白家の冷酷若様に転生してしまった

夜乃すてら

文字の大きさ
75 / 91
4幕 家守の鏡

7 安について話し合い

しおりを挟む


 貴賓向けの客堂は、中は落ち着いた雰囲気の家具が据えられている。
 牀頭には天蓋があり、深緑色の幕が垂れ下がっていた。几や椅子、荷物を入れる櫃など、最低限の家具はそろっており、過ごしやすそうだ。
 灰炎と青鈴は、使用人が運んだ荷をてきぱきと整理する。
 天祐のための居室だが、碧玉も当然のように同室になっていることに、碧玉は疑問を口にする。

「ところで、天祐。都合が悪ければ、私は町の宿に泊まるが」
「何も問題ありません! 桃家の直系は、兄上の顔を知らないんですから」
「そうか? しかし、私がいては狭いのではないか」
「旅の間くらい、できるだけ一緒に過ごしたいです!」

 天祐は強く主張する。この様子だと、天祐の熱烈さに碧玉がうんざりする未来のほうが予測できた。

「兄上? 駄目ですか?」
「構わぬが、私は一人になりたい時もある」
「その時は私が部屋を出ていくので、遠慮なくおっしゃってください。隣に使用人部屋もありますし」
「そこまで言うなら、分かった」

 碧玉の返事を聞いた天祐は、満面の笑みを浮かべる。碧玉は窓辺にある几に歩み寄り、飾り彫りが美しい椅子二脚のうち、手前のほうに腰かけた。

「私は宴に出席しない。桃家の分家の者とは、宮廷で顔を合わせたことがあるからな。鉢合わせると厄介だ」

 帝に仕えている宮医の責任者は、たいてい桃家の出身だ。先帝から理不尽な罰を受けた後、あまりに傷がひどいと、宮医が密かに治療してくれたことがあった。

(確か、私が賜死を受けた宴にも、桃家出身の側室はいたな。嫌がらせに加担する側室達の後ろで、おびえて震えていた)

 桃家の本家ならともかく、分家から嫁がされた姫ならば、あの妃らの中では立場が低かったのだろう。毎回、彼らの嫌がらせが面倒でいらついていた碧玉だが、低位の妃達の何人かは、今にも気絶しそうな様子でいたことを覚えている。あんなに脆弱な精神では、宮廷ではさぞ生きづらかろうと思ったのだ。

「そうですね、兄上。では、こちらに夕餉を用意するように伝えておきます」
「灰炎に作らせるから問題ない」

 折よく茶と菓子を運んできた灰炎は、碧玉の一瞥を受けて誇らしげに頷いた。

「ええ、では私が消化にいいものを作りましょう。旅の疲れで食欲がないのでしょう?」
「ふん」

 碧玉は口端を上げて笑った。

「兄上、宴の料理を食べたくないから、出席しないという意味ですか?」
「そちらの意味もある。だが、嘘はついていない。桃家の分家と会ったことはあるのは事実だ。天祐は胃もたれとは無縁そうだな」
「宗主になってから、大きな宴に呼ばれたことはありませんので分かりません。白家の料理で胃もたれしたこともありませんし」
「今夜は楽しんでくるといい。さすがに薬膳が出てくることはないはずだ」

 そんな冗談を言いながら、茶を一服していると、紫曜が顔を出した。

「二人とも、邪魔するぞ。なんだ、同じ造りだな。天蓋の布の色まで一緒とは。なあ、私にもお茶を用意してくれるよな?」
「部屋に押しかけてきて、図々しい奴だな。茶を用意できても、あいにくと椅子がない」

 碧玉が冷たく返すと、紫曜の後ろから、紫曜の側近である丹青が椅子を運んできた。紫曜が言っていた通り、まるっきり同じ形の椅子である。

「はあ。用意周到なことだ」
「そりゃあ、密談しに来たのだから当然だ」

 丹青が窓を向く形で椅子を設置すると、紫曜はすぐに腰を下ろした。

「密談ですか? おおげさな表現ですね」

 天祐はけげんそうに眉を寄せる。紫曜は灰炎が用意した茶に舌鼓を打ってから、ひょうひょうとした態度で返す。

「天祐殿、銀嶺とゆっくりしたい気持ちは分かるが、そうにらまないでくれ。予定と違い、桃家の邸内に泊まることになったのだ。話し合いは必要だろう?」

 紫曜はなぜか腕をさすっている。

「なんだ、紫曜。寒いのか? 灰炎、窓を……」
「違う違う。ううーん、これはおそらく私の異能だ。桃家に入ってから、違和感がひどくて落ち着かない」

 紫曜はきょろきょろと周りを見回す。

「なあ、何か術がかけられているということはないか? 誰もいないはずなのに、視線を感じるのだ」
「ええ、視線ですか? 今のところは何も感じませんが……」

 天祐は首を傾げ、いったん目を閉じて、指で印を結んだ。しばらく集中してから、肩の力を抜いて目を開ける。

「やはり、術らしきものはありませんよ。強いて言うなら、母屋の方角に強い霊力を感じとれます。恐らく、あれが白明鏡ではないかと」
「ああ、破邪の鏡があるのだったか?」

 紫曜は腕を組んでうなる。灰炎が部屋の確認に出て行ったのに気づいていた碧玉は、戻ってきた灰炎に問う。

「灰炎、どうだ」
「見て回りましたが、怪しい札が貼られているといったことはございませんでしたよ」

 灰炎の報告に、碧玉は頷いた。

「そうだな。そんなものがあれば、天祐が気づくだろう」
「はあ。あんまり落ち着かないようなら、私は町の宿に移動するよ。門を抜けてからなのだ、この違和感は」
「違和感といえば、紫曜から見た桃安の様子はどうなのだ」

 碧玉は紫曜の意見を聞いておきたかった。本当に性格が穏やかになる薬なんてものがあるのだろうか。

「ああ、会ってみると、賢そうな落ち着いた少年だったな。私に相談してきた黒家の遠縁から聞いていた昔の安殿とは、まったく違うぞ」
「それほど違うのですか?」

 天祐が興味を示し、わずかに身を乗り出す。紫曜は思い出す仕草をする。

「親戚によれば、反抗期にしては乱暴でひどかったそうだ。気に入らないことがあれば使用人を蹴る殴るするし、物を壊す。しまいには小さな動物を殺して、庭に埋めていたとか」
「……狩りではなく?」
「天祐殿は、庭に来るような栗鼠りすや小鳥を捕まえて殺すのを狩りと呼ぶか?」
「……いいえ」

 天祐はひくりと頬を引きつらせ、顔をしかめた。ひどい真似をするものだと、顔に書いてある。

「紫曜、それは良くない兆候だ。殺人鬼になる者は、まず動物を殺し始めるのだ。貴様、まさかそんな面倒事に我々を巻きこんだのか? この依頼、実は桃安の調査だとは言わないだろうな」

 碧玉がぎろりとにらむと、紫曜は両手をぶんぶんと振る。

「違う! 本当に、霊山への付き添いだけだ! 桃家に泊まることになったのだって、私が頼んだことではない。偶然だぞ。お前が安殿について質問したから、答えただけじゃないか」

 紫曜の慌てぶりを見て、碧玉は関係がないと判断した。

「今の安殿は、私の異能でも、好青年としか思えない。それほどすごい薬なのだろう。これは期待が持てるというものだ」

 紫曜はお気楽な答えでまとめ、じとりとした視線を向ける碧玉の肩を軽く叩く。

「そうにらむな! 気になるなら、安殿について噂を集めてこよう。まあ、お前が気にするのは分かるがな。お前も急に反抗期が落ち着いて、人が代わったようだなどと噂されていたから、仲間意識が芽生えたのだろう?」
「紫曜殿、聞き捨てなりません! 兄上の冷酷さにはきちんと理由があるのです。意味もなく小動物を殺すような惨い真似と同様に語らないでいただきたい!」

 バンッと几を叩いて立ち上がり、天祐は紫曜に抗議する。碧玉はため息をつき、天祐の椅子を示す。

「天祐、声が大きい。座りなさい」
「しかし!」
「座れ」
「……はい」

 天祐はあからさまにしょんぼりして、椅子に座った。黒歴史を掘り起こされた碧玉は、いらだちを露にする。紫曜にも釘を刺す。

「黒紫曜、余計なことを申すでない」
「いやでも、昔を思い出すって、周りでは噂になっていてだな」
「……紫曜?」
「はい、すみませんでした! やめてくれ、その怖い視線だけで凍死しそうだ!」

 紫曜は首をすくめ、あたふたと謝る。碧玉は茶を一口飲んで、気持ちを落ち着ける。

「……そんなに昔の私と似ているのか?」
「人が代わったような、のところだけだぞ」

 紫曜はごにょごにょと聞き取りずらい小声で答えた。碧玉は思案する。

(まさか桃安も、私と同じように、前世の記憶を思い出したとか?)

 ここに実例がいるのだから、ありえない話ではない。だが、碧玉は行動を変えただけで、本質は変わっていないことをよく知っている。

「では、桃安にも、いまだに惨い趣味があると?」
「いやそれはどうだろうな。優しく穏やかになったと言われているくらいだし……」
「ふん。どこが私の変化と似ているのだ? 私は昔も今も、冷酷なのは変わらぬ。なあ、天祐」

 碧玉が天祐に問うと、天祐は目を輝かせた。

「ええ、そうなのです! そこがまた格好良くて、惚れ惚れいたします」
「おいおい、天祐殿。肯定していいのか?」

 紫曜は恐る恐る口を挟むが、碧玉が平然としているので、思わずという調子で突っ込みを入れる。

「いや、お前もなんで怒らないんだ?」
「ただの事実だ。怒る道理もない。まあ、後半はよく分からぬが」

 紫曜は首を横に振る。

「お前って、変なところで度量が広いよなあ。まあでも確かに、お前の場合は、『性格が変わった』とはいえぬよな。白家の家臣が言うように、『反抗期が落ち着いた』がしっくりくる」
「紫曜、調べるならば、桃安の周りで小動物が不審死をしていないかを当たるとよいだろう。これで本当に性格が変わったのかが分かる」
「そうだな。薬を飲んで落ち着いたのが噂だけで、実際は恐ろしい面を隠しただけだったら、薬の効果への説得力に欠ける。よし、桃家に招かれたのも好機ととらえて、軽く調べてみよう」

 紫曜は茶と菓子を味わってから、自分の客堂に帰っていった。

「天祐、お前も噂を集めてこい。ここまで来て、薬の効果が嘘だったと言われては面倒だからな」
「ええ、そうですね。紫曜殿にああまで言われては、気になります」

 天祐は碧玉に叱られたから静かにしていただけで、過去の碧玉を当てこすられて怒っているようだ。妙にやる気を出している。

「……それとは別に、紫曜の異能が何かに反応しているのは気になるな」
「気にかけておきます」

 碧玉がこぼした懸念に、天祐は真面目な顔で返した。
しおりを挟む
感想 28

あなたにおすすめの小説

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新 Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新 プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放

大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。 嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。 だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。 嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。 混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。 琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う―― 「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」 知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。 耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。

なぜ処刑予定の悪役子息の俺が溺愛されている?

詩河とんぼ
BL
 前世では過労死し、バース性があるBLゲームに転生した俺は、なる方が珍しいバットエンド以外は全て処刑されるというの世界の悪役子息・カイラントになっていた。処刑されるのはもちろん嫌だし、知識を付けてそれなりのところで働くか婿入りできたらいいな……と思っていたのだが、攻略対象者で王太子のアルスタから猛アプローチを受ける。……どうしてこうなった?

希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう

水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」 辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。 ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。 「お前のその特異な力を、帝国のために使え」 強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。 しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。 運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。 偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!

【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました

  *  ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。 BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑) 本編完結しました! おまけのお話を時々更新しています。 きーちゃんと皆の動画をつくりました! もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。 インスタ @yuruyu0 絵もあがります Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら! 本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

婚約破棄で追放された悪役令息の俺、実はオメガだと隠していたら辺境で出会った無骨な傭兵が隣国の皇太子で運命の番でした

水凪しおん
BL
「今この時をもって、貴様との婚約を破棄する!」 公爵令息レオンは、王子アルベルトとその寵愛する聖女リリアによって、身に覚えのない罪で断罪され、全てを奪われた。 婚約、地位、家族からの愛――そして、痩せ衰えた最果ての辺境地へと追放される。 しかし、それは新たな人生の始まりだった。 前世の知識というチート能力を秘めたレオンは、絶望の地を希望の楽園へと変えていく。 そんな彼の前に現れたのは、ミステリアスな傭兵カイ。 共に困難を乗り越えるうち、二人の間には強い絆が芽生え始める。 だがレオンには、誰にも言えない秘密があった。 彼は、この世界で蔑まれる存在――「オメガ」なのだ。 一方、レオンを追放した王国は、彼の不在によって崩壊の一途を辿っていた。 これは、どん底から這い上がる悪役令息が、運命の番と出会い、真実の愛と幸福を手に入れるまでの物語。 痛快な逆転劇と、とろけるほど甘い溺愛が織りなす、異世界やり直しロマンス!

番に見つからない街で、子供を育てている

はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。 異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。 現世の記憶は失われているが、 この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。 街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、 ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。 だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。 再会は望まない。 今はただ、この子との生活を守りたい。 これは、番から逃げたオメガが、 選び直すまでの物語。 *不定期連載です。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。