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騎士の帰還
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子どもたちから一通りの話を聞き終えた段で、泣き疲れた様子のミアをエミールの寝室で寝かせることにした。アイクに添い寝役を任せると、彼はこの場に残っていたそうな素振りを見せたが、
「おまえもしばらくちゃんと眠れてないんだろう。寝てこい」
とファルケンに言われて渋々腰を上げた。
アイクのほっそりとした背を見送りながら、エミールはここ数日の彼の心労を思った。
子どもたちが居なくなると、部屋の空気が俄かに引き締まった。
アイクから聞いた話を頭の中で整理しながら、エミールは幼馴染に尋ねた。
「アダムは、なにがしたかったんだろう?」
「わからないか?」
質問に質問を返され、エミールはファルケンの隻眼を見つめた。
わからないふりを、していたい気持ちがあった。
アダムは同じ村で暮らした仲間で……兄のような存在でもあったから、嫌いになりたくなかった。
だけど、アイクにしようとしたことは到底ゆるすことができない。
「アダムは……アイクを売るつもりだったんだ?」
信じたくない、という思いから語尾が曖昧に上がった。
しかしファルケンはあっさりとエミールの言葉を肯定した。
「アイクを、じゃない。あいつはオメガを売るつもりだった」
エミールはひたいを押さえ、うつむいた。
アダムの発言やファルケンとのやりとりを耳にして、なんとなくは察していた。でも確かめるのが怖かった。
寝室の扉に視線を向ける。アイクは寝ているだろうか。寝ていてほしい。こんな話は、聞かせたくない。
エミールがそう思ったのが伝わったのか、ファルケンが声を潜めて、続けた。
「エル。ヴローム村は、オメガの売買で金を稼いでいた」
「…………」
「おまえもアダムに誘われていただろう。十八になったら、王都に連れて行ってやると」
「……うん」
頷きを返して、しばらく沈黙してからもう一度頷く。
そうだ。エミールは幾度かアダムに誘われた。
「因みに、俺は一度も奴から声をかけられていない。わかるか、エル?」
ファルケンが囁きの音で問うてくる。
エミールはうん、とまた頷いた。ファルケンがなにを言いたいか、わかっていた。
頷いた拍子に涙がぼろりと落ちた。苦しかった。
右の手首がずきりと痛む。
エミールを襲ったアダムからは、アルファの匂いがしていた。
アダムはアルファだった。だから孤児院でもオメガの匂いを嗅ぎ分けることができた。
分化前でも、オメガかもしれない人間はなんとなく察せられるのだと、ファルケンは言った。
「おまえはきっとオメガだと、俺は思っていた。アダムもだ。だから俺は、おまえがアダムと二人きりにならないよう気をつけていた」
それは知らなかった。アダムは、ファルケンが邪魔をした、と言っていた。エミールの知らないところで、二人は攻防を繰り返していたのか。
王都で仕事を斡旋してくれるというアダムの言葉は嘘だった。
エミールが手紙を書いても、誰からも返事がなかったはずだ。
王都に行ったのではなかった。みんな、売られていた。
アダムが王都の土産だと言ってくれたお菓子や小遣いは、オメガを売って稼いだものだったのか。
アダムだけではない。ファルケンは、「ヴローム村は」と言った。
オメガの売買は、村ぐるみの『商売』なのだ。
思い返してみれば、村は辺鄙な場所にあり、他の集落との交流もほとんどなく、売りになる名産品などもなかったが、なぜか貧困とは無縁だった。
お金はあった。あんな小さな村なのに。
孤児院だって、建物や衣類などは質素ではあったが貧しくはなかった。食べるものに困ったこともない。
大人たちはよく面倒を見てくれた。粗末な対応はされたことがなかった。
あれは……孤児院の子どもたちが金づるだったからか。
「ルーは、いつから知ってたの?」
「俺は、十歳でアルファに分化した」
「十歳……」
当時のエミールは七歳だ。あの頃、ファルケンはすでにアルファと成っていたのか。全然気づかなかった。
「そのときからバース性の匂いがわかるようになった。アダムがオメガの子どもを狙っていることもわかった。十二のとき、オメガを連れて王都へ行くと言ったアダムの後をつけたんだ」
アダムとオメガが乗った馬車が、王都とまったく違う方向へ進路を変えたことには、すぐ気づいたという。
最後までは追えなかったから、行先はわからず仕舞いだった。
村に戻ったファルケンは、村長の家やアダムの家をそれとなく探り、オメガが売買されていることを独力で突き止めた。
「教本があっただろ」
「え?」
「バース性の」
「うん」
オメガは底辺の存在だと記されていた、バース性の本。
クラウスが悪書だと評したその本が、孤児院で唯一の、アルファやオメガのことが書かれたものだった。
「あれは、子どもたちの思考を操るためのものだ」
「……うん」
エミールは力なく頷いた。
きっと、ファルケンの言う通りなのだろう。
あの本にはオメガがいかにどうしようもない存在か、いかに迷惑な存在かが列記されていたから、たとえば孤児院の中でオメガ性が顕現した者が居たとして、周りに素直に打ち明けられただろうか。
いや、オメガであることを隠そうとしたに違いない。
しかしいくら隠したところで、アダムにはわかる。アルファには、オメガの匂いがわかってしまう。
アダムはひとり悩む子どもをやさしく慰め、容易く丸め込んだことだろう。ときには抑制剤も与えたかもしれない。ヒートの苦しみから解放してくれる、魔法の薬を。
ファルケンは大人たちの行為をすべて知っていた。
十八になって売られてゆくオメガを幾人もエミールと一緒に見送った。なにも知らないふりで。なにも気づいていないふりで、見送った。
いま自分がひとり騒ぎ立てたところで、村ぐるみで行われているオメガの売買を止められないとわかっていたからだ。
けれど。
「エル。おまえがオメガに成ったときは、絶対に逃がしてやろうと思ってた」
ファルケンは数年がかりでずっと、そのための準備をしていたのだという。
エミールは泣きながら幼馴染に抱きついた。
ひと知れずずっと闘い続けていた幼いファルケンを思うと、胸がつぶれてしまいそうだ。
こらえきれずに嗚咽を漏らすと、ファルケンがやさしい仕草で背を撫でてくれる。
「知りませんよ」
隣からそんな声が飛んできた。スヴェンが茶器を片付けながら、肩を竦めている。
「黙ってろよ、影野郎」
ファルケンが隻眼を軽く細めて、じろりとスヴェンを睨んだ。
スヴェンの髪色は白金髪で、どちらかというまでもなく明るいのに、なぜ『影』なんだろう?
エミールはふと疑問を覚えたが、
「これで、村に騎士団が来た理由がわかっただろ?」
とファルケンに問われ、ハッとなった。
三年前のあのときから、不思議に思っていたことだ。
西の外れの村に、なぜ騎士団が来たのか、と。
「クラウス様は知ってたのか……」
あの村でオメガの売買が行われていたことを。
それならそうと言ってくれれば良かったのに。
でも、あのときはまだクラウスのことを信頼していなかったので、教えられたとしてもエミールは取り合わなかったに違いない。
そこまで考えて、エミールははたと気づいた。
「オシュトローク!」
今回、クラウスが任務で向かったオシュトローク帝国。彼はそこで『オメガ解放運動』を行ったとされている。
ヴローム村は国防壁を挟んでオシュトロークに隣接している。
オシュトロークと、ヴローム村と、オメガ。
この三つの重なりが偶然であるはずがなかった。
エミールはファルケンに詰め寄り、そのことを問いかけてみたが、
「俺が話せるのは村のことだけだ。クラウス様の任務の件は、あのひとに直接聞いてくれ」
とすげなく躱されてしまう。
ファルケンがなにも知らないとは思えずエミールは食い下がったが、隻眼の男はそれ以上はなにも語ってはくれなかった。
「じゃあクラウス様はいつ戻るんだよ」
エミールはムッとして唇を曲げながら自棄のように尋ねたが、誰も正確な日にちを答えられる者は居なかった。
エミールがクラウスの帰還を知らされたのは、それから六日後のことだった。
「おまえもしばらくちゃんと眠れてないんだろう。寝てこい」
とファルケンに言われて渋々腰を上げた。
アイクのほっそりとした背を見送りながら、エミールはここ数日の彼の心労を思った。
子どもたちが居なくなると、部屋の空気が俄かに引き締まった。
アイクから聞いた話を頭の中で整理しながら、エミールは幼馴染に尋ねた。
「アダムは、なにがしたかったんだろう?」
「わからないか?」
質問に質問を返され、エミールはファルケンの隻眼を見つめた。
わからないふりを、していたい気持ちがあった。
アダムは同じ村で暮らした仲間で……兄のような存在でもあったから、嫌いになりたくなかった。
だけど、アイクにしようとしたことは到底ゆるすことができない。
「アダムは……アイクを売るつもりだったんだ?」
信じたくない、という思いから語尾が曖昧に上がった。
しかしファルケンはあっさりとエミールの言葉を肯定した。
「アイクを、じゃない。あいつはオメガを売るつもりだった」
エミールはひたいを押さえ、うつむいた。
アダムの発言やファルケンとのやりとりを耳にして、なんとなくは察していた。でも確かめるのが怖かった。
寝室の扉に視線を向ける。アイクは寝ているだろうか。寝ていてほしい。こんな話は、聞かせたくない。
エミールがそう思ったのが伝わったのか、ファルケンが声を潜めて、続けた。
「エル。ヴローム村は、オメガの売買で金を稼いでいた」
「…………」
「おまえもアダムに誘われていただろう。十八になったら、王都に連れて行ってやると」
「……うん」
頷きを返して、しばらく沈黙してからもう一度頷く。
そうだ。エミールは幾度かアダムに誘われた。
「因みに、俺は一度も奴から声をかけられていない。わかるか、エル?」
ファルケンが囁きの音で問うてくる。
エミールはうん、とまた頷いた。ファルケンがなにを言いたいか、わかっていた。
頷いた拍子に涙がぼろりと落ちた。苦しかった。
右の手首がずきりと痛む。
エミールを襲ったアダムからは、アルファの匂いがしていた。
アダムはアルファだった。だから孤児院でもオメガの匂いを嗅ぎ分けることができた。
分化前でも、オメガかもしれない人間はなんとなく察せられるのだと、ファルケンは言った。
「おまえはきっとオメガだと、俺は思っていた。アダムもだ。だから俺は、おまえがアダムと二人きりにならないよう気をつけていた」
それは知らなかった。アダムは、ファルケンが邪魔をした、と言っていた。エミールの知らないところで、二人は攻防を繰り返していたのか。
王都で仕事を斡旋してくれるというアダムの言葉は嘘だった。
エミールが手紙を書いても、誰からも返事がなかったはずだ。
王都に行ったのではなかった。みんな、売られていた。
アダムが王都の土産だと言ってくれたお菓子や小遣いは、オメガを売って稼いだものだったのか。
アダムだけではない。ファルケンは、「ヴローム村は」と言った。
オメガの売買は、村ぐるみの『商売』なのだ。
思い返してみれば、村は辺鄙な場所にあり、他の集落との交流もほとんどなく、売りになる名産品などもなかったが、なぜか貧困とは無縁だった。
お金はあった。あんな小さな村なのに。
孤児院だって、建物や衣類などは質素ではあったが貧しくはなかった。食べるものに困ったこともない。
大人たちはよく面倒を見てくれた。粗末な対応はされたことがなかった。
あれは……孤児院の子どもたちが金づるだったからか。
「ルーは、いつから知ってたの?」
「俺は、十歳でアルファに分化した」
「十歳……」
当時のエミールは七歳だ。あの頃、ファルケンはすでにアルファと成っていたのか。全然気づかなかった。
「そのときからバース性の匂いがわかるようになった。アダムがオメガの子どもを狙っていることもわかった。十二のとき、オメガを連れて王都へ行くと言ったアダムの後をつけたんだ」
アダムとオメガが乗った馬車が、王都とまったく違う方向へ進路を変えたことには、すぐ気づいたという。
最後までは追えなかったから、行先はわからず仕舞いだった。
村に戻ったファルケンは、村長の家やアダムの家をそれとなく探り、オメガが売買されていることを独力で突き止めた。
「教本があっただろ」
「え?」
「バース性の」
「うん」
オメガは底辺の存在だと記されていた、バース性の本。
クラウスが悪書だと評したその本が、孤児院で唯一の、アルファやオメガのことが書かれたものだった。
「あれは、子どもたちの思考を操るためのものだ」
「……うん」
エミールは力なく頷いた。
きっと、ファルケンの言う通りなのだろう。
あの本にはオメガがいかにどうしようもない存在か、いかに迷惑な存在かが列記されていたから、たとえば孤児院の中でオメガ性が顕現した者が居たとして、周りに素直に打ち明けられただろうか。
いや、オメガであることを隠そうとしたに違いない。
しかしいくら隠したところで、アダムにはわかる。アルファには、オメガの匂いがわかってしまう。
アダムはひとり悩む子どもをやさしく慰め、容易く丸め込んだことだろう。ときには抑制剤も与えたかもしれない。ヒートの苦しみから解放してくれる、魔法の薬を。
ファルケンは大人たちの行為をすべて知っていた。
十八になって売られてゆくオメガを幾人もエミールと一緒に見送った。なにも知らないふりで。なにも気づいていないふりで、見送った。
いま自分がひとり騒ぎ立てたところで、村ぐるみで行われているオメガの売買を止められないとわかっていたからだ。
けれど。
「エル。おまえがオメガに成ったときは、絶対に逃がしてやろうと思ってた」
ファルケンは数年がかりでずっと、そのための準備をしていたのだという。
エミールは泣きながら幼馴染に抱きついた。
ひと知れずずっと闘い続けていた幼いファルケンを思うと、胸がつぶれてしまいそうだ。
こらえきれずに嗚咽を漏らすと、ファルケンがやさしい仕草で背を撫でてくれる。
「知りませんよ」
隣からそんな声が飛んできた。スヴェンが茶器を片付けながら、肩を竦めている。
「黙ってろよ、影野郎」
ファルケンが隻眼を軽く細めて、じろりとスヴェンを睨んだ。
スヴェンの髪色は白金髪で、どちらかというまでもなく明るいのに、なぜ『影』なんだろう?
エミールはふと疑問を覚えたが、
「これで、村に騎士団が来た理由がわかっただろ?」
とファルケンに問われ、ハッとなった。
三年前のあのときから、不思議に思っていたことだ。
西の外れの村に、なぜ騎士団が来たのか、と。
「クラウス様は知ってたのか……」
あの村でオメガの売買が行われていたことを。
それならそうと言ってくれれば良かったのに。
でも、あのときはまだクラウスのことを信頼していなかったので、教えられたとしてもエミールは取り合わなかったに違いない。
そこまで考えて、エミールははたと気づいた。
「オシュトローク!」
今回、クラウスが任務で向かったオシュトローク帝国。彼はそこで『オメガ解放運動』を行ったとされている。
ヴローム村は国防壁を挟んでオシュトロークに隣接している。
オシュトロークと、ヴローム村と、オメガ。
この三つの重なりが偶然であるはずがなかった。
エミールはファルケンに詰め寄り、そのことを問いかけてみたが、
「俺が話せるのは村のことだけだ。クラウス様の任務の件は、あのひとに直接聞いてくれ」
とすげなく躱されてしまう。
ファルケンがなにも知らないとは思えずエミールは食い下がったが、隻眼の男はそれ以上はなにも語ってはくれなかった。
「じゃあクラウス様はいつ戻るんだよ」
エミールはムッとして唇を曲げながら自棄のように尋ねたが、誰も正確な日にちを答えられる者は居なかった。
エミールがクラウスの帰還を知らされたのは、それから六日後のことだった。
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