23 / 27
第5章
契約終了
しおりを挟む
目を開けると、視界いっぱいに真っ白な天井が広がっていた。
消毒液のにおいが鼻をくすぐる。
ここは……。
何だか、頭が少し重くて痛い。
「あっ。気がついた?」
耳元で聞こえた優しい声に顔を向けると、養護教諭の女性の先生が微笑んでいた。
「えっと、私……」
「羽生さん、さっきプールで溺れたのよ」
その言葉で、途切れていた記憶が蘇る。
そうだ。私、髪飾りを取ろうとしてプールに入って、足をつって……。
「溺れていたあなたを、宇山くんが……じゃなくて。三池くんが助けて、ここまで運んできてくれたの」
彗くんが?
「羽生さん、体の調子はどう? 溺れたときに水を飲んでしまったみたいだけど、呼吸は苦しくない?」
「あっ、はい。少し頭痛がするだけで、あとは大丈夫です」
まだ少し頭がボーッとするなか、私はベッドから上半身を起こした。
うん。身体はいつも通り動くし、水中でつった足も平気だ。
「良かった。それじゃあ私、羽生さんの親御さんに連絡してくるわね」
そう言うと、先生は保健室から出て行った。
──ガラガラ。
「菜乃花」
先生と入れ替わるようにして保健室の扉が開き、彗くんが入ってきた。
「彗くん!」
「菜乃花、起きてて大丈夫なのか?」
彗くんが心配そうな顔で、ベッドのそばの丸椅子に腰をおろす。
「うん。いつも通りだよ」
「そっか。良かった……」
私が微笑んでみせると、暗かった彗くんの表情がほんの少し明るくなった。
「そういえば、彗くんが私のことを助けてくれたんだよね? ありがとう」
「いや……。つーか、菜乃花。水が苦手だって言ってたのに、どうしてプールに入るなんて無茶したんだよ? 溺れて……下手したら、死んでたかもしれないんだぞ!?」
「っ!」
珍しく彗くんの語気が強くて、肩がビクッと跳ねた。
「ごっ、ごめん。水は怖かったけど、プールに浮いていた髪飾りを、どうしても取りに行きたくて」
枕元に置かれていた黄色い花の髪飾りを、私は手に取る。
少し汚れてしまってるけど、髪飾りは無事だ。
「髪飾りなんて、またいくらでも買ってプレゼントするのに」
「他のじゃダメなの。私は、この髪飾りが良かったの」
「え?」
「この髪飾りは、彗くんが私にくれた、初めての宝物だから」
私は髪飾りを胸の前でぎゅっと抱きしめ、彗くんの目を見つめた。
「だから、これがなくなったら、彗くんと出会ってからの、嬉しかった思い出まで全部消えてしまうみたいで……嫌だったの」
「菜乃花……」
私の言葉に、彗くんはそれ以上何も言わず、ただじっと私のことを見つめていた。
その瞳の奥には、申し訳なさそうな色と、何かを堪えているような光が宿っているように見えた。
「だからって、無茶なことをして彗くんに迷惑をかけて……本当にごめんなさい」
「いや、俺のほうこそごめん。そもそも俺が菜乃花に、強く言える立場じゃないのにな」
彗くんが、私から視線をそらす。
あれ。彗くん、どうしたんだろう?
何だか様子が変というか。いつもよりも元気がないような?
「あのさ、菜乃花……髪飾りのことなんだけど、ごめん」
彗くんが、私に向かってガバッと頭を下げた。
どうして彗くんが……?
「なんで彗くんが謝るの? 彗くんは何も悪くないでしょ?」
困惑しながらも、私は尋ねる。すると彗くんは、沈んだ声で言った。
「実は……菜乃花の髪飾りを伊集院に盗ませたのは、蓮なんだよ」
「……え?」
彗くんの言葉が、耳の中でぐるぐると反響する。
“蓮”? そんな、まさか……。
「う、うそだよね?」
私は、震える声でそう尋ねるのが精一杯だった。
彗くんは、首を左右に振る。
「うそじゃない。伊集院から髪飾りを受け取った蓮が、それを学校のプールに捨てたんだ。俺たちが中庭を歩いていたとき、校舎から花瓶を落としたのも……蓮だ」
「そんな……」
彗くんの言葉に、頭の後ろをハンマーで殴られたような心地がした。
クラスメイトの堀田さんから、伊集院さんが誰かに髪飾りを渡すところを見たって聞いていたけれど。
まさか、その相手が蓮くんだったなんて。
「……っ」
予想外の黒幕の正体に、私は言葉が続かずに固まってしまう。
「でも、どうして? どうして、蓮くんが……」
頭に浮かぶのは、蓮くんの人懐っこい笑顔。
先生から、重たい資料を運ぶよう頼まれた私に『僕も手伝うよ』と優しく声をかけてくれた、蓮くんの姿。
「やっぱり、何かの間違いなんじゃ……」
「間違いなんかじゃないよ。蓮はいとこじゃなく、本当は俺の双子の弟だから」
「えっ、蓮くんが彗くんの……弟!?」
彗くんの口から次々と明かされる衝撃の事実に、頭がついていかない。
「蓮は戸籍上はいとこだけど、本当は俺の双子の弟なんだよ。蓮は生まれてすぐ、母の実家に養子に出されたんだ」
「そっ、そんな……」
まさか蓮くんと彗くんが、双子の兄弟だったなんて。
私の手から、髪飾りがぽとりと床に落ちる。
「それで蓮は亡くなった兄貴のことで、菜乃花を恨んで……菜乃花にあんなことをしてしまったと、白状したよ」
ショックで、彗くんの話が全く頭に入ってこない。
床に落ちた髪飾りを拾わなきゃって思うのに、それを拾う気にすらなれない。
「ごめんな、菜乃花」
彗くんが床に落ちたままの髪飾りを拾い、汚れを落とすように一撫でしてから渡してくれた。
「明後日の、うちのパーティーのことだけど。こういうことがあったあとだから、菜乃花は欠席ってことにしようか」
そうだ。彗くんに頼まれていた三池財閥のパーティーが、もう明後日に迫ってるんだ。
私は、首を慌てて横にふる。
「ううん。予定通り、パーティーには出席させて欲しい」
だって、彗くんと約束したから。
「でも、無理しなくても……」
「ううん。私が出たいの。彗くんの……彼女として」
真っ直ぐ彗くんの顔を見て、私は言い切った。
「ありがとう、助かるよ。でも……菜乃花が俺の彼女役としてパーティーに出るのは、明後日で最後で良いから」
……え?
突然の予告に、心臓がドクンと音を立てた。
「明後日で、最後?」
「ああ」
「どっ、どうして?!」
彗くんに尋ねる声が、震えてしまう。
いつか終わりが来ることは、最初から分かっていたけれど。
「明後日が最後だなんて、どうして急に?」
「蓮のせいで……いや。元はと言えば俺のせいで、菜乃花がひどい目に遭ったんだ。それに、蓮から全部聞いた。6年前、兄貴が川で助けた女の子が菜乃花だってことを」
「あっ」
そうだった。さっき彗くんが、蓮くんは亡くなったお兄さんのことで私を恨んで、あんなことをしたって話していたから。
「……っ」
昔のことを隠すつもりは、なかったけれど。彗くんに、全部知られてしまったんだ。
「だから、俺のボディーガードも明後日で終わりにして欲しい」
彼の言葉が、深く胸に刺さった。
そりゃあ、そうだよね。大切なお兄さんが、私を助けたことで亡くなったのだと知ったら……私のことはもう、そばに置いておけないよね。
目には、じわじわと涙があふれてくる。
できることならもう少し、彗くんのそばにいたかった。
彼のボディーガードとして、彗くんのことを守りたかった。
お兄さんとのことがあるから、彼に想いは伝えられなくても、せめて好きな人のそばにいたかった。
だけど、私にこんなことを思う資格なんてない。
もちろん、彗くんからの申し出を拒否することも。だから……
「分かった。お兄さんのこと、本当にごめんなさい」
私はただ、そう言うことしかできなかった。
消毒液のにおいが鼻をくすぐる。
ここは……。
何だか、頭が少し重くて痛い。
「あっ。気がついた?」
耳元で聞こえた優しい声に顔を向けると、養護教諭の女性の先生が微笑んでいた。
「えっと、私……」
「羽生さん、さっきプールで溺れたのよ」
その言葉で、途切れていた記憶が蘇る。
そうだ。私、髪飾りを取ろうとしてプールに入って、足をつって……。
「溺れていたあなたを、宇山くんが……じゃなくて。三池くんが助けて、ここまで運んできてくれたの」
彗くんが?
「羽生さん、体の調子はどう? 溺れたときに水を飲んでしまったみたいだけど、呼吸は苦しくない?」
「あっ、はい。少し頭痛がするだけで、あとは大丈夫です」
まだ少し頭がボーッとするなか、私はベッドから上半身を起こした。
うん。身体はいつも通り動くし、水中でつった足も平気だ。
「良かった。それじゃあ私、羽生さんの親御さんに連絡してくるわね」
そう言うと、先生は保健室から出て行った。
──ガラガラ。
「菜乃花」
先生と入れ替わるようにして保健室の扉が開き、彗くんが入ってきた。
「彗くん!」
「菜乃花、起きてて大丈夫なのか?」
彗くんが心配そうな顔で、ベッドのそばの丸椅子に腰をおろす。
「うん。いつも通りだよ」
「そっか。良かった……」
私が微笑んでみせると、暗かった彗くんの表情がほんの少し明るくなった。
「そういえば、彗くんが私のことを助けてくれたんだよね? ありがとう」
「いや……。つーか、菜乃花。水が苦手だって言ってたのに、どうしてプールに入るなんて無茶したんだよ? 溺れて……下手したら、死んでたかもしれないんだぞ!?」
「っ!」
珍しく彗くんの語気が強くて、肩がビクッと跳ねた。
「ごっ、ごめん。水は怖かったけど、プールに浮いていた髪飾りを、どうしても取りに行きたくて」
枕元に置かれていた黄色い花の髪飾りを、私は手に取る。
少し汚れてしまってるけど、髪飾りは無事だ。
「髪飾りなんて、またいくらでも買ってプレゼントするのに」
「他のじゃダメなの。私は、この髪飾りが良かったの」
「え?」
「この髪飾りは、彗くんが私にくれた、初めての宝物だから」
私は髪飾りを胸の前でぎゅっと抱きしめ、彗くんの目を見つめた。
「だから、これがなくなったら、彗くんと出会ってからの、嬉しかった思い出まで全部消えてしまうみたいで……嫌だったの」
「菜乃花……」
私の言葉に、彗くんはそれ以上何も言わず、ただじっと私のことを見つめていた。
その瞳の奥には、申し訳なさそうな色と、何かを堪えているような光が宿っているように見えた。
「だからって、無茶なことをして彗くんに迷惑をかけて……本当にごめんなさい」
「いや、俺のほうこそごめん。そもそも俺が菜乃花に、強く言える立場じゃないのにな」
彗くんが、私から視線をそらす。
あれ。彗くん、どうしたんだろう?
何だか様子が変というか。いつもよりも元気がないような?
「あのさ、菜乃花……髪飾りのことなんだけど、ごめん」
彗くんが、私に向かってガバッと頭を下げた。
どうして彗くんが……?
「なんで彗くんが謝るの? 彗くんは何も悪くないでしょ?」
困惑しながらも、私は尋ねる。すると彗くんは、沈んだ声で言った。
「実は……菜乃花の髪飾りを伊集院に盗ませたのは、蓮なんだよ」
「……え?」
彗くんの言葉が、耳の中でぐるぐると反響する。
“蓮”? そんな、まさか……。
「う、うそだよね?」
私は、震える声でそう尋ねるのが精一杯だった。
彗くんは、首を左右に振る。
「うそじゃない。伊集院から髪飾りを受け取った蓮が、それを学校のプールに捨てたんだ。俺たちが中庭を歩いていたとき、校舎から花瓶を落としたのも……蓮だ」
「そんな……」
彗くんの言葉に、頭の後ろをハンマーで殴られたような心地がした。
クラスメイトの堀田さんから、伊集院さんが誰かに髪飾りを渡すところを見たって聞いていたけれど。
まさか、その相手が蓮くんだったなんて。
「……っ」
予想外の黒幕の正体に、私は言葉が続かずに固まってしまう。
「でも、どうして? どうして、蓮くんが……」
頭に浮かぶのは、蓮くんの人懐っこい笑顔。
先生から、重たい資料を運ぶよう頼まれた私に『僕も手伝うよ』と優しく声をかけてくれた、蓮くんの姿。
「やっぱり、何かの間違いなんじゃ……」
「間違いなんかじゃないよ。蓮はいとこじゃなく、本当は俺の双子の弟だから」
「えっ、蓮くんが彗くんの……弟!?」
彗くんの口から次々と明かされる衝撃の事実に、頭がついていかない。
「蓮は戸籍上はいとこだけど、本当は俺の双子の弟なんだよ。蓮は生まれてすぐ、母の実家に養子に出されたんだ」
「そっ、そんな……」
まさか蓮くんと彗くんが、双子の兄弟だったなんて。
私の手から、髪飾りがぽとりと床に落ちる。
「それで蓮は亡くなった兄貴のことで、菜乃花を恨んで……菜乃花にあんなことをしてしまったと、白状したよ」
ショックで、彗くんの話が全く頭に入ってこない。
床に落ちた髪飾りを拾わなきゃって思うのに、それを拾う気にすらなれない。
「ごめんな、菜乃花」
彗くんが床に落ちたままの髪飾りを拾い、汚れを落とすように一撫でしてから渡してくれた。
「明後日の、うちのパーティーのことだけど。こういうことがあったあとだから、菜乃花は欠席ってことにしようか」
そうだ。彗くんに頼まれていた三池財閥のパーティーが、もう明後日に迫ってるんだ。
私は、首を慌てて横にふる。
「ううん。予定通り、パーティーには出席させて欲しい」
だって、彗くんと約束したから。
「でも、無理しなくても……」
「ううん。私が出たいの。彗くんの……彼女として」
真っ直ぐ彗くんの顔を見て、私は言い切った。
「ありがとう、助かるよ。でも……菜乃花が俺の彼女役としてパーティーに出るのは、明後日で最後で良いから」
……え?
突然の予告に、心臓がドクンと音を立てた。
「明後日で、最後?」
「ああ」
「どっ、どうして?!」
彗くんに尋ねる声が、震えてしまう。
いつか終わりが来ることは、最初から分かっていたけれど。
「明後日が最後だなんて、どうして急に?」
「蓮のせいで……いや。元はと言えば俺のせいで、菜乃花がひどい目に遭ったんだ。それに、蓮から全部聞いた。6年前、兄貴が川で助けた女の子が菜乃花だってことを」
「あっ」
そうだった。さっき彗くんが、蓮くんは亡くなったお兄さんのことで私を恨んで、あんなことをしたって話していたから。
「……っ」
昔のことを隠すつもりは、なかったけれど。彗くんに、全部知られてしまったんだ。
「だから、俺のボディーガードも明後日で終わりにして欲しい」
彼の言葉が、深く胸に刺さった。
そりゃあ、そうだよね。大切なお兄さんが、私を助けたことで亡くなったのだと知ったら……私のことはもう、そばに置いておけないよね。
目には、じわじわと涙があふれてくる。
できることならもう少し、彗くんのそばにいたかった。
彼のボディーガードとして、彗くんのことを守りたかった。
お兄さんとのことがあるから、彼に想いは伝えられなくても、せめて好きな人のそばにいたかった。
だけど、私にこんなことを思う資格なんてない。
もちろん、彗くんからの申し出を拒否することも。だから……
「分かった。お兄さんのこと、本当にごめんなさい」
私はただ、そう言うことしかできなかった。
0
あなたにおすすめの小説
クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
藤永ゆいか
児童書・童話
中学2年生になったある日、澄野星奈に許嫁がいることが判明する。
相手は、頭が良くて運動神経抜群のイケメン御曹司で、訳あって現在絶交中の幼なじみ・一之瀬陽向。
さらに、週末限定で星奈は陽向とふたり暮らしをすることになって!?
「俺と許嫁だってこと、絶対誰にも言うなよ」
星奈には、いつも冷たくてそっけない陽向だったが……。
「星奈ちゃんって、ほんと可愛いよね」
「僕、せーちゃんの彼氏に立候補しても良い?」
ある時から星奈は、バスケ部エースの水上虹輝や
帰国子女の秋川想良に甘く迫られるようになり、徐々に陽向にも変化が……?
「星奈は可愛いんだから、もっと自覚しろよ」
「お前のこと、誰にも渡したくない」
クールな幼なじみとの、逆ハーラブストーリー。
未来スコープ ―キスした相手がわからないって、どういうこと!?―
米田悠由
児童書・童話
「あのね、すごいもの見つけちゃったの!」
平凡な女子高生・月島彩奈が偶然手にした謎の道具「未来スコープ」。
それは、未来を“見る”だけでなく、“課題を通して導く”装置だった。
恋の予感、見知らぬ男子とのキス、そして次々に提示される不可解な課題──
彩奈は、未来スコープを通して、自分の運命に深く関わる人物と出会っていく。
未来スコープが映し出すのは、甘いだけではない未来。
誰かを想う気持ち、誰かに選ばれない痛み、そしてそれでも誰かを支えたいという願い。
夢と現実が交錯する中で、彩奈は「自分の気持ちを信じること」の意味を知っていく。
この物語は、恋と選択、そしてすれ違う想いの中で、自分の軸を見つけていく少女たちの記録です。
感情の揺らぎと、未来への確信が交錯するSFラブストーリー、シリーズ第2作。
読後、きっと「誰かを想うとはどういうことか」を考えたくなる一冊です。
未来スコープ ―この学園、裏ありすぎなんですけど!? ―
米田悠由
児童書・童話
「やばっ!これ、やっぱ未来見れるんだ!」
平凡な女子高生・白石藍が偶然手にした謎の道具「未来スコープ」。
それは、未来を“見る”だけでなく、“触れたものの行く末を映す”装置だった。
好奇心旺盛な藍は、未来スコープを通して、学園に潜む都市伝説や不可解な出来事の真相に迫っていく。
旧校舎の謎、転校生・蓮の正体、そして学園の奥深くに潜む秘密。
見えた未来が、藍たちの運命を大きく揺るがしていく。
未来スコープが映し出すのは、甘く切ないだけではない未来。
誰かを信じる気持ち、誰かを疑う勇気、そして真実を暴く覚悟。
藍は「信じるとはどういうことか」を問われていく。
この物語は、好奇心と正義感、友情と疑念の狭間で揺れながら、自分の軸を見つけていく少女の記録です。
感情の揺らぎと、未来への探究心が交錯するSFラブストーリー、シリーズ第3作。
読後、きっと「誰かを信じるとはどういうことか」を考えたくなる一冊です。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
独占欲強めの最強な不良さん、溺愛は盲目なほど。
猫菜こん
児童書・童話
小さな頃から、巻き込まれで絡まれ体質の私。
中学生になって、もう巻き込まれないようにひっそり暮らそう!
そう意気込んでいたのに……。
「可愛すぎる。もっと抱きしめさせてくれ。」
私、最強の不良さんに見初められちゃったみたいです。
巻き込まれ体質の不憫な中学生
ふわふわしているけど、しっかりした芯の持ち主
咲城和凜(さきしろかりん)
×
圧倒的な力とセンスを持つ、負け知らずの最強不良
和凜以外に容赦がない
天狼絆那(てんろうきずな)
些細な事だったのに、どうしてか私にくっつくイケメンさん。
彼曰く、私に一目惚れしたらしく……?
「おい、俺の和凜に何しやがる。」
「お前が無事なら、もうそれでいい……っ。」
「この世に存在している言葉だけじゃ表せないくらい、愛している。」
王道で溺愛、甘すぎる恋物語。
最強不良さんの溺愛は、独占的で盲目的。
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
氷鬼司のあやかし退治
桜桃-サクランボ-
児童書・童話
日々、あやかしに追いかけられてしまう女子中学生、神崎詩織(かんざきしおり)。
氷鬼家の跡取りであり、天才と周りが認めているほどの実力がある男子中学生の氷鬼司(ひょうきつかさ)は、まだ、詩織が小さかった頃、あやかしに追いかけられていた時、顔に狐の面をつけ助けた。
これからは僕が君を守るよと、その時に約束する。
二人は一年くらいで別れることになってしまったが、二人が中学生になり再開。だが、詩織は自身を助けてくれた男の子が司とは知らない。
それでも、司はあやかしに追いかけられ続けている詩織を守る。
そんな時、カラス天狗が現れ、二人は命の危険にさらされてしまった。
狐面を付けた司を見た詩織は、過去の男の子の面影と重なる。
過去の約束は、二人をつなぎ止める素敵な約束。この約束が果たされた時、二人の想いはきっとつながる。
一人ぼっちだった詩織と、他人に興味なく冷たいと言われている司が繰り広げる、和風現代ファンタジーここに開幕!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる