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狼と名もなき墓標
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いまから約二年前に起こった、王太子暗殺未遂事件。その首謀者であるドナースマルクは、王太子マリウスを廃した後クラウスを王座に据え、サーリーク王国を、武力によって他国を制圧していたかつての強国の姿に戻そうと謀略を巡らせていた。
彼は自身の大望を実現させるため、同志を着実に増やし、革命派と呼ばれる勢力を作り上げた。
ドナースマルク自身はあまり表に出ずに、裏から革命派の動きを操り、同時にオシュトローク帝国をもおのれの手駒のひとつとした。元ヴローム村で行われていたオメガ売買はまだ記憶に新しい。
「皆も知っての通り、ドナースマルクは私の就任式で捕縛された」
あの場でドナースマルクがマリウスの暗殺を企てていたことを告発したのは、マリウス本人であった。
追い詰められたドナースマルクは、王太子妃アマーリエ及びその息子エドゥルフに短剣を向け、それが決め手となって投獄された。
ドナースマルクが拘留されたのは、北の塔の地下牢だった。彼はそこで暗殺未遂にまつわる諸々の聴取を受けることとなる。
「ドナースマルクの尋問に当たったのは、議会の代表である議長、革命派で使われていた暗号や密書などを詳らかにするため尚書長官、他にも外交長官や刑部長官など、国の中枢を担う者たちでした」
強き大国よ再び。それを旗幟に革命派をまとめ上げたドナースマルク。その足跡は大きかった。オシュトローク帝国をも巻き込み、王家の人間をも利用しようとした男である。単なる犯罪者とはわけが違う。
そのため取り調べには然るべき地位の者が充てられ、情報を余すことなく聴取するため、議長らは長期間に及び幾度もドナースマルクと接触し、尋問を重ねた。
「ところで、ドナースマルクはいかにして議会内で革命派を興し、いかにしてオシュトローク帝国を動かしたのか」
クラウスは鋭い眼差しで議長らを射た。
「彼の最も強力な武器となったのは、『言葉』である」
クラウスのセリフを受け、マリウスが唸った。
そうだ。この場の全員が知っていた。ドナースマルクは弁舌に長けている、と。
議長が頭を抱えて項垂れた。他の貴族らも同じく打ちひしがれたようにうつむいていた。クラウスは彼らへ向けて、冷えた声を放った。
「貴公らは聴取の際にドナースマルクと繰り返し言葉を交わした。そのときにあの男によって、毒を植え付けられたのだ。貴公らも気づかぬうちに」
クラウスの告発を、議長たちは沈黙することで肯定した。
「此度の一連の騒動は、ドナースマルクの亡霊による、王家及び我が国への復讐だ」
クラウスの重い述懐が、部屋にしんと落ちた。
就任式にて捕縛され牢に繋がれたドナースマルクは、いつ芽吹くともわからない、芽吹くかどうかすらわからない毒の種を、おのれの聴取に当たった者たちに植え付けていったのだ。
ドナースマルクは言葉巧みにそれを行った。しかし誰にも気づかれなかった。それは当然である。ドナースマルクはただ、穏健派からの尋問に答えただけなのだから。
議長らは彼の計画の内容を詳しく調べ上げていた。誰とどのように接触し、どんな会話を交わしたのか。王太子の暗殺はどのように行われようとしていたのか。
ドナースマルクは始めは黙秘を貫いていたが、もはやなにを言ってもおのれの罪状からは逃れらないと悟り、投獄後三月もすると徐々に計画の全容を語り始めた。
彼は果たされなかった王太子暗殺について、これがもしも現実のものとなっていたならば、近い将来クラウスが王冠を戴き、騎士団の地位も格段に上がっていただろうと無念を滲ませた。
そしてこうもささやいた。
口惜しく思っているのは私だけではないだろう、と。
たとえば、クラウスの配偶者などはどうだろうか。
ドナースマルクは自白に紛れて、そんな憶測を聞かせた。
議長らは最初、彼の世迷言にまったく取り合わなかった。
しかしドナースマルクは口が上手い。相手の懐に言葉の棘を埋め込むことなど、彼にとっては児戯に等しかった。
ドナースマルクはさりげなく、折に触れてエミールの名を持ち出した。
革命派がクラウスを玉座に押し上げようとしていたことは、エミールも既知のことだ。
第二王子の伴侶は一度も想像しなかっただろうか。国の頂に立つクラウスの姿を。そしてその横に並ぶ自身の姿を。
穏健派の面々はそれを笑い飛ばした。クラウスがいかにマリウスを尊敬しているか。それを彼らは良く知っていた。
ドナースマルクはその答えを聞き、憂うような目をした。
ですが、クラウス殿下に御子が生まれたなら、どうでしょう?
彼は独り言ちるように、そうつぶやいたという。
尋問に当たっていた議長たちは顔を見合わせた。
エミールに子が生まれたなら、どうなるか。
我が子をより上の地位につけたい。親ならばそう思ってもおかしくない。
なぜなら、エミールは見ているからだ。もう一歩で玉座に就くことができた、伴侶の姿を。
ドナースマルクの仮定の話は、議長たちの胸に疑心暗鬼の種を撒いた。
そう。この時点ではエミールはまだ懐妊していなかった。これらはすべてドナースマルクが勝手に話した仮定の話だった。
その後もドナースマルクは度々この話題を持ち出した。私が穏健派に属していたならば、後々の火種になる存在は看過しません。そんなことも口にした。
ではドナースマルクが穏健派に属していたならば、どのように対処するというのか。それもまた、ドナースマルク自身の口で語られた。
騎士団の指揮系統を国王に譲ったクラウスの忠誠は、もはや疑いようがない。争いの火種となるのは飽くまで伴侶であるエミール、そしてその胎の中の子だ。
身籠った子がもしも男児であったなら、マリウスは再びそのいのちを狙われるに違いない。ドナースマルクが暗殺を企てたように。クラウスの子どもを王にしようとする新たな革命派も出てくるかもしれない。
ドナースマルクならば、まずはクラウスとエミールを引き離し、エミールの身柄を押さえる。
その後は胎の子を処分する。
王家の中で余計な争いは起こさせない。国の平和をまもるには、まず、王家が一枚岩でなければならない。
ドナースマルクが穏健派であったなら、後世でどのような誹りを受けようとも、平和のためにそうするだろう。
彼の弁舌は確実に穏健派の中枢に根を張った。
誰もが互いに言葉にしては意見を交わさなかった。ドナースマルクの与太話など信じていない。そんな態度を貫いていた。しかし、知らぬうちに飲まされていた毒が消え去ることはなかった。
やがてドナースマルクの処刑が決まった。
実に二年の幽閉生活の後、ドナースマルクは断首刑となった。
首を切られる前に彼はひと声叫んだ。
「同胞よ忘れるな! 諸君らの平穏とは風の前の灯に等しいものであるということを!」
すこしの風が吹けばすぐに脆く消えてしまう。そんな危うさの上に成り立っているのがいまのサーリーク王国である、と。
ドナースマルクの最期の言葉を耳にした穏健派の胸中では、彼の巻いた毒がじわりと漏れた。
しかしその毒は放っておけば消えたものなのかもしれない。
エミールの懐妊さえなければ。
第二王子のつがいの懐妊が正式に公表されたのは、ドナースマルクの処刑後わずか二週間後のことであった。
彼は自身の大望を実現させるため、同志を着実に増やし、革命派と呼ばれる勢力を作り上げた。
ドナースマルク自身はあまり表に出ずに、裏から革命派の動きを操り、同時にオシュトローク帝国をもおのれの手駒のひとつとした。元ヴローム村で行われていたオメガ売買はまだ記憶に新しい。
「皆も知っての通り、ドナースマルクは私の就任式で捕縛された」
あの場でドナースマルクがマリウスの暗殺を企てていたことを告発したのは、マリウス本人であった。
追い詰められたドナースマルクは、王太子妃アマーリエ及びその息子エドゥルフに短剣を向け、それが決め手となって投獄された。
ドナースマルクが拘留されたのは、北の塔の地下牢だった。彼はそこで暗殺未遂にまつわる諸々の聴取を受けることとなる。
「ドナースマルクの尋問に当たったのは、議会の代表である議長、革命派で使われていた暗号や密書などを詳らかにするため尚書長官、他にも外交長官や刑部長官など、国の中枢を担う者たちでした」
強き大国よ再び。それを旗幟に革命派をまとめ上げたドナースマルク。その足跡は大きかった。オシュトローク帝国をも巻き込み、王家の人間をも利用しようとした男である。単なる犯罪者とはわけが違う。
そのため取り調べには然るべき地位の者が充てられ、情報を余すことなく聴取するため、議長らは長期間に及び幾度もドナースマルクと接触し、尋問を重ねた。
「ところで、ドナースマルクはいかにして議会内で革命派を興し、いかにしてオシュトローク帝国を動かしたのか」
クラウスは鋭い眼差しで議長らを射た。
「彼の最も強力な武器となったのは、『言葉』である」
クラウスのセリフを受け、マリウスが唸った。
そうだ。この場の全員が知っていた。ドナースマルクは弁舌に長けている、と。
議長が頭を抱えて項垂れた。他の貴族らも同じく打ちひしがれたようにうつむいていた。クラウスは彼らへ向けて、冷えた声を放った。
「貴公らは聴取の際にドナースマルクと繰り返し言葉を交わした。そのときにあの男によって、毒を植え付けられたのだ。貴公らも気づかぬうちに」
クラウスの告発を、議長たちは沈黙することで肯定した。
「此度の一連の騒動は、ドナースマルクの亡霊による、王家及び我が国への復讐だ」
クラウスの重い述懐が、部屋にしんと落ちた。
就任式にて捕縛され牢に繋がれたドナースマルクは、いつ芽吹くともわからない、芽吹くかどうかすらわからない毒の種を、おのれの聴取に当たった者たちに植え付けていったのだ。
ドナースマルクは言葉巧みにそれを行った。しかし誰にも気づかれなかった。それは当然である。ドナースマルクはただ、穏健派からの尋問に答えただけなのだから。
議長らは彼の計画の内容を詳しく調べ上げていた。誰とどのように接触し、どんな会話を交わしたのか。王太子の暗殺はどのように行われようとしていたのか。
ドナースマルクは始めは黙秘を貫いていたが、もはやなにを言ってもおのれの罪状からは逃れらないと悟り、投獄後三月もすると徐々に計画の全容を語り始めた。
彼は果たされなかった王太子暗殺について、これがもしも現実のものとなっていたならば、近い将来クラウスが王冠を戴き、騎士団の地位も格段に上がっていただろうと無念を滲ませた。
そしてこうもささやいた。
口惜しく思っているのは私だけではないだろう、と。
たとえば、クラウスの配偶者などはどうだろうか。
ドナースマルクは自白に紛れて、そんな憶測を聞かせた。
議長らは最初、彼の世迷言にまったく取り合わなかった。
しかしドナースマルクは口が上手い。相手の懐に言葉の棘を埋め込むことなど、彼にとっては児戯に等しかった。
ドナースマルクはさりげなく、折に触れてエミールの名を持ち出した。
革命派がクラウスを玉座に押し上げようとしていたことは、エミールも既知のことだ。
第二王子の伴侶は一度も想像しなかっただろうか。国の頂に立つクラウスの姿を。そしてその横に並ぶ自身の姿を。
穏健派の面々はそれを笑い飛ばした。クラウスがいかにマリウスを尊敬しているか。それを彼らは良く知っていた。
ドナースマルクはその答えを聞き、憂うような目をした。
ですが、クラウス殿下に御子が生まれたなら、どうでしょう?
彼は独り言ちるように、そうつぶやいたという。
尋問に当たっていた議長たちは顔を見合わせた。
エミールに子が生まれたなら、どうなるか。
我が子をより上の地位につけたい。親ならばそう思ってもおかしくない。
なぜなら、エミールは見ているからだ。もう一歩で玉座に就くことができた、伴侶の姿を。
ドナースマルクの仮定の話は、議長たちの胸に疑心暗鬼の種を撒いた。
そう。この時点ではエミールはまだ懐妊していなかった。これらはすべてドナースマルクが勝手に話した仮定の話だった。
その後もドナースマルクは度々この話題を持ち出した。私が穏健派に属していたならば、後々の火種になる存在は看過しません。そんなことも口にした。
ではドナースマルクが穏健派に属していたならば、どのように対処するというのか。それもまた、ドナースマルク自身の口で語られた。
騎士団の指揮系統を国王に譲ったクラウスの忠誠は、もはや疑いようがない。争いの火種となるのは飽くまで伴侶であるエミール、そしてその胎の中の子だ。
身籠った子がもしも男児であったなら、マリウスは再びそのいのちを狙われるに違いない。ドナースマルクが暗殺を企てたように。クラウスの子どもを王にしようとする新たな革命派も出てくるかもしれない。
ドナースマルクならば、まずはクラウスとエミールを引き離し、エミールの身柄を押さえる。
その後は胎の子を処分する。
王家の中で余計な争いは起こさせない。国の平和をまもるには、まず、王家が一枚岩でなければならない。
ドナースマルクが穏健派であったなら、後世でどのような誹りを受けようとも、平和のためにそうするだろう。
彼の弁舌は確実に穏健派の中枢に根を張った。
誰もが互いに言葉にしては意見を交わさなかった。ドナースマルクの与太話など信じていない。そんな態度を貫いていた。しかし、知らぬうちに飲まされていた毒が消え去ることはなかった。
やがてドナースマルクの処刑が決まった。
実に二年の幽閉生活の後、ドナースマルクは断首刑となった。
首を切られる前に彼はひと声叫んだ。
「同胞よ忘れるな! 諸君らの平穏とは風の前の灯に等しいものであるということを!」
すこしの風が吹けばすぐに脆く消えてしまう。そんな危うさの上に成り立っているのがいまのサーリーク王国である、と。
ドナースマルクの最期の言葉を耳にした穏健派の胸中では、彼の巻いた毒がじわりと漏れた。
しかしその毒は放っておけば消えたものなのかもしれない。
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