階段から突き落とされたとよく言われますが、先手を打ちます!(バッドエンド)
だから、こちらもやり返してみました。
【妄想劇場:Case4 護衛side】
俺たちはアレン坊ちゃまとアリアお嬢ちゃんを乗せた馬車と共に、森を歩いていた。
俺の立ち位置は、後ろの方。
「団長、もういいんじゃないですか?」
「もう少し待とう」
耳がいい俺に、団長と先輩のヒソヒソ声が聞こえた。
馬車の中には、催眠香を抱いてある。熊でも眠る……みたいな強烈なやつではないが、閉じられた馬車の中で香が充満していて、時間が経てば象でも眠る……はず。
今回俺達の仕事は、2人が眠った後、バークレー公爵家に引き渡す事だ。
2人は俺達を護衛と聞かされてはいるが、まぁ護衛に違いはないが、行き先は街ではない。
「お坊ちゃんも馬鹿ですよね。
婚約破棄するにしても、やりようがあるだろうに」
隣を歩いていた同輩たちが雑談を始めた。
馬車から距離はあるから聞こえないと思うが。
「まったくだ、あんなやり方、平民でもやらねぇぞ」
「むしろお貴族サマだからやったのか?」
「なるほど、お貴族サマだからか」
「オレら平民とは頭の造りが違うと」
「だはははは、それな!」
同輩たちの話につい吹き出してしまった
「ワ・レ・ワ・レ・ハ・キ・ゾ・ク・サ・マ・ダ」
「やめろぉぉ!!(笑」
周りも吹いた。
団長が下がってきて、ゲンコツ食らわせてきた。
なんで俺も?
「眠ってます」
一刻ほどして副団長が確認し、念の為の、眠り薬を染み込ませたマスクを2人につけた。
それからバークレー公爵家へ向かい、馬車ごと2人を引き渡し、副団長が報酬を受け取った。
その後、2人がどうなったかは知らないし、知ろうとも思わない。
【妄想劇場:Case4】
アレンとアリアがシオンに冤罪を被せ、アレンが10億の慰謝料を受け取り、平民に降りて数日後……。
某所地下牢でアレンはいた。
「……だれ?……!兄上!助けてください!
家を出て直ぐに馬車を襲われて、それで!……兄上?」
格子越しにアレンを睥睨するのは、ドラン侯爵家次期当主であるアレックス。
アレンは兄が助けに来てくれたと思ったが、彼のアレンを見る目は、弟を見る目目では無かった。
数秒の沈黙の後、彼はため息すらつかずに出口へと歩を向けた。
「迷惑をかけました」
「もうよろしいので?」
「父も、アレは死んだものとしております。
『遺体』が何を言おうと、我が家には関わり無きモノと」
「兄上……何言って……」
そのままシオンとアレックスは振り返る事なく地下を去った。
卒業式の数日後、アレンはドラン侯爵家の用立てた馬車に乗り、アリアと共に経った。
最後の記憶は馬車が森の中を走っていたこと。気がつくと地下牢におり、アリアはいなかった。
アレックスが去って数日後、シオンから説明された。
学園パーティの冤罪劇は事前にバークレー公爵家とドラン侯爵家の両家が把握していた。
アレンが受け取った10億は、ドラン家が用意したもの。
卒業式までに改心すれば良し、さもなくば、追放した後にバークレー家が『回収』する。
アリアは彼女の知識をバークレー家の為に。
アレンは遠い異国で奴隷商に。
10億はドラン家に返そうとしたが、当主が固辞した。
【BAD END】
アリアのその後は本編と同じで。
【妄想劇場:Case3】
《ドラン侯爵side》
珍しく、雨の止まない日が続いた。
「旦那様、アレン坊ちゃまが……」
また来たか……。
バークレー公爵令嬢に冤罪(調査済み)をかけ、(あちらの都合で)令嬢の有責として10億を受け取っておいて……わずか3年で使い切るとはな。
「バークレー家に行かれても面倒だ。
地下牢に放り込め」
今度は餓死するまで放置しよう。
【TRUE END】
【妄想劇場:Case2】
アレン「こんな……はずは……」
アリアに対するシオンの有責で婚約破棄は成された。
しかし、アレンは単身で家を追い出される事となった。
誤算のひとつめ、慰謝料はアレンにではなく、被害者本人であるアリアに支払われた。
誤算のふたつめ、ビーチ男爵がアリアを手放さなかった。前世の記憶とは言え、金を生むガチョウを手放すはずがない。
アリアには別の貴族令息と婚姻することとなった。
【BAD END】
【妄想劇場:Case1】
医師「傷がどこにもありませんな」
アレン「軽症だったと言ってるだろうが!」
医師「軽症とはいえ1日で完治!?
研究所に回さなければ!!」
アリア「助けてぇ!!」
アリアは研究機関に囚われた。
アレンは婿入りの話がなくなった。
【BAD END】
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