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白鷺と鶴と
西国統一⑤
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「征夷大将軍、ですと?」
京極忠高の目が丸く見開かれた。
「はい。資金は数日後に若狭に持ってまいりますので、これをもって朝廷に挨拶をしていただければと」
「それはつまり、越前殿を…?」
「まさか京極殿は家光様を征夷大将軍にしたいのですか?」
「いや、それはない」
即答はしたが、松平忠直を征夷大将軍に推薦するとなると責任重大である。
いや、責任だけであればよいが、仮に家光が勝った場合に大変なことになる。下手をすると一番目に四条河原を引き回されるかもしれない。
とはいえ、京極家がずっと江戸の徳川家を敬遠してきたことも事実である。更に、ここまでほとんど動いていないこともあり、「京極は頼るに足らず」と思われている可能性もある。
(ここいらで、我々は日和見していただけではない、ということを示す必要もあるということか)
忠高は下を向いてしばらく考え、ややあって決断した。
「承知いたしました。京に行きましょう」
因幡・鳥取城。
清水景治が開城した城門に次々と徳川兵が入っていく。
立花宗茂は徳川義直と藤堂高虎に続いて入城した。
「これは立花殿、顔を合わせるのは大分久しぶりでございますな」
景治が宗茂に気づいて挨拶をしてきた。
「見事にやられました」
「いやいや、毛利家こそ、僅か一年でよくここまで勢力を広げたものでございます。この前の戦いぶりといい、感服いたしました」
「ただ、結果として負けてしまった以上は慰めにはなりませぬよ」
「…結果として、というのなら」
宗茂は思わず口から出ようとした言葉に気づき、慌てて口を噤んだ。
しかし、代わって景治が後を継いだ。
「そう。まだもう一つありますな」
「…左様でございます」
「立花殿はどちらにつかれるのですかな?」
「…まだ、悩んでおります」
「これは意外ですな。正直、こちら側につかれると思っていたのですが、九州の旧領のことがありましょうか?」
「そういうわけではないのですが…」
宗茂はその場では愛想笑いを浮かべ、理由を述べることはなかった。
その夜、宗茂は藤堂高虎に呼ばれた。竹野川以降、三日に一度は会っている間柄となっている。
「立花殿、この後どうするつもりだ?」
高虎の話も、まさにその話題であった。
「わしは越前様にしようと思っているのだが」
「左様か」
「もちろん、正統性は家光様の方にある。しかし、これだけの期間で徳川家が再度天下を掌握できそうになっているのは越前様のお蔭であるし、極端な話、島津や毛利は家光様となれば再度反乱をするのではないかと思うからな」
「それはそうであるが…」
「一緒にいたこともある立花殿には不安要素でも?」
「越前様は、確かに不思議なことをなさるお方でして、藤堂殿の言う通り、越前様であるからこそついていっている者が多くいるのも事実。ただ、本人に日ノ本までを治める意識があるのかという最大の問題がある」
「ふむ…」
「越前様は家の事情もあることから、ご自分が外野にいるという意識がある。だからこそ、徳川家の問題点に容赦なく踏み込めたということがあったわけであるが、そこから中核へと入り込めるのかという疑問はどうしても拭えぬ。越前様にそこまでするつもりがあるのかというと、正直不明だからのう」
「周囲が立ち上がらせても、無理強いされた側だとあまり期待はできないということか」
「自分の立場として、どちらがいいかというと越前様なのだが、自分一人だけの話ではないからのう」
「そういえば、立花殿は長らく棚倉に戻っていないのう。いや、これまでの活躍を見るとより大きいところへの加増もありうるか」
「加増はどうでもいいのだが…」
「ところで尾張様についてどう思う? 越前様に対抗心を燃やしているようなのだが…」
「それも厄介な話だのう」
宗茂が溜息をついた。高虎も色々困っているようで、苦笑しつつも同じく溜息をつく。
「まあ、いずれにしても我々には今すぐ答えは出しづらい。しばらくは様子見をして事態が大きく変われば、それに適応するしかないだろう」
「そうだな…」
二人はお互いに頷いて、そのまま夜食へと向かっていった。
備前・岡山。
豊臣秀頼は備前一国を一日でまとめたという報告を受けていた。東の姫路からも毛利勝永が城の受け取りを完了した旨の報告が届く。
「よし。正則」
秀頼は福島正則を呼んだ。
「何でしょうか?」
「すまぬが、しばらく備前を見ておいてほしい」
「それは構いませぬが、秀頼様は?」
「わしは広島に行ってくる。越前の様子を見に行きたいのと、坂崎直盛をどうするか決めたいのでな」
「承知いたしました」
正則が頭を下げたので、秀頼はすぐに向かおうと数歩歩いたところで立ち止まる。
「そういえば正則よ、以前、広島はそなたの領土であったが、どうする?」
希望するのなら、復帰できるようにかけあってくるぞ。そういう思惑で声をかける。
「ありがたきお言葉ではございますが、それがしは特別、広島にこだわりたいという気持ちはありません」
「そうか…。とはいえ、広島であればやりやすくはあろう。一応、申し出てはみる」
秀頼はそう言って出て行った。正則はその後ろ姿に無言のまま頭を下げた。
一日置いて、秀頼は広島についた。
「こ、これは秀頼様…」
城内に入ると、細川忠興がバツの悪そうな顔で迎えにきた。細川忠興と顔を合わせるのは夏の陣以降初めてである。いや、徳川方の大名は、四国以外、大阪の陣が始まって以降顔を合わせていない。
「久しいな、細川殿」
秀頼の中には、大坂の陣以前、彼らを呼び捨てにしていた記憶もある。しかし、今は形のうえでは同僚である。
「越前殿はおるか?」
「はい。天守の方においでかと」
「うむ。会いに行ってくる」
秀頼は天守へと登っていった。
天守の一番上で、忠直は広島の城下町を見下ろしていた。
「豊臣秀頼、参った」
声をかけると、驚いたように振り返り、笑顔で近づいてくる。
「あの日から一年近くになりますな」
秀頼と忠直は、妻が姉妹同士である。年齢も秀頼が上であるから、忠直が敬語で話す。
「そうだな。あの時は、まさか徳川方について、城攻めまで手伝うことになるとは思わなかった」
「一夜城を作ったとか聞きましたぞ」
「一度やってみたかったのだ」
「やろうと思って、簡単に造るあたりはさすがに太閤様の子でございますな」
「おまえな。わしですら父を知らないのだぞ。知りもしないくせに知った風に人の父を語るでないわ」
秀頼は苦笑して答え、真顔に戻る。
「ともあれ、これでおまえが征夷大将軍ということになるな。まさか受けない、などとは言わないだろうな?」
「…いかにそれがしがいい加減であっても、ここまで来て断るわけにはいかないことは理解していますよ。ただ」
「ただ?」
「江戸をどう扱うか、まだ見えません」
「それは見えるようになるものなのか?」
「分かりません。ただ、見えれば、迷いなく進めます。見えないと、去年大坂でやったことを今度は江戸でやることになります」
「ふむ」
秀頼はニヤリと笑った。
「つまり、我が義祖父を超える一手を考えているということか? いや、違うな。豊臣は既に中規模の大名であったが、江戸の力はまだまだ大きい。内府を超える一手を考え出す必要があるわけか」
「そうなりますね」
「松平伊豆守が将軍位を要請するまで時間はないぞ。まあ、何か手助けになることがあるなら言ってくれ。千のためにも、おまえに勝ってもらわないと困るからな」
秀頼は忠直の肩を軽く叩くと、天守から降りていった。
京極忠高の目が丸く見開かれた。
「はい。資金は数日後に若狭に持ってまいりますので、これをもって朝廷に挨拶をしていただければと」
「それはつまり、越前殿を…?」
「まさか京極殿は家光様を征夷大将軍にしたいのですか?」
「いや、それはない」
即答はしたが、松平忠直を征夷大将軍に推薦するとなると責任重大である。
いや、責任だけであればよいが、仮に家光が勝った場合に大変なことになる。下手をすると一番目に四条河原を引き回されるかもしれない。
とはいえ、京極家がずっと江戸の徳川家を敬遠してきたことも事実である。更に、ここまでほとんど動いていないこともあり、「京極は頼るに足らず」と思われている可能性もある。
(ここいらで、我々は日和見していただけではない、ということを示す必要もあるということか)
忠高は下を向いてしばらく考え、ややあって決断した。
「承知いたしました。京に行きましょう」
因幡・鳥取城。
清水景治が開城した城門に次々と徳川兵が入っていく。
立花宗茂は徳川義直と藤堂高虎に続いて入城した。
「これは立花殿、顔を合わせるのは大分久しぶりでございますな」
景治が宗茂に気づいて挨拶をしてきた。
「見事にやられました」
「いやいや、毛利家こそ、僅か一年でよくここまで勢力を広げたものでございます。この前の戦いぶりといい、感服いたしました」
「ただ、結果として負けてしまった以上は慰めにはなりませぬよ」
「…結果として、というのなら」
宗茂は思わず口から出ようとした言葉に気づき、慌てて口を噤んだ。
しかし、代わって景治が後を継いだ。
「そう。まだもう一つありますな」
「…左様でございます」
「立花殿はどちらにつかれるのですかな?」
「…まだ、悩んでおります」
「これは意外ですな。正直、こちら側につかれると思っていたのですが、九州の旧領のことがありましょうか?」
「そういうわけではないのですが…」
宗茂はその場では愛想笑いを浮かべ、理由を述べることはなかった。
その夜、宗茂は藤堂高虎に呼ばれた。竹野川以降、三日に一度は会っている間柄となっている。
「立花殿、この後どうするつもりだ?」
高虎の話も、まさにその話題であった。
「わしは越前様にしようと思っているのだが」
「左様か」
「もちろん、正統性は家光様の方にある。しかし、これだけの期間で徳川家が再度天下を掌握できそうになっているのは越前様のお蔭であるし、極端な話、島津や毛利は家光様となれば再度反乱をするのではないかと思うからな」
「それはそうであるが…」
「一緒にいたこともある立花殿には不安要素でも?」
「越前様は、確かに不思議なことをなさるお方でして、藤堂殿の言う通り、越前様であるからこそついていっている者が多くいるのも事実。ただ、本人に日ノ本までを治める意識があるのかという最大の問題がある」
「ふむ…」
「越前様は家の事情もあることから、ご自分が外野にいるという意識がある。だからこそ、徳川家の問題点に容赦なく踏み込めたということがあったわけであるが、そこから中核へと入り込めるのかという疑問はどうしても拭えぬ。越前様にそこまでするつもりがあるのかというと、正直不明だからのう」
「周囲が立ち上がらせても、無理強いされた側だとあまり期待はできないということか」
「自分の立場として、どちらがいいかというと越前様なのだが、自分一人だけの話ではないからのう」
「そういえば、立花殿は長らく棚倉に戻っていないのう。いや、これまでの活躍を見るとより大きいところへの加増もありうるか」
「加増はどうでもいいのだが…」
「ところで尾張様についてどう思う? 越前様に対抗心を燃やしているようなのだが…」
「それも厄介な話だのう」
宗茂が溜息をついた。高虎も色々困っているようで、苦笑しつつも同じく溜息をつく。
「まあ、いずれにしても我々には今すぐ答えは出しづらい。しばらくは様子見をして事態が大きく変われば、それに適応するしかないだろう」
「そうだな…」
二人はお互いに頷いて、そのまま夜食へと向かっていった。
備前・岡山。
豊臣秀頼は備前一国を一日でまとめたという報告を受けていた。東の姫路からも毛利勝永が城の受け取りを完了した旨の報告が届く。
「よし。正則」
秀頼は福島正則を呼んだ。
「何でしょうか?」
「すまぬが、しばらく備前を見ておいてほしい」
「それは構いませぬが、秀頼様は?」
「わしは広島に行ってくる。越前の様子を見に行きたいのと、坂崎直盛をどうするか決めたいのでな」
「承知いたしました」
正則が頭を下げたので、秀頼はすぐに向かおうと数歩歩いたところで立ち止まる。
「そういえば正則よ、以前、広島はそなたの領土であったが、どうする?」
希望するのなら、復帰できるようにかけあってくるぞ。そういう思惑で声をかける。
「ありがたきお言葉ではございますが、それがしは特別、広島にこだわりたいという気持ちはありません」
「そうか…。とはいえ、広島であればやりやすくはあろう。一応、申し出てはみる」
秀頼はそう言って出て行った。正則はその後ろ姿に無言のまま頭を下げた。
一日置いて、秀頼は広島についた。
「こ、これは秀頼様…」
城内に入ると、細川忠興がバツの悪そうな顔で迎えにきた。細川忠興と顔を合わせるのは夏の陣以降初めてである。いや、徳川方の大名は、四国以外、大阪の陣が始まって以降顔を合わせていない。
「久しいな、細川殿」
秀頼の中には、大坂の陣以前、彼らを呼び捨てにしていた記憶もある。しかし、今は形のうえでは同僚である。
「越前殿はおるか?」
「はい。天守の方においでかと」
「うむ。会いに行ってくる」
秀頼は天守へと登っていった。
天守の一番上で、忠直は広島の城下町を見下ろしていた。
「豊臣秀頼、参った」
声をかけると、驚いたように振り返り、笑顔で近づいてくる。
「あの日から一年近くになりますな」
秀頼と忠直は、妻が姉妹同士である。年齢も秀頼が上であるから、忠直が敬語で話す。
「そうだな。あの時は、まさか徳川方について、城攻めまで手伝うことになるとは思わなかった」
「一夜城を作ったとか聞きましたぞ」
「一度やってみたかったのだ」
「やろうと思って、簡単に造るあたりはさすがに太閤様の子でございますな」
「おまえな。わしですら父を知らないのだぞ。知りもしないくせに知った風に人の父を語るでないわ」
秀頼は苦笑して答え、真顔に戻る。
「ともあれ、これでおまえが征夷大将軍ということになるな。まさか受けない、などとは言わないだろうな?」
「…いかにそれがしがいい加減であっても、ここまで来て断るわけにはいかないことは理解していますよ。ただ」
「ただ?」
「江戸をどう扱うか、まだ見えません」
「それは見えるようになるものなのか?」
「分かりません。ただ、見えれば、迷いなく進めます。見えないと、去年大坂でやったことを今度は江戸でやることになります」
「ふむ」
秀頼はニヤリと笑った。
「つまり、我が義祖父を超える一手を考えているということか? いや、違うな。豊臣は既に中規模の大名であったが、江戸の力はまだまだ大きい。内府を超える一手を考え出す必要があるわけか」
「そうなりますね」
「松平伊豆守が将軍位を要請するまで時間はないぞ。まあ、何か手助けになることがあるなら言ってくれ。千のためにも、おまえに勝ってもらわないと困るからな」
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