「身分が違う」って言ったのはそっちでしょ?今さら泣いても遅いです

 「お前のような平民と、未来を共にできるわけがない」
 その言葉を最後に、彼は私を冷たく突き放した。

 ──王都の学園で、私は彼と出会った。
 彼の名はレオン・ハイゼル。王国の名門貴族家の嫡男であり、次期宰相候補とまで呼ばれる才子。
 貧しい出自ながら奨学生として入学した私・リリアは、最初こそ彼に軽んじられていた。けれど成績で彼を追い抜き、共に課題をこなすうちに、いつしか惹かれ合うようになったのだ。
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