姑が勝手に連れてきた第二夫人が身籠ったようですが、夫は恐らく……

泉花ゆき

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嘆いている愚痴の内容は主に、息子の嫁と折り合いが合わないだとか……
また、息子が結婚してしばらく経つのに孫の顔も見られない、だとか。そういった話ばかり。

「こっちは気が弱いから、そんなに嫁にも強く言えなくってさ……可愛い息子の子どもが見たいなんて普通の願いだと思うんだけど……」

「まぁ、それはお気の毒ですわぁ……そんなに怖い方がお嫁さんにいらしてるなんてぇ……」

連花リェンホアの嫁いでいった姉たちの中には、姑と反りが合わないと言っている人もいましたが……
その姉たちから聞く話よりは、凌夫人という姑の印象は、そんなに悪くないように見えてしまったのでした。

これは夫人が自分の印象を悪くしないように操作して話した結果なのですが、彼女にはもちろん伝わりません。
本人がこのようにばかり話しているのだから、もしかしたら薄らと違和感は覚えていたのかもしれませんが……言ってしまえば、連花リェンホアの目に映っていたのは、主には凌夫人の着ていた高価そうなドレスや華やかなアクセサリーだったのです。

夫人は、社交場の会場にてある人物を示しました。
そこには女性に囲まれている、一人の青年がいます。

「あれがウチの息子なんだけれどね……」

「あらぁ……とても素敵なお方ですのねぇ」

示された人物は年も若く、当然ながら身なりも上等で……線がやや細いようなきらいはありましたが、その容貌も整っているものでした。
連花リェンホアの胸の内には、彼が既婚者の筈なのに、独身の男性たちと同じように……女性へと囲まれていることへの違和感が生まれます。ですが……
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