幸せな日々だったのだもの。だから、ゆき君は私にとっての座敷童子なの。
「奥様、如何でしょうか? 座敷童子と云う物の怪です。喜んで戴けているでしょうか? 奥様は今頃仮装されていますか? 奥様でしたら、どの様なお召し物でもお似合いになるのでしょうね」
私は既に見ているのだけど、私の肖像画に一生懸命に語り掛けるゆき君の可愛さったらないわ。普段は見えない、ゆき君の膝小僧も可愛らしい事この上ないわ。勿論、大喜びよ。ありがとう、みくちゃん。
…それにしても…。
ゆき君はこんなに可愛らしいのに…。
紫様と来たら…何故、落ち武者になってしまったのかしら…?
まあ…似合っているのが…また…何とも言えないのですけどね…。お勤めがお勤めですから、違和感が無いと言いますか…ふふ…。
そうこうしている内に、瑛光叔父様と星君がやって来たのだけれど…えぇと…ぬりかべ(?)に…昔の星君…? 猪が…? 猪よりは、うり坊の方が似合うと思うのだけれど…本人が猪だと言うのなら、そうなのかしら…?
頭を悩ませながら外へと出れば、道行く人々が皆、ゆき君の可愛らしさに目を惹かれています。中には紫様を見て、腰を引かれて居る人も居ますが…まあ、気にしないで置きましょう。
今は未だ仮装をしている人の姿は目立ちませんが、屋台のある通りへと出れば増えて来るのでしょうね。
『奥様は今頃仮装されていますか?』
あら…。
もしかして私も仮装をした方が良いのかしら?
あらあら? どうしましょう? 仮装と一口に言いましても色々とありますわよね? 人を驚かせる物、楽しませる物、怖がらせる物…あらあら?
『…だから…笑って下さいな…』
…そうね…笑える物…笑顔になれる物が良いわよね。
ゆき君が微笑んでくれる物、笑顔になってくれる物が良いわ。
「ぶはッ!?」
そう思って居たら、朱雀の夜番の方達が通り過ぎたと思った瞬間、前を歩いていたみくちゃんが振り返って来て、いきなり噴き出してしまったの。
「…ッ、ま、り…ッ…! ひ、ひま…ッ…とんがり…ぼ…ッ…!!」
向日葵にとんがり帽子?
あら? 何時の間にか、私の身体が向日葵になっていましたわ。夏の間憑りついているから、気付きませんでしたわね。帽子? も、あら、黒い鍔が見えますわね。あら、手にも何時の間にか向日葵の形の杖を持っていますわ。あらあら。
「みくちゃん様? 大丈夫ですか? 早く診療所へ行きましょう、ね?」
って、みくちゃんったら、私を見て噴き出したのよね? 酷いわ。笑って欲しいのは確かだけれど、それはゆき君によ? もう、ゆき君たら、みくちゃんの心配なんてしなくて良いのよ?
「…ひぃッ…!!」
そう思いながらニコニコとみくちゃんを見て居たら、お腹を抱えて笑っていたみくちゃんが悲鳴を上げて走って行ってしまったわ。あらあら、ゆき君が驚いてしまっているわ。いけない人ね。
柚子様の診療所で沢山のお菓子を戴きまして、その風呂敷包みを紫様が持とうとするのですが…。
「皆様が僕に下さった物なのですから、僕が持っていなくてはなりません。皆様のお気持ちを他へ預ける事等出来ません。最後まで僕が責任を持たなければならないのです」
と、風呂敷包みを離さないのです。
あらあら…。…うん…その気持ちは…とても良い物だと思うのだけれど…ね…? その…足元がふらついている様に見えるのだけれど…気のせいなのかしら…?
「ええい! 貸せ! こんな処で中身をぶちまけられたら迷惑だろうが!!」
と、思って居ましたら、痺れを切らした紫様が乱暴に、ゆき君が両手に抱えている風呂敷包みを奪ってしまいました。
ああ…頭痛がしますわ…。
何故、足元がふらついているから、と、言えないのでしょうか…本当に困った弟だわ…。
まあ…もう人通りも多くなって来ましたからね…折角の皆様の気持ちを土足で踏み躙られたくありませんものね。
気が付けば、叔父様と星君は屋台を端から順に食べ歩いていますし、猛様もみくちゃんにおねだりしていたりしますし、柚子様は診療所の常連さんに捕まっていますし…あらあら…ですわ。
「…ふわ…」
そんな時でした。ゆき君の感嘆の声が聞こえたのは。
「雪緒?」
「あ、いえ。あの方…どの物の怪の仮装なのでしょうか…? 黒が綺麗で…素敵ですね…」
「ん?」
と、紫様がゆき君の視線の先を追います。私も同じ様に。
黒と、ゆき君が口にした様に、そこには黒いマントに、黒のシルクハット、黒いベストに黒いズボン、見事に黒一色…でもないですわね…マントの裏地は赤ですし…シャツは白くてその胸には赤い蝶ネクタイ…ああ…確か吸血鬼でしたかしら? 人の血を吸うと云う、異国の物の怪…夜な夜な清らかな乙女の血を求めて彷徨い、その白い首筋に牙を立てる…。
「…お前は…ああ云うのが良いのか…?」
…あら…? 何処か不機嫌そうな声ね?
「あ、いいえ! …その…旦那様に似合いそうだと思いまして…」
あらあら。ゆき君たら、顔を赤くして。何て可愛いのかしら。
「…っ…そ、そうか…」
って、紫様まで赤くならなくても良いのに。
確かに、お勤めでは黒づくめですしね。違和感なく着こなせるでしょうね。
…って…。
…あら? 吸血鬼姿の紫様が、ゆき君の首筋に…? あらあら…?
あらあらあらあら? み、見てみたいですわ…ね? 見てみたいですわ! みくちゃんにお願いしましょう!! ああ、でも待って? 落ち着いて、落ち着くのよ、鞠子。ゆき君は触れるだけの口付けで引っ繰り返ってしまう子よ? そんなゆき君が首筋にだなんて、心臓発作を起こしてしまうかも知れないわよね!? ええ、間違いないわ! 見て見たいけれど、ゆき君がそんな事になってしまったら目もあてられないわ! ゆき君が大人になるまで我慢よ! ゆき君が大人になったその時、みくちゃんにお願いしましょう! ええ、それが良いわ!
…と、思ったのですけれどね…。
「…悪戯は何れ、な」
…この人…ゆき君が大人になるまで待てるのかしら…?
41
あなたにおすすめの小説
星降る夜に ~これは大人の純愛なのか。臆病者の足踏みか。~
大波小波
BL
鳴滝 和正(なるたき かずまさ)は、イベント会社に勤めるサラリーマンだ。
彼はある日、打ち合わせ先の空き時間を過ごしたプラネタリウムで、寝入ってしまう。
和正を優しく起こしてくれたのは、そこのナレーターを務める青年・清水 祐也(しみず ゆうや)だった。
祐也を気に入った和正は、頻繁にプラネタリウムに通うようになる。
夕食も共にするほど、親しくなった二人。
しかし祐也は夜のバイトが忙しく、なかなかデートの時間が取れなかった。
それでも彼と過ごした後は、心が晴れる和正だ。
浮かれ気分のまま、彼はボーイズ・バーに立ち寄った。
そしてスタッフメニューの中に、祐也の姿を見つけてしまう。
彼の夜の顔は、風俗店で働く男娼だったのだ……。
【完結】君の穿ったインソムニア
古都まとい
BL
建設会社の事務として働く佐野純平(さの じゅんぺい)は、上司のパワハラによって眠れない日々を過ごしていた。後輩の勧めで病院を受診した純平は不眠症の診断を受け、処方された薬を受け取りに薬局を訪れる。
純平が訪れた薬局には担当薬剤師制度があり、純平の担当薬剤師となったのは水瀬隼人(みなせ はやと)という茶髪の明るい青年だった。
「佐野さんの全部、俺が支えてあげますよ?」
陽キャ薬剤師×不眠症会社員の社会人BL。
前世が俺の友人で、いまだに俺のことが好きだって本当ですか
Bee
BL
半年前に別れた元恋人だった男の結婚式で、ユウジはそこではじめて二股をかけられていたことを知る。8年も一緒にいた相手に裏切られていたことを知り、ショックを受けたユウジは式場を飛び出してしまう。
無我夢中で車を走らせて、気がつくとユウジは見知らぬ場所にいることに気がつく。そこはまるで天国のようで、そばには7年前に死んだ友人の黒木が。黒木はユウジのことが好きだったと言い出して――
最初は主人公が別れた男の結婚式に参加しているところから始まります。
死んだ友人との再会と、その友人の生まれ変わりと思われる青年との出会いへと話が続きます。
生まれ変わり(?)21歳大学生×きれいめな48歳おっさんの話です。
※軽い性的表現あり
短編から長編に変更しています
泡にはならない/泡にはさせない
玲
BL
――やっと見つけた、オレの『運命』……のはずなのに秒でフラれました。――
明るくてお調子者、だけど憎めない。そんなアルファの大学生・加原 夏樹(かはらなつき)が、ふとした瞬間に嗅いだ香り。今までに経験したことのない、心の奥底をかき乱す“それ”に導かれるまま、出会ったのは——まるで人魚のようなスイマーだった。白磁の肌、滴る水、鋭く澄んだ瞳、そしてフェロモンが、理性を吹き飛ばす。出会った瞬間、確信した。
「『運命だ』!オレと『番』になってくれ!」
衝動のままに告げた愛の言葉。けれど……。
「運命論者は、間に合ってますんで。」
返ってきたのは、冷たい拒絶……。
これは、『運命』に憧れる一途なアルファと、『運命』なんて信じない冷静なオメガの、正反対なふたりが織りなす、もどかしくて、熱くて、ちょっと切ない恋のはじまり。
オメガバースという世界の中で、「個」として「愛」を選び取るための物語。
彼が彼を選ぶまで。彼が彼を認めるまで。
——『運命』が、ただの言葉ではなくなるその日まで。
あなたのいちばんすきなひと
名衛 澄
BL
亜食有誠(あじきゆうせい)は幼なじみの与木実晴(よぎみはる)に好意を寄せている。
ある日、有誠が冗談のつもりで実晴に付き合おうかと提案したところ、まさかのOKをもらってしまった。
有誠が混乱している間にお付き合いが始まってしまうが、実晴の態度はいつもと変わらない。
俺のことを好きでもないくせに、なぜ付き合う気になったんだ。
実晴の考えていることがわからず、不安に苛まれる有誠。
そんなとき、実晴の元カノから実晴との復縁に協力してほしいと相談を受ける。
また友人に、幼なじみに戻ったとしても、実晴のとなりにいたい。
自分の気持ちを隠して実晴との"恋人ごっこ"の関係を続ける有誠は――
隠れ執着攻め×不器用一生懸命受けの、学園青春ストーリー。
平凡な男子高校生が、素敵な、ある意味必然的な運命をつかむお話。
しゅ
BL
平凡な男子高校生が、非凡な男子高校生にベタベタで甘々に可愛がられて、ただただ幸せになる話です。
基本主人公目線で進行しますが、1部友人達の目線になることがあります。
一部ファンタジー。基本ありきたりな話です。
それでも宜しければどうぞ。
【完結】好きじゃないけど、付き合ってみる?
海野雫
BL
大学3年の直人(なおと)は、恋愛経験ゼロ。人付き合いは苦手ではないが、誰かを「好きになる」感情がよくわからない。付き合ってる友人たちを見ても、自分には縁のない話だと思っていた。
ある日、部活の後輩である健(けん)が「一緒にルームシェアしませんか?」と持ちかけてくる。引っ越しを考えていた直人は、悪くない条件にOKを出し、ふたりの同居生活が始まる。
快適すぎる日々。健は料理も掃除もできて、適度に距離を保ってくれる最高のルームメイト。
しかしある夜、健がポツリと呟く。
「……元カレ、まだ忘れられないんです」
「ねえ先輩。付き合ってみませんか?――“好きじゃなくてもいいから”」
からかわれていると思いながらも、冗談めかして了承してしまう直人。
それが、まさかの擬似恋人生活の始まりだった。
恋人ごっこなのに手をつないだり、映画を観に行ったり、肩を貸したり。
最初はただの遊びだったのに、直人はだんだん健が笑うと嬉しくて、泣くと苦しいと感じるようになっていく。
一方、健は「直人に本気になってはいけない」と自分に言い聞かせていたが、直人の優しさや真面目さに、次第に惹かれ始める。
擬似恋人から始まった関係は、本物の「好き」に変わるのか?
本気になったとき、ふたりはどう答えを出すのか――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる