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二人の王子
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エミールが二十歳を迎えることになったその年は、クラウスとマリウス、二人の王子にとって最も目まぐるしい一年だったに違いない。
王太子マリウスが二十七歳、第二王子クラウスは二十五歳であった。
年の初めにはまず、マリウスの妻アマーリエが待望の第一子を出産した。狼を引き継ぐ者と名付けられた御子の誕生に、国中が湧いた。
狼……。エミールは赤子の名を聞いたとき、しずかに息を呑んだ。
名付けたのはマリウスだという。敢えて『狼』の意味を潜ませたのか。それとも偶然なのか。
マリウスの思惑はどうあれ、革命派や穏健派の目には、人狼という二つ名を持つクラウスへの対立の表れとして映ったに違いない。
吉報で始まった新年であったが、次に待っていたのは疫病の蔓延だった。
王都近くの村が流行り病に侵されているという報告が上がり、国王シュラウドから任命を受けたマリウスの指揮で、医師団が速やかに派遣されることとなった。
村人の隔離には騎士団が当たった。
マリウス、クラウス、どちらの対応も迅速で的確であったと当該村の住民のみならず、諸外国からも称賛の声が届いた。
疫病がようやく落ち着いたかと思うと、夏には長雨が続き、あちこちでがけ崩れやら河川の氾濫などの被害が出た。
いち早く動いたのはクラウスだった。医師や薬師を織り交ぜた小隊をいくつも編成し、国中の村や町を回らせ、被害があれば住民と協力して復興を行った。
後から聞いた話だが、災害復興に騎士団を使うことに、革命派は反対したらしい。騎士は剣を振るってこそだ、崩れた道を補修するための人材ではない、として騎士団の派遣の是非で議会は荒れたという。
しかし、
「国の大事に揉めている場合ではない!」
という副団長クラウスの一喝と、騎士団長の、
「いざというときにこそ騎士は動かねばならぬ」
という信念の元、騎士団の動員は速やかに可決された。
クラウスを始めとした騎士たちが、甲冑ではなく機能性を重視した動きやすい救助服に身を包み、汗水たらして村々を回っていたのと時を同じくして、マリウスも貴族や議会を動かしていた。
長雨で農作物に重大な被害が出るだろうとの予測の上、国庫を開く準備をしていたのだ。
貴族らにも国民のために私財を投じるよう働きかけをし、これによってサーリーク王国は貴賤の別なく一丸となってこの危機を乗り越えることができた。
元々国民に慕われてきたミュラー王家だったが、今回の二人の王子の活躍でその人気を盤石のものとし、マリウスとクラウスの名は王都から遠く離れた小さな村にまで響き渡ったという。
王太子マリウスと、騎士団副団長クラウス。二人ともに次期国王として申し分なし、というのが王城内での評価だ。そこにマリウスに冠を与えたい穏健派と、クラウスを王座に据えたい革命派が水面下で火花を散らしている。
クラウスとマリウスは公務の傍ら、互いの派閥の動きも把握せねばならなかった。
革命派が特に重視しているのが、王立騎士団である。
クラウスを騎士団の長に据え、強き大国をよみがえらせる……つまり武力で他国を制圧する、というのが革命派の掲げる使命であるから、騎士団はその肝ともいえる。
しかしひと口に騎士団と言っても、全十三の部隊から成る騎士団は完全なる一枚岩ではなかった。
特に第十三部隊。これはいわゆる国王の近衛騎士らで編成された部隊だ。
第一から第十二までは騎士団長の管轄だが、第十三部隊だけは国王の直属となっている。
革命派がクラウスを王として擁立したいのも、この第十三部隊があるからだ。
クラウスが騎士団長となり、さらには国王となれば、騎士団の全兵力がクラウスの掌中に集うこととなる。クラウスの一存ですべての武力を動かせることになるのだ。
「国は強く在らねばならない。そのために私は騎士団長になる」
クラウスの言葉に、革命派の貴族らは奮い立った。ドナースマルクを筆頭に強き大国の復活を願う面々は、来るべきときのために準備を整えていった。
そしてついにこの年、クラウスの悲願を達成するための大きな出来事が起こった。
オシュトローク帝国がサーリークへと進軍してきたのだ。
長雨がもたらした災害の復興も粗方落ち着いてきた、冬の始めのことだった。
働き詰めだった騎士たちにも休暇が与えられ、クラウスも久々にまとまっと休みが取れたと言ってエミールとともに過ごしていたのだが、そこにオシュトロークが動き出したとの報せが入った。
クラウスは即座に動き、前線での指揮をとるべく側近のハルクらとともに出立していった。
例によってエミールには一通の手紙も来なかった。しかし前回のオメガ解放運動のときとは違い、現在のエミールはクラウスのつがいだ。正式にそう認められているため、戦線の様子は大まかではあったが大臣らから伝え聞くことができた。
オメガ解放以降、オシュトロークとの国境に位置する元ヴローム村は、騎士団の駐屯地となっており、クラウスたち本隊が到着するまで小隊は目覚ましい活躍を見せたという。
そしてクラウス率いる本隊はまさに破竹の勢いでオシュトロークの軍を退けた。到着からわずか三日で勝敗は決し、オシュトローク帝国は速やかに兵を引いた。ひと月後に開かれた会談ではオシュトローク帝王がサーリーク王国シュラウド国王に膝をついて謝罪をしたという。
クラウスの凱旋は華やかに行われ、英雄としてその名は広く轟ぐこととなった。
クラウスの帰還後さほどの間を置かずに開催された議会では、クラウスを騎士団長へと推す声が次から次に上がり、クラウス・ツヴァイテ・ミュラーはついに、二十六歳の誕生日を迎えるとともに歴代最年少で騎士団長の座に就くこととなったのである。
「いよいよだ」
と、クラウスが言った。
エミールは無言で頷いた。
騎士団長の任命式という晴れ舞台。彼がこの日に懸けてきた思いを、エミールは知っている。
騎士の正装をしたクラウスは眩しいほどに男らしく、うつくしかった。徽章や腕章の間を縫うように金の飾り緒が垂れ下がり、その下には繊細な刺繍が広がっている。黒字に黒色の刺繍なので派手さはなかったが、上品な華やかさがあった。
「その格好、似合いますね」
エミールがそう囁くと、狼のような端整な顔に微笑が広がった。
「おまえはどんな格好をしていても似合うがな。今日もきれいだ」
「……あなたって本当に……オレのことが好きですねぇ」
「おまえを愛してるからな」
言葉が足りないと部下にいつも叱られているくせに、エミールを口説くときは饒舌になるのだから、話し下手なのか上手いのかよくわからない。
エミールは苦笑を返して、クラウスの右胸の上におのれのてのひらを当てた。
「ラス。あなたを見てます」
「エル……」
「オレも、あなたを愛してる。あなたが王様になっても、ならなくても」
だから思うままに動けばいいと、てのひらに念を込めて、男の胸を押した。
「行ってらっしゃい、オレのアルファ」
エミールの言葉に、クラウスが蒼い瞳を冴え冴えと輝かせた。
「ああ、行ってくる。私のオメガ」
挨拶の最後にキスが降ってきた。唇でそれを受け止めて、エミールはクラウスと別れた。
クラウスはいまから大広間の式典会場へと向かう。
エミールは会場内の、参列席だ。
クラウスが副団長になった際はまだつがいではなかったから、エミールに与えられたのは末席だったが、今回は王家の一員として席を用意されている。
侍従の案内でまずは控室に行くと、そこにはすでにアマーリエの姿があった。彼女は腕に一歳となった我が子を抱いていた。
エミールはどう声をかけて良いかわからず、無言で頭を下げた。
「エドゥルフよ」
ツンと澄ました話し方で、アマーリエが言った。
「もちろん、存じ上げてます」
「エディと呼んでちょうだい」
エミールは思わずふきだしてしまった。アマーリエと初めて会ったとき、彼女はいまのような口調で「アマルと呼んでちょうだい」と言っていた。それを思い出したのだ。
エミールは笑いながら、小さな王子様へと再び頭を下げた。
「エミールと申します、エディ様。よろしくお願いしますね」
エミールの差し出した指先を、エドゥルフが不思議そうに握って、きゃらきゃらと笑った。
子どもをあやしながら、アマーリエが長い睫毛をふさりと動かし、エミールをひたと見つめて口を開いた。
「わたくしたちで見届けますわよ。二人の王子の、決断を」
エミールが二十歳を迎えることになったその年は、クラウスとマリウス、二人の王子にとって最も目まぐるしい一年だったに違いない。
王太子マリウスが二十七歳、第二王子クラウスは二十五歳であった。
年の初めにはまず、マリウスの妻アマーリエが待望の第一子を出産した。狼を引き継ぐ者と名付けられた御子の誕生に、国中が湧いた。
狼……。エミールは赤子の名を聞いたとき、しずかに息を呑んだ。
名付けたのはマリウスだという。敢えて『狼』の意味を潜ませたのか。それとも偶然なのか。
マリウスの思惑はどうあれ、革命派や穏健派の目には、人狼という二つ名を持つクラウスへの対立の表れとして映ったに違いない。
吉報で始まった新年であったが、次に待っていたのは疫病の蔓延だった。
王都近くの村が流行り病に侵されているという報告が上がり、国王シュラウドから任命を受けたマリウスの指揮で、医師団が速やかに派遣されることとなった。
村人の隔離には騎士団が当たった。
マリウス、クラウス、どちらの対応も迅速で的確であったと当該村の住民のみならず、諸外国からも称賛の声が届いた。
疫病がようやく落ち着いたかと思うと、夏には長雨が続き、あちこちでがけ崩れやら河川の氾濫などの被害が出た。
いち早く動いたのはクラウスだった。医師や薬師を織り交ぜた小隊をいくつも編成し、国中の村や町を回らせ、被害があれば住民と協力して復興を行った。
後から聞いた話だが、災害復興に騎士団を使うことに、革命派は反対したらしい。騎士は剣を振るってこそだ、崩れた道を補修するための人材ではない、として騎士団の派遣の是非で議会は荒れたという。
しかし、
「国の大事に揉めている場合ではない!」
という副団長クラウスの一喝と、騎士団長の、
「いざというときにこそ騎士は動かねばならぬ」
という信念の元、騎士団の動員は速やかに可決された。
クラウスを始めとした騎士たちが、甲冑ではなく機能性を重視した動きやすい救助服に身を包み、汗水たらして村々を回っていたのと時を同じくして、マリウスも貴族や議会を動かしていた。
長雨で農作物に重大な被害が出るだろうとの予測の上、国庫を開く準備をしていたのだ。
貴族らにも国民のために私財を投じるよう働きかけをし、これによってサーリーク王国は貴賤の別なく一丸となってこの危機を乗り越えることができた。
元々国民に慕われてきたミュラー王家だったが、今回の二人の王子の活躍でその人気を盤石のものとし、マリウスとクラウスの名は王都から遠く離れた小さな村にまで響き渡ったという。
王太子マリウスと、騎士団副団長クラウス。二人ともに次期国王として申し分なし、というのが王城内での評価だ。そこにマリウスに冠を与えたい穏健派と、クラウスを王座に据えたい革命派が水面下で火花を散らしている。
クラウスとマリウスは公務の傍ら、互いの派閥の動きも把握せねばならなかった。
革命派が特に重視しているのが、王立騎士団である。
クラウスを騎士団の長に据え、強き大国をよみがえらせる……つまり武力で他国を制圧する、というのが革命派の掲げる使命であるから、騎士団はその肝ともいえる。
しかしひと口に騎士団と言っても、全十三の部隊から成る騎士団は完全なる一枚岩ではなかった。
特に第十三部隊。これはいわゆる国王の近衛騎士らで編成された部隊だ。
第一から第十二までは騎士団長の管轄だが、第十三部隊だけは国王の直属となっている。
革命派がクラウスを王として擁立したいのも、この第十三部隊があるからだ。
クラウスが騎士団長となり、さらには国王となれば、騎士団の全兵力がクラウスの掌中に集うこととなる。クラウスの一存ですべての武力を動かせることになるのだ。
「国は強く在らねばならない。そのために私は騎士団長になる」
クラウスの言葉に、革命派の貴族らは奮い立った。ドナースマルクを筆頭に強き大国の復活を願う面々は、来るべきときのために準備を整えていった。
そしてついにこの年、クラウスの悲願を達成するための大きな出来事が起こった。
オシュトローク帝国がサーリークへと進軍してきたのだ。
長雨がもたらした災害の復興も粗方落ち着いてきた、冬の始めのことだった。
働き詰めだった騎士たちにも休暇が与えられ、クラウスも久々にまとまっと休みが取れたと言ってエミールとともに過ごしていたのだが、そこにオシュトロークが動き出したとの報せが入った。
クラウスは即座に動き、前線での指揮をとるべく側近のハルクらとともに出立していった。
例によってエミールには一通の手紙も来なかった。しかし前回のオメガ解放運動のときとは違い、現在のエミールはクラウスのつがいだ。正式にそう認められているため、戦線の様子は大まかではあったが大臣らから伝え聞くことができた。
オメガ解放以降、オシュトロークとの国境に位置する元ヴローム村は、騎士団の駐屯地となっており、クラウスたち本隊が到着するまで小隊は目覚ましい活躍を見せたという。
そしてクラウス率いる本隊はまさに破竹の勢いでオシュトロークの軍を退けた。到着からわずか三日で勝敗は決し、オシュトローク帝国は速やかに兵を引いた。ひと月後に開かれた会談ではオシュトローク帝王がサーリーク王国シュラウド国王に膝をついて謝罪をしたという。
クラウスの凱旋は華やかに行われ、英雄としてその名は広く轟ぐこととなった。
クラウスの帰還後さほどの間を置かずに開催された議会では、クラウスを騎士団長へと推す声が次から次に上がり、クラウス・ツヴァイテ・ミュラーはついに、二十六歳の誕生日を迎えるとともに歴代最年少で騎士団長の座に就くこととなったのである。
「いよいよだ」
と、クラウスが言った。
エミールは無言で頷いた。
騎士団長の任命式という晴れ舞台。彼がこの日に懸けてきた思いを、エミールは知っている。
騎士の正装をしたクラウスは眩しいほどに男らしく、うつくしかった。徽章や腕章の間を縫うように金の飾り緒が垂れ下がり、その下には繊細な刺繍が広がっている。黒字に黒色の刺繍なので派手さはなかったが、上品な華やかさがあった。
「その格好、似合いますね」
エミールがそう囁くと、狼のような端整な顔に微笑が広がった。
「おまえはどんな格好をしていても似合うがな。今日もきれいだ」
「……あなたって本当に……オレのことが好きですねぇ」
「おまえを愛してるからな」
言葉が足りないと部下にいつも叱られているくせに、エミールを口説くときは饒舌になるのだから、話し下手なのか上手いのかよくわからない。
エミールは苦笑を返して、クラウスの右胸の上におのれのてのひらを当てた。
「ラス。あなたを見てます」
「エル……」
「オレも、あなたを愛してる。あなたが王様になっても、ならなくても」
だから思うままに動けばいいと、てのひらに念を込めて、男の胸を押した。
「行ってらっしゃい、オレのアルファ」
エミールの言葉に、クラウスが蒼い瞳を冴え冴えと輝かせた。
「ああ、行ってくる。私のオメガ」
挨拶の最後にキスが降ってきた。唇でそれを受け止めて、エミールはクラウスと別れた。
クラウスはいまから大広間の式典会場へと向かう。
エミールは会場内の、参列席だ。
クラウスが副団長になった際はまだつがいではなかったから、エミールに与えられたのは末席だったが、今回は王家の一員として席を用意されている。
侍従の案内でまずは控室に行くと、そこにはすでにアマーリエの姿があった。彼女は腕に一歳となった我が子を抱いていた。
エミールはどう声をかけて良いかわからず、無言で頭を下げた。
「エドゥルフよ」
ツンと澄ました話し方で、アマーリエが言った。
「もちろん、存じ上げてます」
「エディと呼んでちょうだい」
エミールは思わずふきだしてしまった。アマーリエと初めて会ったとき、彼女はいまのような口調で「アマルと呼んでちょうだい」と言っていた。それを思い出したのだ。
エミールは笑いながら、小さな王子様へと再び頭を下げた。
「エミールと申します、エディ様。よろしくお願いしますね」
エミールの差し出した指先を、エドゥルフが不思議そうに握って、きゃらきゃらと笑った。
子どもをあやしながら、アマーリエが長い睫毛をふさりと動かし、エミールをひたと見つめて口を開いた。
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