142 / 155
白鷺と鶴と
会津包囲①
しおりを挟む
鶴ヶ城から東に数十里。
会津と福島の国境地帯に加藤明成の姿があった。
「ほほ~、あそこに見えるは上杉景勝の米沢勢、更に伊達政宗もおるようだな。相馬家に南部家まで来ているようだ」
「西の方には、松平忠輝や佐竹義宣の軍勢も来ているようです。勝ち目はありませんな」
町野幸和が呆れたように言うが、明成は笑う。心底楽しそうな笑いに、周りの者が表情を歪めた。
蒲生家の旧臣にとっては全てが誤算尽くしであった。加賀・前田も、高田・松平もいちはやく会津征伐の側に立ち、あわやを期待した伊達政宗も当たり前のように徳川方に立っている。味方となる者はただ一人もいないという状況である。
前田の使いを名乗っていた奥村栄頼に騙されたと切歯扼腕していたが、何故か総大将の加藤明成だけは笑っている。
「殿…、何がおかしいのですか?」
「考えてもみよ。わしら、会津のはねっ返りのために東国のほぼ全ての大名が軍を差し向けてきているのだぞ。武士としてこれ以上楽しいことがあろうか」
「それはそうですが…」
「どこの誰が、これだけの相手と戦えるのだ、うん? 希望したとしてもかなわぬような錚々たる顔ぶれではないか。それともお前たちは、相手が強ければ戦えないとでもいうのか? 臆病者はいらぬぞ。ここで死ぬことを楽しむ者だけついてこればいい」
「…くっ」
若輩の明成に「臆病者」とまで言われては、家臣達も沽券にかかわる。元々は蒲生氏郷が「武勇に優れた者を集めたい」と言って集めてきたものやその子弟である。それに自分達がどの道赦してもらえないという思いは共通している。
しばらく待ったが、逃げるものはいない。
「フフフ、そうでなくてはな」
明成は満足げに笑った。
一方、会津の北では上杉景勝と伊達政宗が馬を並べていた。
「使いを送ったところ、全員首を斬られたということじゃ」
政宗が溜息をつく。景勝は呆れたように続いた。
「どうやら、完全に乱心してしまったようですな」
「うむ。せっかく助けられたのに愚かなことです…」
「伊達殿、それは違うのかもしれませんぞ。加藤明成は一年間幽閉されており、その間死と隣り合わせにいたともいいます。そのような惨めな死の恐怖におびえるくらいなら」
「いっそ戦場で派手に果てた方がいいということですか。付き合わされるものにとっては溜まったものではないことになりますが」
「ただ、付き合っている者も…」
景勝が訥々と語る言葉に、政宗の表情が渋いものへと変わる。
「いずれ落ちぶれる可能性が高いという点では家臣も同じか。ということは、我々は死を覚悟した者どもと戦わねばならぬということか。面倒なことですな」
「…それは真面目に戦えば、の話です」
「どういうことでしょう?」
「どれだけ意気上がると言っても、霞を食って生きていけるわけではありません」
景勝の言葉に、政宗は目を見張った。
「上杉家から干殺しの提案を受けるとは思いませんでした」
「あまり家臣を死なせたくないものでして、な。それに、我々外様大名にとっては早期に終わらせる必要性もありますまい」
「直江山城の提案ですか?」
「左様でございます。伊達殿がここにいるのも、それを踏まえてのことでしょう?」
「…分かった。持久戦となすことにしよう」
政宗は頷き、ふと何かを思い出して伝令を呼んだ。
「来るかどうかは分からんが、西の方に行ってもらって、上総介に福島まで来てもらうように伝えてもらえんか?」
「…承知しました」
伝令はすぐに西へと向かった。
三日、四日と経った。
「どういうことだ?」
加藤明成が信じられないという顔で敵陣に視線を送る。
「奴らは何故攻めてこない?」
「持久戦に持ち込むつもりではないでしょうか?」
堀主水が不思議そうな顔をしながら、答える。
「相手の方が兵力も上で、圧倒しているのにか? 伊達も上杉もそんな臆病者なのか?」
「相手には相手の事情がありますからな。殿のために戦をするわけでもありませんので」
「…もしや奴ら、父の一派を担ぎ出そうとしているのだろうか?」
「その可能性もありますな。ただ、嘉明様以外は幽閉しておりますので、動きたくても動けないとは思いますが」
「…仕方ない。十成ら従わぬ奴らを全員斬ってしまえ」
「…は?」
堀主水が唖然とした顔を向ける。
「何だ。何か不服か?」
「し、しかし、一旦幽閉という形にしたにも関わらず、斬るとなりますと世評が」
「お主は真のうつけ者か? わしらはどの道死ぬのだぞ。死ぬ者が世評を気にしてどうするのだ? 構わぬから斬ってしまえ。それとも、先にお前から斬られるか?」
「と、とんでもございません! 承知いたしました」
納得したような表情ではなかったが、これ以上逆らえば本当に斬られると判断したのであろう。慌てて会津へと向かっていった。
三日後、松平忠輝が西会津から福島へとやってきた。
「随分と久しいのう」
伊達政宗が出迎える。
「わしが行っても良かったのだが、もう歳でな。若い方に来てもらいたいと思った」
「それは構いませんが、戦の前に何なのです?」
忠輝は何故に呼ばれたのか理解していないような顔である。
「どういう心境の変化があったのだ?」
「心境の変化?」
「わしはてっきり、お主は徳川とは違う道を進むつもりになったのかと思った」
政宗の言葉に、忠輝もうっすらと笑う。
「心境の変化と言われるとは思いませんでしたが、確かにそうかもしれませんな。一時期は嫉妬のようなものがありましたが、最終的には奴に従う方が我が望みに近いと思うようになりました」
「松平忠直か?」
「左様です。私の方が年上ではありましたし、序列的に奴より下という扱いを受けた時は納得がいきませんでした」
「…それがどうして?」
「ただ、私も五郎八も切支丹です。その立場を考えた時、私が前田と組んでやってきたことと、越前がこの一年半でやってきたこととの差を痛感いたしました。切支丹として過ごしていくには、越前が上にいる方がいいのではないかと考えた次第です」
「ということは、お主は越前に従うというつもりか」
「今のところは…」
と忠輝が言ったところで、伝令が走りこんできた。
「申し上げます! 鶴ヶ城内で、加藤家の主だった家臣共が斬られたという情報が入ってまいりました!」
「何だと? どういうことだ?」
「どうやら、我々が加藤家重臣と諮っていると疑っていたようです」
伝令の言葉に、政宗は肩をすくめて忠輝を見た。
「どうやら、まともに戦うまでもなく自壊するのを待てばいいかもしれんな」
「左様ですな。真面目に戦うだけ馬鹿馬鹿しい相手のようです」
忠輝も頷いて、自嘲気味に笑う。
「もっとも、一歩間違えていれば、私もそうなっていたかもしれませんが」
「……」
「私は西会津の方に戻ります。何か指示がありましたら、伝令をよこしてください」
忠輝は立ち上がり、部屋を出ようとする。
「うむ。分かった。今後のことについても追って連絡したい」
政宗が答えると、忠輝は「承知した」とばかりに右手をあげて出て行った。
会津と福島の国境地帯に加藤明成の姿があった。
「ほほ~、あそこに見えるは上杉景勝の米沢勢、更に伊達政宗もおるようだな。相馬家に南部家まで来ているようだ」
「西の方には、松平忠輝や佐竹義宣の軍勢も来ているようです。勝ち目はありませんな」
町野幸和が呆れたように言うが、明成は笑う。心底楽しそうな笑いに、周りの者が表情を歪めた。
蒲生家の旧臣にとっては全てが誤算尽くしであった。加賀・前田も、高田・松平もいちはやく会津征伐の側に立ち、あわやを期待した伊達政宗も当たり前のように徳川方に立っている。味方となる者はただ一人もいないという状況である。
前田の使いを名乗っていた奥村栄頼に騙されたと切歯扼腕していたが、何故か総大将の加藤明成だけは笑っている。
「殿…、何がおかしいのですか?」
「考えてもみよ。わしら、会津のはねっ返りのために東国のほぼ全ての大名が軍を差し向けてきているのだぞ。武士としてこれ以上楽しいことがあろうか」
「それはそうですが…」
「どこの誰が、これだけの相手と戦えるのだ、うん? 希望したとしてもかなわぬような錚々たる顔ぶれではないか。それともお前たちは、相手が強ければ戦えないとでもいうのか? 臆病者はいらぬぞ。ここで死ぬことを楽しむ者だけついてこればいい」
「…くっ」
若輩の明成に「臆病者」とまで言われては、家臣達も沽券にかかわる。元々は蒲生氏郷が「武勇に優れた者を集めたい」と言って集めてきたものやその子弟である。それに自分達がどの道赦してもらえないという思いは共通している。
しばらく待ったが、逃げるものはいない。
「フフフ、そうでなくてはな」
明成は満足げに笑った。
一方、会津の北では上杉景勝と伊達政宗が馬を並べていた。
「使いを送ったところ、全員首を斬られたということじゃ」
政宗が溜息をつく。景勝は呆れたように続いた。
「どうやら、完全に乱心してしまったようですな」
「うむ。せっかく助けられたのに愚かなことです…」
「伊達殿、それは違うのかもしれませんぞ。加藤明成は一年間幽閉されており、その間死と隣り合わせにいたともいいます。そのような惨めな死の恐怖におびえるくらいなら」
「いっそ戦場で派手に果てた方がいいということですか。付き合わされるものにとっては溜まったものではないことになりますが」
「ただ、付き合っている者も…」
景勝が訥々と語る言葉に、政宗の表情が渋いものへと変わる。
「いずれ落ちぶれる可能性が高いという点では家臣も同じか。ということは、我々は死を覚悟した者どもと戦わねばならぬということか。面倒なことですな」
「…それは真面目に戦えば、の話です」
「どういうことでしょう?」
「どれだけ意気上がると言っても、霞を食って生きていけるわけではありません」
景勝の言葉に、政宗は目を見張った。
「上杉家から干殺しの提案を受けるとは思いませんでした」
「あまり家臣を死なせたくないものでして、な。それに、我々外様大名にとっては早期に終わらせる必要性もありますまい」
「直江山城の提案ですか?」
「左様でございます。伊達殿がここにいるのも、それを踏まえてのことでしょう?」
「…分かった。持久戦となすことにしよう」
政宗は頷き、ふと何かを思い出して伝令を呼んだ。
「来るかどうかは分からんが、西の方に行ってもらって、上総介に福島まで来てもらうように伝えてもらえんか?」
「…承知しました」
伝令はすぐに西へと向かった。
三日、四日と経った。
「どういうことだ?」
加藤明成が信じられないという顔で敵陣に視線を送る。
「奴らは何故攻めてこない?」
「持久戦に持ち込むつもりではないでしょうか?」
堀主水が不思議そうな顔をしながら、答える。
「相手の方が兵力も上で、圧倒しているのにか? 伊達も上杉もそんな臆病者なのか?」
「相手には相手の事情がありますからな。殿のために戦をするわけでもありませんので」
「…もしや奴ら、父の一派を担ぎ出そうとしているのだろうか?」
「その可能性もありますな。ただ、嘉明様以外は幽閉しておりますので、動きたくても動けないとは思いますが」
「…仕方ない。十成ら従わぬ奴らを全員斬ってしまえ」
「…は?」
堀主水が唖然とした顔を向ける。
「何だ。何か不服か?」
「し、しかし、一旦幽閉という形にしたにも関わらず、斬るとなりますと世評が」
「お主は真のうつけ者か? わしらはどの道死ぬのだぞ。死ぬ者が世評を気にしてどうするのだ? 構わぬから斬ってしまえ。それとも、先にお前から斬られるか?」
「と、とんでもございません! 承知いたしました」
納得したような表情ではなかったが、これ以上逆らえば本当に斬られると判断したのであろう。慌てて会津へと向かっていった。
三日後、松平忠輝が西会津から福島へとやってきた。
「随分と久しいのう」
伊達政宗が出迎える。
「わしが行っても良かったのだが、もう歳でな。若い方に来てもらいたいと思った」
「それは構いませんが、戦の前に何なのです?」
忠輝は何故に呼ばれたのか理解していないような顔である。
「どういう心境の変化があったのだ?」
「心境の変化?」
「わしはてっきり、お主は徳川とは違う道を進むつもりになったのかと思った」
政宗の言葉に、忠輝もうっすらと笑う。
「心境の変化と言われるとは思いませんでしたが、確かにそうかもしれませんな。一時期は嫉妬のようなものがありましたが、最終的には奴に従う方が我が望みに近いと思うようになりました」
「松平忠直か?」
「左様です。私の方が年上ではありましたし、序列的に奴より下という扱いを受けた時は納得がいきませんでした」
「…それがどうして?」
「ただ、私も五郎八も切支丹です。その立場を考えた時、私が前田と組んでやってきたことと、越前がこの一年半でやってきたこととの差を痛感いたしました。切支丹として過ごしていくには、越前が上にいる方がいいのではないかと考えた次第です」
「ということは、お主は越前に従うというつもりか」
「今のところは…」
と忠輝が言ったところで、伝令が走りこんできた。
「申し上げます! 鶴ヶ城内で、加藤家の主だった家臣共が斬られたという情報が入ってまいりました!」
「何だと? どういうことだ?」
「どうやら、我々が加藤家重臣と諮っていると疑っていたようです」
伝令の言葉に、政宗は肩をすくめて忠輝を見た。
「どうやら、まともに戦うまでもなく自壊するのを待てばいいかもしれんな」
「左様ですな。真面目に戦うだけ馬鹿馬鹿しい相手のようです」
忠輝も頷いて、自嘲気味に笑う。
「もっとも、一歩間違えていれば、私もそうなっていたかもしれませんが」
「……」
「私は西会津の方に戻ります。何か指示がありましたら、伝令をよこしてください」
忠輝は立ち上がり、部屋を出ようとする。
「うむ。分かった。今後のことについても追って連絡したい」
政宗が答えると、忠輝は「承知した」とばかりに右手をあげて出て行った。
2
あなたにおすすめの小説
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
天竜川で逢いましょう 〜日本史教師が石田三成とか無理なので平和な世界を目指します〜
岩 大志
歴史・時代
ごくありふれた高校教師津久見裕太は、ひょんなことから頭を打ち、気を失う。
けたたましい轟音に気付き目を覚ますと多数の軍旗。
髭もじゃの男に「いよいよですな。」と、言われ混乱する津久見。
戦国時代の大きな分かれ道のド真ん中に転生した津久見はどうするのか!!???
そもそも現代人が生首とか無理なので、平和な世の中を目指そうと思います。
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
大日本帝国、アラスカを購入して無双する
雨宮 徹
歴史・時代
1853年、ロシア帝国はクリミア戦争で敗戦し、財政難に悩んでいた。友好国アメリカにアラスカ購入を打診するも、失敗に終わる。1867年、すでに大日本帝国へと生まれ変わっていた日本がアラスカを購入すると金鉱や油田が発見されて……。
大日本帝国VS全世界、ここに開幕!
※架空の日本史・世界史です。
※分かりやすくするように、領土や登場人物など世界情勢を大きく変えています。
※ツッコミどころ満載ですが、ご勘弁を。
本能寺からの決死の脱出 ~尾張の大うつけ 織田信長 天下を統一す~
bekichi
歴史・時代
戦国時代の日本を背景に、織田信長の若き日の物語を語る。荒れ狂う風が尾張の大地を駆け巡る中、夜空の星々はこれから繰り広げられる壮絶な戦いの予兆のように輝いている。この混沌とした時代において、信長はまだ無名であったが、彼の野望はやがて天下を揺るがすことになる。信長は、父・信秀の治世に疑問を持ちながらも、独自の力を蓄え、異なる理想を追求し、反逆者とみなされることもあれば期待の星と讃えられることもあった。彼の目標は、乱世を統一し平和な時代を創ることにあった。物語は信長の足跡を追い、若き日の友情、父との確執、大名との駆け引きを描く。信長の人生は、斎藤道三、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康、伊達政宗といった時代の英傑たちとの交流とともに、一つの大きな物語を形成する。この物語は、信長の未知なる野望の軌跡を描くものである。
織田信長IF… 天下統一再び!!
華瑠羅
歴史・時代
日本の歴史上最も有名な『本能寺の変』の当日から物語は足早に流れて行く展開です。
この作品は「もし」という概念で物語が進行していきます。
主人公【織田信長】が死んで、若返って蘇り再び活躍するという作品です。
※この物語はフィクションです。
if 大坂夏の陣 〜勝ってはならぬ闘い〜
かまぼこのもと
歴史・時代
1615年5月。
徳川家康の天下統一は最終局面に入っていた。
堅固な大坂城を無力化させ、内部崩壊を煽り、ほぼ勝利を手中に入れる……
豊臣家に味方する者はいない。
西国無双と呼ばれた立花宗茂も徳川家康の配下となった。
しかし、ほんの少しの違いにより戦局は全く違うものとなっていくのであった。
全5話……と思ってましたが、終わりそうにないので10話ほどになりそうなので、マルチバース豊臣家と別に連載することにしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる